見出し画像

3.NESARAが存在する証拠を提示できずイラつくダブ

出典:THE NEWS TRIBUNE
「An annoyed Dove gives her proof of NESARA's existence」
Sean Robinson: July 19, 2004 12:01 am , Updated July 17, 2013 12:22 pm



・実生活でグッドウィンは注目を嫌います。

莫大な富の契約を含む陰謀論の世界的な広報担当者として彼女は慎重です。そのため、彼女はインターネットレポートを偽名ダブ・オブ・ワンネス(Dove of Oneness)として作成しています。それはプライバシーとセキュリティを安全に保つためです。彼女は、シェルトンのダウンタウンにある店で近づいて来る見知らぬ人にお金を求められたくないのです。

「ボディーガードはいない」と彼女は言いました。「どんな種類の変人がここにいるか知っていますか?」

ニューストリビューン(News Tribune)は木曜日、シェルトンにある病んだ母親のトレーラーハウスに住んでいるグッドウィンにインタビューしました。シェルトンには過去2年間住んでいます。それは、ダグラスモミの心地良くもみすぼらしい低木と柱に囲まれた、静かで日陰の多い場所です。

グッドウィンは記者とカメラマンに笑顔で挨拶し、デッキの椅子を提供し、レモンを一片入れたコップに水を入れて差し出しました。彼女はキラリと光るラップトップコンピューター(彼女のレポートを世界中に広めるためのマイク)を披露し、サポーターから何千ものメッセージが詰め込まれた大量の電子メールの受信トレイを見せつけました。

彼女は椅子に座り、日曜日と今日公開された特集記事を読みながら眉をひそめました。それは彼女を「サイバーカルトの女王」と呼び、議会によって可決されたと想定する秘密法・NESARAを言葉巧みに説明する彼女と、有罪判決の下された金融詐欺との関係を解明していました。

グッドウィンはその記事が気に入りませんでした。彼女は自分は嘘を吐いていないと言い、他の誰もが嘘吐きだと述べています。それは、議会、政府当局者、NESARA、国家経済安全保障と改革法の存在を否定する人々です。

「カルト?」彼女は言いました。「私たちは、自分の時間を割いてチラシを配っているだけです。それは完全に自発的なものです。私はNESARAに心を奪れています。」

それは世界平和を願う為だと言います。また、彼女は読者から寄付を求めていることを認めました。彼女はそれをしたく無かったが、寄付を募らなければならなかったと言います。

NESARAはあまりにも重要だったから。

彼女は泣きながら、愛する犬が死んだのは薬を買うお金が無かったからだと話しました。


・NESARAの確証

彼女は、1990年代半ばに人々から2000万ドル奪ったオメガ(Omega)と呼ばれる投資詐欺とNESARAが関連しているとする記事の特集をあざ笑いました。グッドウィンのレポートによれば、NESARAはオメガの「繁栄プログラム」によって約束された富を解き放つとのことです。インタビューの間、彼女はそれらの主張を控え目に話しました。

「オメガのプログラムについて書くことは滅多にない」と彼女は言います。「たぶん年に3回か4回。」

彼女の2004年のレポートは、1月19日から6月24日までの23回です。ですから月に1回は、「繁栄プログラム」に言及していることになります。

彼女が記事を熟読すると、バカげた爆弾が爆竹のように飛び出して来ました。

「あなたは世界がとても自由で簡単だと思っている」と彼女は言います。

政府当局者によるNESARAの否定を読んだところで彼女は首を横に振りました。

「それは彼らが言わなければならないことです」と彼女は言います。

苛立ちが増すに連れて、彼女は読者から受けた「確証」に付いて話し始めました。それはNESARAの神秘的な話しを聞いている人々によって。たとえそれが幾つかある秘密の情報源を明らかにしてしまうとしても、彼女はそれを証明しなければ気が済まないようです。

「あなた(記者)は自分の正当性を示していません」と彼女は言い、受話器を取ってオランダに電話を掛け始めました。ダブのレポートに箔を付けるその国のNESARA支持者は、裁判官が秘密法・NESARAについて秘密の公聴会を開いていると信じ、国際司法裁判所で毎週デモを行ってます。

携帯電話をトランシーバーのように持ち、グッドウィンは話し出しました。イヤホンの音量は聞くのに十分な大きさです。

「こんにちは?」

「こんにちは、ネル(Nel)?」グッドウィンは聞きました。

「はい?」

「私はダブです。」

「こんにちは、ダブ。」

グッドウィンは状況を説明しました。記者にインタビューを受けていて、NESARAの確証の為にネルの話しを聞く必要があります。

「はい、良いですよダブ。」とネルは応えました。

ネルは話し始めました。それは、大使と裁判官がデモ参加者の前を通り過ぎるとき親指を立てるサインを彼らに与えたというものです。

ダブは受話器に向かって特集記事を読み上げました。

「あなたはとても元気がない」と天井を見上げて話します。「世界平和について聞いています。私たちが期待していることです。あのお金について聞いているのではありません。」

更に暫く話した後、彼女は再び頭を上げました。

「あなたはどうかしている」とダブは言い、「私たちが平和を獲得しければ、この世界は破滅してしまうでしょう?」

ダブはルイジアナ州の引退したエンジニア、ハーベイ・バーナード(Harvey Barnard)の引用文を読み上げました。それは、14年前にNESARAと呼ばれる法案を学術実験として書いた男のものです。

「これは詐欺だ!」とバーナードの名前を指して言い放ちました。「この馬鹿はジョージ・ブッシュ大統領のために働いていた!」

ダブは別の電話番号に掛け直しました。

「あなた(記者)には、この世界の現実に付いて本当の教えが必要だ」と彼女は言いました。

彼女は、バーバラ・ボクサー上院議員(D-Calif)からNESARAを認める説明を受けたという友人ラーマ(Rama)に電話していると言いました。

「こんにちは?」 ゆったりとした声が聞こえます。

「こんにちは、ラーマ?」

「はい?」

「私はダブです。」

「こんにちは、ダブ」

「私はあなたにこの記者と話をしてほしい」と彼女は言って、タコマ新聞(The News Tribune)がインタビューをしに来ていると説明しました。彼は武勇伝の話しをする必要がありました。NESARAの確証のために。

「何?」

ラーマはそれを理解していませんでした。

「ワシントン州タコマの新聞!」グッドウィンは受話器に向かって大声で言いました。「彼らはタコマトリビューンで酷い話しを書いていて、それは嘘で一杯なんです!」

そう言うと、彼女は記者に受信機を手渡しました。

ラーマは自分の本当の名前を打ち明けません。ゆっくりと、彼は自分の所在を明らかにすることはできないと言いました。彼はネサラに付いて知っていることを説明したかったが、その情報は非常にハイレベルなものでした。

「大統領より38レベル上」と彼は言いました。彼はもうそれを二度と口にしないでしょう。

グッドウィンは受話器を取り戻し、別れを告げます。

それから「ラーマは怖い男です。」と話し始めました。

その直後、電話が鳴り始めました。それは謝罪するために掛け直してきたラーマでした。ゆっくりと、彼はそのインタビューに協力できなかったことを残念に思うと言いました。彼は悪い影響、ある種のイルミナティの影響を受けていました。そして…

「彼(記者)はタコマの小さな男の子だ。」とグッドウィンは割り込みました。「彼は何も知らない」

彼女の視線は電話から持ち上げられ、彼女の視界は狭まりました。

「あなた(記者)がイルミナティだとは思わない」と彼女は一生懸命に目を見開いて言いました。「あなたは本当に馬鹿だと思います。そしてあなたは賢くなるべきです。」

---翻訳終わり