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後でわかること 感想

12枚目シングル「後でわかること」
ジャケットイラストと音源が解禁されました。



自分の第一印象は
『違うな』と思いました。
前の22/7、いや自分が求めている22/7と違うと。



前までの彼女たちの曲は辛い状況にいる少年の嘆きだったり、今の世の中への不満を叫んでいたり、そういう曲が表題曲だった。
そういう彼女たちの曲が好きだった。

だから正直、残念な気持ちはあります。

でもそれについては今度また別の記事で書くとして、とりあえずこの曲自体の感想を書きます。






最初に聴いたときは、 恋人たちに向けたメッセージソング なのかなと感じました。(初回限定盤のジャケットのみうちゃんが良すぎて頭に入ってこなかった部分もあるのですが…)
でも、なんかしっくりこなかった。話がまとまってない気がして仕方ありませんでした。


それと、メッセージソングにしてはあまり強い言葉使っていないなど、個人的に気になってしまう所がいくつかあり、



他にも、例えば
・水槽、魚、水族館というワードの繋がり
・サビ前のテープを巻き戻したような音
・恋人、カップルといったメッセージソングであれば珍しい、直接的な対象を絞る言葉
              等がありました。





なのでこれらのことを意識してもう一度どういう曲かを考えました。そして知り合いとも話して、
この曲はメッセージソングではなく、ストーリーがありその中にメッセージが込められてる曲
なのではないだろうかと思いました。



一人の大人が(主人公となり)今の若者たちを見てかつての自分と重ねながら恋愛について考える。そういうストーリーの曲だと。



そのストーリーで自分が気になったポイントを考えると次のように解釈できました。

・サビ前のテープの音は、時間が巻き戻る合図。主人公の見ている対象が今の若者たちから過去の自分の記憶へと変わったことを意味している。

・水槽→水族館という規模が大きくなったことで主人公が若いときから時間が経ち年をとったことを示している。

・カップルや恋人達はメッセージソングの対象というより主人公が過去のことを考えるきっかけ


多少強引ではありますが、自分の中の違和感はこの解釈で解消されました。
そして、ますます2番やその先を聴きたくなりました。いつの間にかこの曲のことを好きになりつつもあります。



あくまでこれは私の解釈なので、勿論全然違っている可能性もあります。でも、こんな風に曲に込められた意図を考えると、時間をかけた分だけその曲を好きになれる気がします。
それに全部の歌詞が公開された時に、それまでの解釈と一致していたかという楽しみが一つ増えるのではないでしょうか。
ぜひ、皆さんも好きな曲についていろいろと考えてみてください。

公開されたときは僕もまた記事を上げると思うので、そのときも読んでいただけると嬉しいです。





ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。


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