とある女子大生のぼやき

結婚は好きな人とするものらしい。そして、女は、その好きな人の親からの理不尽なら受け入れなきゃいけないらしい。

やばいね。

父方の祖母からモラハラを受けまくっていた母いわくこうである。
「ある程度旦那を立てなきゃね。もし家で二人で子供のオムツ交互に変えてたとしても、旦那の実家に行ったら旦那にやらせるなんてとんでもない。うまく旦那を立てなきゃ」

流石に意味わからんくて吹いた。子供って一人ではできないし、父であろうと母であろうと等しく親。産み落とした責任がある。なのになんで義実家で母は父にオムツ替えさせてはいけないのだろう?(ちなみに、父は義実家でダラダラしててもいいらしい)

なんでそんなことする必要あるの?夫を扱き使えとは言わないけど、実家だろうと自宅だろうとオムツ替えくらい気づいた人がやればいいのに、と言ったらそれじゃ息子を産んだ姑さんが黙ってないわよ、上手くやれないわと母に言われた。経験から語られているので説得力があるが姑からのモラハラで精神的に不安定な母を見ていると絶対に上手くやりたくなどない。

そんな理不尽に耐えなくてはいけないのに、DVなんかされて離婚したら一発シングルマザー、養育費もろくに貰えず底辺に落ちる。もちろん専門職などで自分に稼ぎがあれば別だとしても、稼ぎがあっても一人で子供を育てるのは死ぬ。確実に。

それで、法律の専門家である父は「民法は完璧」とか仰ってる。子供の親権が実質的に片親の負担になって、多くの場合母親がろくに養育費貰えずしんどい思いして何人も死んでても民法は完璧?すごいなあ。

そりゃ子供産みたくなくなるわ、結婚だってリスクが高すぎる。もちろん子供は欲しいけど…って言ったら、貧乏人同士がくっついて子供産んで別れるから問題、お互い富裕層なら問題ないでしょ、と諭された。その通りである、皮肉なことに。貧しければ子供を産んではいけない時代なのだ。

それにしてもこんなリスクだらけの育児なんてしたくないはずである。少子化が進むのも頷ける。それなのに「子供を産んだ母は強い」とか「まだ産んでないのか」とかいうおっさんが世の中には大勢いて、死にたくなる。

少子化対策なんてただの美辞麗句で、人口を増やすために外人労働者を雇用しているのが現実だ。長い目で見ればグローバリズムの流れは止められないし移民を受け入れることにも賛成だ。でも、現実として、過渡期にある現代日本では、日本人の母親は減っている。産みたい気持ちがあっても産んだってなんのメリットもない、むしろ苦しむだけだから。日本人の子供はごく一部の富裕層の日本人からしか生まれない。貧困層の日本人は子供を産めなくて死にたえる。その頃にはきっと移民がたくさん入ってきて日本の人口を増やしてくれることだろう。

子供を産みたい気持ちはかわらない。愛し合う人といつか子供を共に育てたい。でもそのためにプライドを粉々にされて舅姑に媚びなくてはならないのは絶対に嫌だ。義実家と戦うことになったらきっと疲弊するだろう。疲弊も度がすぎると離婚しか手段がなくなるかもしれない。もちろん離婚せず義実家とも仲良くうまく暮らすのが理想だけど、そんなのは青写真に過ぎないから。最悪の事態は簡単に想像できる。


離婚したら、少なくとも金銭面では子供困らせないように仕事もバリバリこなそう。そのためには資格を取らないと。キャリアが子育てで一旦途絶えてしまうから、資格がないと雇ってもらえない。誰からも文句の言われない金持ちにならなくては。子供を育てるために富裕層を目指そう、多くの母親の死体を踏み越えて。

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