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2023年3月読書記録(暫定版)

①泉鏡花『』、夜、池、みたいな ②小泉八雲『草ひばり』 ③牧野『』←八雲関連 ④平川『』←八雲関連 ⑤ハーンの展覧会図録 ⑥月に吠えらんねえの展覧会図録 解説の「史実ではなく作者が作品を解釈した上でのものが描かれている」(意訳)という説明に興味を惹かれた。 ⑦上田秋聲『あらくれ』 凄く人間だなあという感じがした。読書メーターの感想にもあったけれど、べたべたしていない、教訓めいたものがないのはよいなと思った。 ⑧室生犀星『私の履歴書』 娼婦になった姉(養子)を見送

    • 2023年2月読書記録(暫定版)

      ①伊藤徳也『「生活の芸術」と周作人 : 中国のデカダンス=モダニティ』 留学生の友人の読解補助で読みました。兄弟の魯迅の『故郷』を中学で読んだことしかなかったのだけれど、読めてよかった。伊藤先生は自コースの先生のおひとりなので、方法論の点で勉強になった。アルバイトになるのも嬉しい。今後とも勉強してお金もらいたい(本音)。 ②萩原朔太郎『郷愁の詩人 与謝野蕪村』 山下一海の解説が良かった。「創造的な誤り」。わたしも「春の夜や盥を捨る町はづれ」を「正しく」読める自信はないなあ。

      • 「僕はパリへ来てから。フランス語を毎日一つずつ忘れはじめているわけです。もちろん、日本語も同じことです。いまに、なに一つ僕の頭にはのこらないで、せせらぎの音だけがきこえている、ってことになるんでしょう。」 金子光晴「ねむれ巴里」

        • 2023年1月読書記録(暫定版)

          ①市毛暁雪『ブラジル詩情』(移民問題研究会、1938年)@愛媛県立図書館(NDLで読める) ・「櫻」と、実業家フランシスコ・マタラゾ(カウント・フランチェスコ・マタラゾ)との会談と逝去についての「盛なる死」が面白かった。 ・移民問題研究会は東京都麹町霞ヶ関2丁目2番地の1にあるらしい。 ・画家のLange de Morretes は親日家らしい。 ・エメボイ実習場の校歌を作ったらしい。 ②阿部誠文『朝鮮俳壇』上・下(花書院、2002年)@愛媛県立図書館(NDLのマイリストに

        2023年3月読書記録(暫定版)

        • 2023年2月読書記録(暫定版)

        • 「僕はパリへ来てから。フランス語を毎日一つずつ忘れはじめているわけです。もちろん、日本語も同じことです。いまに、なに一つ僕の頭にはのこらないで、せせらぎの音だけがきこえている、ってことになるんでしょう。」 金子光晴「ねむれ巴里」

        • 2023年1月読書記録(暫定版)

          2023年俳句の活動まとめ(随時更新)

          1月:「週刊俳句」新年詠に参加 お年賀とたまごサンドと茹卵 1月:第五回句合わせin日暮里に司会として参加@日暮里サニーホール 1月:所属結社誌『楽園』(第2巻5号)に小論「一九九九年に生まれた「松山宣言」とわたしたち―岩田奎の小論「巌窟王」への補足」が掲載。 2月:第14回「招富句!椿まつり俳句」に十句投句。「立春や巫女になりたき男の子」の一句入選で、よりそい土鈴をいただく。 3月:『俳句界』三月号の「俳句の未来人」に十句と写真が掲載。 ※山本健吉評論賞の落選を知る

          2023年俳句の活動まとめ(随時更新)

          2022年俳句の活動まとめ(暫定版)

          本年もお世話になりました。2023年もよろしくお願いいたします。 (年末にいきなり纏めるのは大変だったので、こまめに記録をつけておこうと思います。主体的に参加した俳句の活動に限ったのですが、ヌケがあったら本当にすみません。) 俳句の活動 2022年 1月:週刊俳句「新年詠」参加 1月:週刊俳句「『ぜんぶ残して湖へ』一句鑑賞」参加 2月:Estudamos Português!主催「HAIKUから見えるもの~ブラジル移民の歴史~」にて登壇 3月:2022年度口語詩句奨学

          2022年俳句の活動まとめ(暫定版)

          阿部完市の兎の句[適宜追加(するかも)]

          阿部完市の句が結構好きである。結構と書いたのはもっと好きな人がいるだろうし、諳んじることのできる句は五句くらいしかないし、手元にある句集は『にもつは絵馬』だけので、結構好きというにとどめる他ない。 そんな阿部完市は兎の句をたくさん詠んでいる気がするので、抜き書いておく。 アイコンのとおり兎が好きである。 兎の豆知識を一つ。長い耳は普段冷たい。手で温めてやると寝るし、逆にうと温かいなら眠たい。

          阿部完市の兎の句[適宜追加(するかも)]