プログラマになった理由【中学~高校まで】

僕はもともとコンピュータに縁の深い家庭で過ごしていたらしい。母方の祖父は保険業界で計算機を初めて導入した人らしく、父方の祖父も電子工学などに造形が深く、晩年まで数学をしていた。

コンピュータは父親の影響で触り始めた。父親は当時珍しいPCゲームのソフト(まだフロッピーディスク)を持っていたので、よくPCゲームで遊んでいた。友達にもコンピュータ好きの父親がいて5インチフロッピーのゲームを遊ばせてくれた。その父親はめっちゃ真空管持っていた。

僕はゲームをするためにコンピュータを使った。イースIII、A列車、シムシティ、三国志などの鉄板ゲームから、プリンセスメーカーまで置いてあった。ブートしてからディレクトリを移動すればパチンコや上海なども遊べた。

非常にもったいないことに小学生の頃はまだ開発したいとは思わなかった。2002年頃になればノートパソコンの性能も上がり、パソコン通信が流行り始めた。よく祖父の家まで行ってロードモナークのMODを作って遊んだり、ワードで小説を書いたりしていた。

インターネットをブラブラしていると、たとえキッズgooであったとしてもアングラサイトにたどり着くことがある。セキュリティアカデメイアというサイトだった。当時、アングラな情報を山ほど掲載していた。

僕はセキュリティアカデメイアの管理人、IPUSIRONさんに憧れを持った。ちょうどFLASHブームも来ていたので西村博之も非常に尊敬する人の一人になった。ホリエモンも当時はかっこいいと思った。

パソコンに詳しい人、すなわちハッカーになるにはどうすればいいのか。2ちゃんねるはあまり親切でないのでいきなりC言語を勧められ、中学2年の冬にC言語を始めた。

最初に購入したのは結城浩のC言語プログラミングレッスン入門編だった記憶がある。数学ガールの人だ。もっと硬派な感じの書籍だった気がする。間違いだらけで大変だった。LSIC試食版でコンパイルしていた。

だいたいC言語は3ヶ月ぐらいでやり終えた。構造体まで扱えるようにはなったものの作るものがない。Adobe Flash(元の会社を失念)の体験版をインストールしてはレジストリいじって消してを繰り返して操作を覚えた。いわゆるノベルゲームらしいクリックすると進む物語は作れるようになった。

高校のAO入試で恋のマイアヒのMADを流したら盛大に滑った。今思うとなぜ高校のAO入試は落ちたのだろうか。友達が2人行きたい高校へ行ったものの2人とも中退してた。

高校に入ってからはギター、ベース、ドラムにはまった。プログラミングは面白い言語があったら手を出す感じだった。2ちゃんねるのクソスレに常駐して論戦するような人生だった。

高校はたいしたことはやらなかったものの、ひぐらしにはまってゲーム作ってみたいとか思うようになる。あと、図書館をよく利用していて週3~4本のペースで本を読んでいた。高校歴代で一番本を読んだ人になったらしい。

それから僕はゲーム企画のほうに興味を持つようになった。Windows APIの本とか買ったけれども意味不明だった。赤坂玲音のWindowsゲームプログラミングは悪書だと思う。

Javascriptも本を買ったがやらないでよかったと思う。今と昔で仕様がぜんぜん違う。letってなんだよ。constって宣言なのかよ。

そんなこんなで、漠然とひぐらしみたいなゲームを作りたいと思い始めるようになる。しかしながら、キャリアとしては企画もしくはシナリオライター寄りの仕事なので現在とは結びつかない。このとき色々な本や映画などを読んだり見たりしていたので、僕は比較的恵まれていたように思う。

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