【リキッドでも驚き】ワックス塗ったときの滑走面の電子顕微鏡画像【リキッドブースター】

今回ハヤシワックス様から貴重な画像をご提供いただきました!

こちらの画像はスキーの滑走面の電子顕微鏡写真で、こういった画像を見たことある方は希れかと思います。
今回の写真はそれぞれ

(1)何も塗られていない新品の滑走面
(2)固形ワックスを一回アイロンで塗った滑走面
(3)リキッドワックスだけを一回塗った滑走面
(4)リキッドプライマー(リキッドブースター)を生塗りした後にリキッドワックスを塗った滑走面

 これらのそれぞれの画像です。ではまず(1)の画像から。※無断転載を防止するためハヤシワックスのロゴが浮き出ています。ご承知下さい。

何も塗っていない滑走面

滑走面って、ツルツルに見えてミクロレベルだと結構ささくれて凹凸があるのがわかりますね。これが滑走の抵抗になり、ゴミや塵や油を巻き込んでどんどん滑りを悪くしてしまいます。

 これが(2)の固形ワックスをアイロンを使って塗り、クリーニングするとこうなります。

一度ホットワックスをした滑走面

歴然に違いますね。ささくれた凹凸やゴミがなくなり、電子顕微鏡の画像であっても滑りそうな雰囲気が見て取れますね。

 では(3)、ハヤシワックスでも人気のリキッドワックスを塗っただけの画像はというと

リキッドワックスを一回使用した滑走面

 この滑走面はクリーニングなどしないで使っているので、何もしていない滑走面と近い状態でささくれも残っていますが、それよりも凹凸が目立たず、多少は滑りそうな雰囲気になっています。ハヤシワックスではリキッドワックスを使用する際、一度は固形のワックスを使ってくださいとお話しているのは、クリーニングの意味でもまっさらな滑走面を先に作って使って欲しいという意図なのがここで想像できます。
 ちなみにGRの板は固形のワックスをアイロンで入れてから仕上げでリキッドワックスを使っているのでそのままどんどんリキッドを使えます。他社に板に使って「?」となるのは、このプレチューンの差です!

 で、もっともお見せしたいのがこの画像です。リキッドプライマー(リキッドブースター)を生塗りしてからリキッドワックスを使った電子顕微鏡画像です!
 と、その前に現場ではどんなふうに使うものなのかを動画でご覧下さい!

 はい、とても簡単ですね。ではその(4)の滑走面の画像です!

リキッドプライマーを使ってからリキッドワックス

 はい、これ、アイロン使ってないんですよ。それなのにこんなにスムースな滑走面ができます!よく見るとささくれや凹凸は見て取れますが、それでもホットワックスを行った滑走面と遜色のない仕上がりです!
 もう一度ホットワックス(2)の画像を出すと

(2)の画像

 見比べてやっとわかるレベルですね。ちょっと遠くから見ると判別が難しいくらいです!
 GRワックスはこの使用方法の簡単さ、効果の高さに惚れて「GRワックス」として使いやすいパッケージにし、販売することにしました。レジャーユーザーであればこれ一つで十分満足できるでしょうし、GRワックスと年に数回のホットワックスクリーニングを行えば、ゲレンデで困ることは無くなるでしょう!

 価格はちょっと高い?いやいや、ホットワックスをする場合アイロン台だけで10000円くらいしますから全然安いです。しかもこのワンパッケージで30回くらいは使えるのでコスパは十分!そしてパッケージのLPリキッドブースターは10gの固形の塊ですが、これ、他のハヤシのリキッドでも使える上、とても簡単に減る量じゃないので一個持ってればGRワックスよりも先に無くなることはありません!
 ちなみにLPリキッドブースターだけで3000円くらいするものなんですよ。その効果が上の写真の通りですから!

 GRの板の場合(2)の状態に仕上げて販売しているので、GRワックスのパッケージはとても相性が良く効果が発揮されます。他社の板やスキーボード以外の板でも初期的には違いはあれ、ホットワックスでクリーニングさえしてしまえば普段のメンテはGRワックスだけで事足りるようにもなります。

 さらにコスパを考えると、普段のメンテでハヤシワックスのNF-02リキッドなどに代えてリキッドブースターと併用し、トップワックスとしてGRワックスを使う方法もお勧めできます。GRワックスはどのような使い方でも使えるようにできているので、自身の好みで組み合わせて使うのもお勧めです。特にGRワックスは春の雪で効果が高いグラファイトが入っているので、気温が上がってくるようなシチュエーションで使えますし、ゲレンデで困った時の塗りたしにも十分使えます!

 GRワックスは来季の販売ですが、GRのイベントで気軽に試用もできます!GRのスタッフにお声がけ頂ければその場でGRワックスをお試しいただけますよ!※グラファイトの成分により板によっては黒くシミになる場合がございますのでご承知ください。

 そしてGRワックスについて初年度はパッケージのみでの販売を行う予定ですが、順次GRワックス本体やLPリキッドブースターの単品販売も予定しています。こちらについては来シーズン以降にお伝え致します。

 それにしてもこうして事実としてハヤシのリキッドがよく滑る理由がわかるとすごく安心して使えますね。

 今回ハヤシワックス様には快く画像のご提供をいただき大変感謝致します。

#スキー #スキーボード #ファンスキー #GRskilife #ハヤシワックス

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