転校生だった時のこと、仕事について

 親の仕事の関係で、小さい頃から2、3年毎に引っ越しを繰り返していた。必然的に学校も転校した。当時父はハードワーカーだったため、母と離れて単身赴任することは良くないことだと思っていたし、それが家族内での共通認識だったと思う。
 とにかく、いつも家族全員で引っ越しをしていた。

 話変わって、わたしは新卒で就職して今年で6年目になる。細かい事はいずれ書くかもしれないが、来年あたり転職をして、子供の頃になりたかった職業に挑戦したいと思っている。

 今の職場はほぼ同性がいない。数年前までは、自分一人だけだった。家庭も学校もそういう環境だったので、自分は違和感がなかったのだが、周りはそうではなかった。
 入社直後は、「事務仕事の方が良いだろう」とか、「女の子には無理だ」とかいわれ続けたが、反発心から闇雲に頑張っていた。近くで一緒に仕事をして認めてくれる人は何人もいた。けれど、同じようなことを言う人は絶えず現れた。

 端的に言って、そのことに疲れ果ててしまった。

 転職を迷っているおりに、ふと、小学生の頃に転校する時に同級生にかけられた言葉を思い出した。当時好意を持ちつつも、恥ずかしくてほとんど喋ったことはなかった子だった。
 かけられたのは「なんでもチャレンジしてみるのが一番!」という言葉だ。
 子供らしい、かなりありきたりな言葉だが、その後何度この言葉に助けられたか分からない。
 転校した先でひとりぼっちだった時や、受験の時、学校のプログラムで外国に短期留学した時、就活をしていた時。

 今の私は、とある技術職についているが、あまり応用の効くものではないため、ほぼ手に職がない状態だ。もともとデスクワークができない性分のため選んだ仕事だったから、この先もデスクワークは選択肢に入ってこない。また、今勤めている会社は割と世間で知られている大企業と呼ばれるもので、それも五年以上勤めた中で、やりづらさを感じる原因の一つだった。

 勤めていた会社を辞めることとと、新しい会社で一からやり直すことは勇気がいる。当然お金や気持ちの余裕も必要だ。
 今は、とにかく好機を逃さないように、きちんとやりたいことをやれるように準備をし、あの子の言ったようにチャレンジしていきたいと思っている。

#転校生 #学校 #仕事 #転職 #note初心者

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?