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風呂上がりの BAR

もう「春一番」が吹いて、随分と暖かくなってきましたね。

そろそろ表へ出掛けたくなる頃。

皆様外食されてますか??


かくいう僕の場合、

自分自身が感染してはいけないという思いから、

極力外食は避けていたところがある。


でも、陽気が良くなってきたからと言うわけではないが、

「もうそろそろ解禁してもいいかな」

なんていう思いも少しづつ芽生えている。


とはいうものの、もうすっかり「西側の店」(お客さんがひっきりなしの店、恵比寿や中目黒などのいわゆるお洒落エリアにある店の総称として、羨望と嫉妬をこめて勝手に僕はこう呼んでおります。あしからず。)には、行く気が失せていて、


すると、どうなるかというと、やはり


「近所の店」


ということになる。


僕の住んでいる文京区の、できれば徒歩圏内の、酔っても這って帰れる(笑、


そんな近場の店を探すことになる。


そういえば、


いつも通勤中に前を通っていて、気になっていたにもかかわらず、


いつの間にか、日常の「景色」になってしまっていて、


来訪の機会を失っていたイタリアンが、ひとつ。


先日とある方から、「え??行ったことないの??いいのよあそこ。」


と教えられました。


そうとなれば話は早い。早速予約を入れる。


当日。


こういう近場の店に伺う時に、僕は、まず何をするかというと、


風呂を沸かします(笑。


巷には、ごまんと名店はあれど、「風呂上がりの飯」より美味いものはないと、

(これはあくまで持論ですが)

そう信じております。


特別素晴らしいものが出てこなくてもいい、流行りの店でなくていい、


風呂に入ってから行ける、


これこそが「近場の店」の醍醐味である(笑。


ところで、


うちの店の周りも、すっかりマンションが増え、オフィス街というよりは、


徐々に住宅街の様相を呈してきた感がある。


特に、夜同僚を誘って飲みにいくなんてことが少なくなった昨今、


近所に住む「住民」が頼りというところは確かにある。


そんなこんなで、今年も懲りずにご近所さんへの年賀状のポスティングを行った。


結果は「3組」くらいのご来店かな(笑。(1500部配布して)


まあ、「千三つ」と言われるくらいだから、そう悪くはないか(涙。


でも、ご来店されて、ご近所さんと分かった場合、帰り際に必ず言う事がある。


「お風呂上がりにでも寄ってください。」


である。


本当に、そんな気持ちだ。


ビール一杯で構わない。


冷蔵庫代わりに使っていただければ幸いだ。(そのための「ノーチャージ」だ)


「本当に??」


「ええ、パジャマじゃなければいいですから。」


「ジャージじゃダメ??」


「かっこいいジャージにしといてください(笑。」


若いカップルとの、そんなやり取りは、とても頼もしい限りだ。


そんな方々が、後日、本当に実行してくれるかは、正直分からない。


でも、


時折、ふっとシャンプーの香りがしたりすると、


ああ、単なる「景色」にならずに済んだかも、なんて思う。


神保町へお越しの際は、是非お立ち寄りください。

これ読んでくれている、ご近所さんの確率は・・・

お待ちしております。


When There's Love Around / Kiefer
Stones Throw Records
2021

(本文の最後に、お店でよくかける音楽を紹介しています。お家でお酒を飲まれる際に是非どうぞ。今度お店に聴きに来てくださいね。)

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