スキー場へはノーマルタイヤで行ったらダメですよ

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 意外と存じ無い方が多いのですが、ノーマルタイヤでの雪道走行は違法です。

過去の記事ですがヤフーニュースからの引用

 なんだ、6000円なら別に・・・と思う方ももしかしたらいるかもしれませんが、ノーマルタイヤでトラブってる場合はほとんどが事故になっていたり、脱出不能でレッカーを呼んでる場合が多いと思いますが、これも有償になる場合があって、修理代金やレッカー代、公共物破損なら補償費用に、他の車にぶつかってしまえば相応の賠償金・・・とどんどん積み重なっていきます。
 ちなみにレッカーですが、もし保険対応やJAFなどでなく運んでもらうとびっくりするような金額の請求が来ます。それこそ新品でスタッドレスタイヤが買えるくらい。
 最悪、命に関わりますし。雪道が予想できるエリアにノーマルタイヤで行くのは本当に避けるべき事です。

 と、なぜこのような話題がといえば昨日の志賀高原の帰りの超渋滞。志賀高原に慣れた方でも昨日の様子で「帰りはやばいかも?」と予想されていたでしょう。雨の後の急激な冷え込みは路面を全て凍らせてしまいますし、昨日のように朝よりも夕方が冷え込む場合は、行きが無事でも帰りが地獄になることは全く珍しくありません。
 志賀高原から麓に降りるのにたった20kmの道のりで4時間とかかかったそうです。
 で、原因はノーマルタイヤの車の走行不能。ノーマルなら「ゆっくり行けば大丈夫」と勘違いされる方もいらっしゃいますが、一瞬でも滑ればもうGAMEOVER。ぶつかるまで止まりません。どんなにゆっくり行っても無理なものは無理。それに気がついた時は取り返しがつかない状況になっている可能性が非常に高いです。

 そしてこの時期特有の問題があって、それは古いスタッドレスタイヤの使用や、新品で性能が発揮できない状態のスタッドレスの使用です。こうしたタイヤは表面が劣化しているので、しばらくの期間走行していると一皮剥けて徐々に性能が発揮される場合もあるのですが、劣化状態のスタッドレスはノーマルの大差のない性能になってしまっています。新品だからといって気をつけるべきが製造年で、それはタイヤの横に書いてあるのですが新品でも製造年が何年も前のものというのも珍しくありません。

 とは言ってもスタッドレス、高いじゃん。

 命やもしもの時のお金に比べれば高いなんて思いませんが、せめてタイヤチェーンの携行は必要です。タイヤチェーンもちゃんとしたもので正しく使う必要があり、最近だと「安い!簡単!」を売り文句にネットなどでただのプラスティックみたいなチェーンもどきも買えてしまいますが、こうした命がかかる保安部品は最低限保証が受けられるディーラーやカーショップなどで購入すべきと思います。

 それからここ数年で私が気になっていることなのですが、カーシェアの車でゲレンデに来られる方が増えてきていますが、そのカーシェアの車、スタッドレスですか?もしくは大丈夫なスタッドレスですか?一度見かけたのですが、隣にカーシェアの車が止まっていて何気に見てみたらノーマルタイヤ・・・マジか、ここ標高1800mのゲレンデの駐車場だぜ・・・と思ったことがあります。

 ここで大事な一言。「行けたとしても帰れる保証が無いのが雪道」
 みなさん、どうぞご安全に・・・。

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