kuniyoshi

書きたい事をちまちま書いてる。最近Twitterの垢作りました。

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最近の記事

週末に大型の台風がやってくる。休日の活動を阻害する台風ほど許しがたいものはないし、平日の出勤の邪魔をする台風もまた許しがたい。けれども、暴風が窓を叩く音に非日常の興奮を覚える自分がいる。生活に悪影響が出るのは勘弁だが、もしそうでないなら、あんな悪天候もたまには悪くないと思える。

    • 時の経過の速さに戦慄する9月の夜

      なんという事だろう、気付いたらもう9月ではないか。「大人になると時間が経つのが早くなる」と子供の頃に大人たちからよく聞いてはいたが、本当にここまで早いとは思わなかった。ぼんやりしていたらあっという間に年を越してしまいそうな勢いだ。「今年のガキ使は何がテーマなのかな」などと、悠長な事言っている場合ではない。 「とりあえず何か書かないと」と、焦りと共にnoteを開いてみる。するとどうだろうか、ホームの右側にある「募集中のお題企画」の欄に「#noteの続け方」なんて名前が載ってい

      • 【映画感想】「東京喰種S」と美味しい命

        ※ネタバレありです。 人間に限らず、生物は別の生命を食べないと生きていけない。「肉を食べるなんて動物が可哀想だ」なんて叫ぶ人もたまにいるが、それは人間が生態系の頂点にいるから出せる理屈だ。他者に喰われる心配をしなくて済むから、捕食対象に情を向けられる位の余裕ができているのだ。 以前「天気の子」を観ると言ったが、色々あって「東京喰種S」を観る事になった。人気漫画の実写版の続編で、主人公であるカネキを狙う敵との戦いを描いたものだ。続編だけあって設定の説明は最小限に留められてい

        • 辛いならTwitterから逃げろ

          あまりに痛ましい放火事件が発生した。たった一人の凶行で未来ある33人もの人命が喪われた事実に、胸を裂くような悲しみに襲われた人はあまりにも多い。僕自身、怒りや嘆きが混ぜこぜになったヘドロのような感情が湧き出てくるのを感じる。 だからこそ、今は可能な限りSNS、とりわけTwitterに触れるべきではないのだろう。不特定多数とつながる事が出来るのがSNSの利点だが、今現在はこの特色がデメリットになってしまっている。この事件に悲しむ人があの場にいたら、きっと際限なくストレスを抱え

        週末に大型の台風がやってくる。休日の活動を阻害する台風ほど許しがたいものはないし、平日の出勤の邪魔をする台風もまた許しがたい。けれども、暴風が窓を叩く音に非日常の興奮を覚える自分がいる。生活に悪影響が出るのは勘弁だが、もしそうでないなら、あんな悪天候もたまには悪くないと思える。

          政治ネタという「暗黒次元」に触れたいと思えない

          人気漫画「BLEACH」に「憧れは理解から最も遠い感情だよ」という台詞がある。最初読んだ時はシチュエーションも相まって「なんて残酷な事を言うんだ」と憤ったものだが、つい最近になって身を以て実感する事になるとは思わなかった。 かの人気漫画「遊☆戯☆王」の作者、高橋和希先生のInstagramが数日前に炎上した。彼は「選挙に行こう」という趣旨のイラストを投稿したのだが、そのイラストでは「遊☆戯☆王」のキャラクターが社会への不満を口にしているのである。 参考:『遊戯王』作者、“

          政治ネタという「暗黒次元」に触れたいと思えない

          【映画感想】「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」は何故生まれたのか

          ※ネタバレありです。必要ないかもしれませんが、念のため。 子どもの頃に読んだポケモンの攻略本に、「最強のパーティーはミュウツー6体だ!」なんて記事があった。あまりにご無体だと思うのと同時に、ミュウツーが当時どれほど強大な存在だったかを子どもながらに理解したものだ。だからあの頃はミュウツーが一番強いと思っていたし、「スマブラDX」でもミュウツーを使っていた。戦績は芳しくなかったが。 そんなわけで、金曜日に公開された「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」を観た。1998年に

          【映画感想】「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」は何故生まれたのか

          【映画感想】「アメリカン・スナイパー」は本当に番犬だったのか

          ※ネタバレありです。 テレビでよく名前を聞いたりする有名人が死去すると、「あの人も死んでしまうんだな」と若干不謹慎な感想を抱く時がある。数万人もの一般人に愛されるあの人も、病や事故で普通に死んでしまうものなのか、と。 「アメリカン・スナイパー」という映画を観た。「クリス・カイル」という実在した狙撃手の半生を描いた自伝的映画である。イラク戦争で百名以上もの敵兵を狙撃した事で知られる、伝説的スナイパーだ。 その戦績を見ればわかる通り、クリスの射撃の腕は天才的だった。それを目

          【映画感想】「アメリカン・スナイパー」は本当に番犬だったのか

          旅路で大人は童に還る

          大人になると、物事をありのままに受け入れるのが難しくなる。見栄や体裁、世間の評判といった不純物が瞳を濁らせるせいで、どうしても世界が歪んで見えてしまう。 「子どもの頃に戻りたい」。そう呟く大人がいるのは、きっとその時代が一番澄んでいたからだ。蝉の鳴き声を煩わしく思わず、雪で止まる電車に苛立つ事もない。何も知らなかったからこそ、この世界が太陽を浴びた川面の様に煌めいていたのだろう。 旅行とは、未知なる場所へ向かう事だ。旅行先にいる限り、自分は何も知らないままでいられる。大人

          旅路で大人は童に還る

          変わる事の難しさ

          Amazon Prime Videoで「トレインスポッティング」を観た。1996年に公開された映画で、麻薬中毒の青年達の爛れた日常を描いたものだ。 勿論、日常と言っても、アニメの一大ジャンルにもなっている所謂「日常系」の和やかな雰囲気とは正反対だ。主人公は麻薬の幻覚症状で汚物塗れの便器に顔を突っ込むし、彼の仲間の一人は交際相手のベッドで脱糞したりする。麻薬に手を出してない仲間もいるが、そいつは火薬庫を擬人化した様な危険人物だ。 そんな汚れ切った生活から脱却しようと主人公が

          変わる事の難しさ

          優柔不断に効く薬が欲しい

          自他共に認める臆病かつ優柔不断な性格で、つい先ほどでさえ「はてなブログかnoteのどちらを使おうか」なんて事で迷い続けていた。そんなものだから、親からはよく「お前は行動が遅い」と何度も咎められていたものだ。 本当にこれで大丈夫か、悔いはない選択なのか。そんな事ばかり頭に過るせいであれこれ思い悩んでしまい、そのせいで行動までに時間がかかる。酷い時だと、商品を買うべきかどうかで小一時間は店の中でうろうろする事さえあった。 些細な事で悩みに悩んで、最終的に面倒になって決断を後回

          優柔不断に効く薬が欲しい