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抑え込んだ感情を、あえて見る

みなさん、こんにちは。
Grounding Lifeのゆかです。

今日は「自分の中に眠っている感情」について、です。

コーチングでは、自分の中を奥深く見つめる際に意図的に問いをお渡しすることがあります。それを「設問」といいます。

一見、脈絡がないように感じる問いでも、それを聴いた瞬間から自分の中にある感覚を感じることができるとてもパワフルなツールです。

設問、は沢山あるのですが先日とてもエネルギーを感じた問いがありました。

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あなたが
じぶんを笑い飛ばせない時は
どんな時ですか

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今もしお時間が許せば、ぜひこの問いを味わってみてください。

あなたが自分を笑い飛ばせない時。
自分の中にある大切なものをないがしろにしている時。

どんな時でしょうか。

私の場合、

本当は自分を大切にしてあげたいのに、
周りの人の目、評価を気にして、自分の気持ちを隠す時。

私が自分を笑い飛ばせない時は、そんな時です。

私は小学生の頃、とても身体が細く、かつ色がよく焼けていたので、男の子と間違われていました。

スーパーの試食で「ぼく、どうぞー」と言われることはしょっちゅうで、自分自身もなかなか自分を受け入れられず、自分の中にある「もっと可愛い格好したい、可愛がられたい」という欲求を抑え込んでいました。

そのことはやがて
「わたしは誰かに愛される価値がない」
という偏りのある思い込みを生みだし、長年私自身を苦しめました。

好きな人がいても自分からはうまく表現できない、好きでもないのに相手の気持ちに合わせてしまうー。

そんなことが多かった気がします。
もちろん相手の方にも悪いですし、何より自分の「私は私のまんまでいい、と言い切りたい」という純粋な気持ちに蓋をしていたのです。

本当はそこにある感情なのに、無い事にする。
構って欲しい、と言ってるのに無視する。

それはまるで、自分の感情を左手で必死に押さえて右手だけで生きているような感覚。

つまり、自分を100%生かしきってない状態。

ある時、私はその感情を徹底的に見てみました。長い間、私は何を我慢してきたのかー。

コーチと共にその感情を味わいながら、私は私の中にうずくまる「小学生のころの私」を見ていました。

男の子じゃないもん。
可愛い格好したいよぉ。
かわいいかわいいって言ってよ。

私はずっとその言葉が言えず、からかわれても苦笑いしてその場をやり過ごしてきたのです。その度に自分を少しずつ傷つけてきたのです。

もういいよ。
あなたのまんまですごくいいよ。

と声をかけてあげると
「本当に?」
と驚いたように私を見返しました。

「そうだよ、もちろん」

と抱きしめてあげると

「あぁ、そうかぁ。よかった」

と言って、私の腕の中でフワッと消えていくのを感じたのです。

少し抽象的かもしれないのですが、これは私の中で抑え込んでいた感情を手放した時の感覚です。

そのことを経て、私は痛みをきちんと見つめて、それを手放すと、新たなものが自分の中に入っていくことを体感として理解しました。

私は目の前の人の「隠しこんだ痛み」にとても敏感です。これは、自分の中に痛みがあることを認め、それを受け入れてきたから。

そのこともまた、私が私である理由だと心から思うのです。

あなたの左手が抑えているものは何ですか?

#感情
#蓋をする
#自分らしさ
#見つめる


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