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大杖正信EXコーチ【エンパワーメントメッセージ】より

【Giver? Taker? 】

心が沈んでいる時は、人のために何かをするのが一番だと言われるは何故でしょう?

それは気持ちが内側ではなく、外側に向くからです。

誰かのためになっている時は、落ち込むことは難しいし、他人を助けて自分が素晴らしい気持ちになれるのですから、不思議なものです。

人に尽くせば、その人だけでなく自分もイキイキするのです。

ところで、紛争が絶えないパレスチナには二つの湖があるのをご存知ですか?

一つはきれいな湖で、魚も泳いでいて、その土手を緑が彩っています。

木々は土手の先へと枝を広げ、癒しの水を吸い上げようと渇いた根を伸ばしています。

ヨルダン川がなだらかな山を下り、この湖にきらめく水を注ぎ込みます。

だから、湖は日差しを浴びて笑っています。

人はその近くに家を建て、鳥は巣をつくる。

この湖、ガリラヤ湖がそこにあるから、どんな生き物も幸せなのです。

ヨルダン川は南に下り、もう一つの湖にも注いでいます。

ここはしぶきを上げる魚も、風にそよぐ葉も、鳥の歌声も、子どもたちの笑い声もありません。

旅人は、よほどの急用がない限り、別の道を選ぶ。

空気は水面に重く垂れ籠め、人間も獣も鳥も、ここの水は飲まないのです。

隣り合った湖のこの大きな違いは何でしょうか?

ヨルダン川のせいではないのです。

両方の湖にいい水を注いでいるのだから。

湖底の土でもなく、まわりの土地でもないのです。

違いはここにあります。

ガリラヤ湖はヨルダン川の水をもらうが、ためてはいないのです。

一滴注げば、一滴が流れ出ます。

等しい量の水を与え、受け続けているのです。

でも、もう一つの湖はずるがしこい。

もらったものを、誰にも渡すものかと貯えます。

どんな寛大な衝動にも駆られません。

一滴でももらえば、それをため込むのです。

ガリラヤ湖は与えて生きています。

もう一つの湖は何も与えません。

その名も死海といいます。

パレスチナに二つの湖があるように、この世にも二種類の人間がいます。

与える人/与えようとする人~「Giver」

奪う人/奪おうとする人~「Taker」

です。

人生を支配している原則の一つ、それは、

「与えたら、与えられる。奪ったら、奪われる。」

あなたがどれだけ人の必要を満たしてきたか?

縁する人達のお役に立っているかが人生の質を決めるのです!

もし今、あなたの人生の幕が下ろされたら・・・・・

どれだけの人があなたの葬儀に参列し、誰がどのような弔辞を言ってくれるでしょうか?

それがあなたの生き方、人生そのものです。

最も豊かな人とは、人のために役立つよう、自ら最大限の努力をしている人です。

金銭的な豊かさは、成功の基準の一つにすぎません。

真に幸福な成功者とは、健康で、愛に満ち足りた人間関係を持ち、仕事にやりがいを見いだして、人々の役に立つことを行っている人のことです。

あなたが心に偽りなく、周りの人に援助の手を差しのべたり、役に立つことを行っているのを見て、

始めはあなたの誠意を信じようとしなかった人達も、やがて、違いを創り出そうと努力しているあなたを信じるようになるのです。

常に与え続け、役に立つあなたを生きることができますように!

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