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生活家。日用品の紹介。書籍紹介。ミニマリズム考察。展覧会の要点まとめ。建築物の要点まと…

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生活家。日用品の紹介。書籍紹介。ミニマリズム考察。展覧会の要点まとめ。建築物の要点まとめ。写真の撮り方考察。好きな喫茶店紹介。

マガジン

  • #建築 記事まとめ

    • 570本

    建築系の記事を収集してまとめるマガジン。主にハッシュタグ #建築 のついた記事などをチェックしています。

  • ツキイチ建築

    関東近郊の建築(主にモダニズムなどの建築やそれに影響を与えたと思われる建築)をツキイチで勝手に探訪します。

  • これよ、日用品

    使いやすい日用品や美しい日用品を常に探しています。 10年くらい前でしょうか、松浦弥太郎さんの「日々の100」という本やソニアパークさんのショッピングマニュアルで、日々使う物に求める機能と美しさについて興味を持ちました。私もこの10年間に出会った物などありまして、「これは買って良かった。使って良かった。」そう思うものを「これよ、日用品」というマガジンで投稿します。

  • 美術館に行ってみた

    美術館の展示というのは、何の知識もない状態よりも事前に調べて頭に入れてから見たほうがいい場合が多いです。展示の前にチェックするポイントや要点をまとめています。

  • 撮影考察

    ひとつの被写体に対して、なぜそれを撮ったのか、なぜそういう構成にしたのか、なぜそういう環境にしたのか。被写体の選定・構成などを考察します。

最近の記事

老犬

絵を描く  30歳を目前になって絵を描いている。それは緻密なものではなく、自分の腕の勢いに任せた脳を使わない絵である。  昨日はちょうどお昼くらいに散歩に出た。天気予報士的に言うと、ここのところ天気がグズついていたのだが、この日は晴れ間が見えていた。いつものパン屋に向かう丘の上の細い道。ラジオを聞きながら歩いていると、ドクダミが咲いていた。ドクダミは群れていたが、茶色く錆びたコンクリートブロックをつたって咲いていた。一つのドクダミに目がいった。力強く咲いている。それに

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    • なぜ小村雪岱なのか

      まずは小村雪岱(こむらせったい)の絵をちょっと見てください。  私が小村雪岱に出会ったのは、埼玉県立近代美術館の所蔵作品にあった「青柳」でした。独特の余白、彩度が抑えられた色彩、線の鋭さに一気に吸い込まれたものです。そんな所謂一目惚れをした時から、小村雪岱について書いてみたいと思っていました。 小村雪岱の生い立ち明治20年3月20日生まれ。生誕133歳となります。 生まれは埼玉県の川越で、4歳の頃父親の影響で上京します。 しかし、父親が病になりやがて父親は他界しました。止

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      • おうちにいて、レコードを聴く

        坂本龍一(以下、教授)がGQのインタビューで語っていたことがキッカケに、レコードというのを聴きたくなって、さっそくレコードプレーヤーを買ってレコードを買ったんですね。おうち時間が大事になっている今。そこで選んだレコードプレーヤーと最初買った3枚のレコードを紹介します。 坂本龍一がレコードを出す理由https://www.gqjapan.jp/culture/article/20200328-ryuichi-sakamoto-2019 教授がレコードを出す理由について詳

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        • 安定したコーヒーが入るドリッパー

          新型コロナウイルスの影響で、在宅となっている方も多いかと思います。私は幸いこの影響の前から、ほぼ在宅で仕事をしてきたので、そこまで影響なく過ごしています。ただ、月一で好きな建築を訪れたり、美術館へ行くことができなくなりました。また、それに対するアウトプットもできないため、「月一ケンチク」や「美術館に行ってみた」はお休みしますね。 さて、その代わりに在宅の時間を豊かに出来るような情報を更新していこうと思います。まずは、在宅でお世話になることが増えているコーヒードリッパーのおす

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        記事

          ミニマリズム① 俺か、俺以外か

          はじめに私のサイトのテーマは「ミニマリズム」で、今年はこのミニマリズムについての考察を載せていきたいと思ったのが、このnoteを再開させた理由の一つとしてありました。これはミニマリズムが誕生したとき、多くの批評家たちも思っていたことだったようなのですが、ミニマリズムの”捉え所のなさ”を簡潔に理解したいという自身の欲からくるものでした。 ミニマリズムとは 「俺か、俺以外か」

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          ミニマリズム① 俺か、俺以外か

          東京で見るバウハウスの痕跡

          1919年のドイツで生まれたバウハウス。世界で初めて「モダン」なデザインの枠組みを確立した美術学校です。当時の政治事情で14年だけの活動でしたが、その間にも数名日本人が留学をしています。そのうちの一人が山脇巌です。その山脇巌が設計した住宅が東京・鷺ノ宮に現存しており、2014年に登録有形文化財となっています。このアトリエは見学やカフェ、撮影など行える空間として活用されています。

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          ホンマタカシ×ル・コルビュジエ

          2019年11月にWalther KönigとCCA、 窓研究所からホンマタカシさんによる写真集が発刊されました。被写体は、ル・コルビュジエ建築の窓。今回はその写真集を見るときの個人的に気になったポイントをアウトプットしたいと思います。(個人的にはさらりと見てもいい写真集かなと思いますが、こうやってnoteでアウトプットする前提で見ると、また違った見方ができるもので、自分のためのアウトプットでもあります。) ホンマタカシの目線

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          ホンマタカシ×ル・コルビュジエ

          無印良品 銀座店の楽しみ方&お布団バッグ

          無印良品 銀座店は毎月1度はなるべく行くようにしています。有楽町店に変わって昨年2019年に移転オープンしました。楽しみ方はいろいろとあって、私なりのポイントをまとめながら、今回見つけた商品を一品紹介させてください。

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          無印良品 銀座店の楽しみ方&お布団バッグ

          ハマスホイとデンマーク絵画 東京都美術館

          今回は上野の東京都美術館で行われている「ハマスホイとデンマーク絵画」2020年1月21日(火)~3月26日(木)に行きましたので、この展示に行く前に知っておきたいことをまとめます。 基本情報この展示会はハマスホイが主役となっていて、ハマスホイだけが展示されているかと思いがちですが、タイトルにあるように日本で初めて大規模なデンマーク絵画に触れられる展示会となっています。つまり、ハマスホイだけでなく、それ以前のハマスホイが影響を受けたであろう画家の展示から始まります。(それが半

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          ハマスホイとデンマーク絵画 東京都美術館

          映画「Rams」

          1950年代からドイツの電化製品ブランド「BRAUN」のインハウスデザイナーとして活躍してきたディーターラムスに迫る映画。この映画は、「Helvetica」(2007)「Objectified」(2008)など、デザインをテーマにした美しいドキュメンタリーを手掛けてきたゲイリー・ハストウィット監督による最新作。vimeoでストリーミング配信を購入することができます。字幕も選択できるようになっています。 映画の詳しい内容については以下のAXISのページが分かりやすいです。

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          映画「Rams」

          hibi 10 MINUTES AROMA

          「これよ、日用品のマガジン」から”お香“と”マッチ”が融合したありそうでなかったタイプの商品をご紹介。 マッチとお香マッチは数が少なくなり、お香もあまりパッとしないイメージがある。 そんな勝手に抱いているマイナスなイメージを変えてくれる商品がhibiです。見た目はマッチなんだけれど、持つところが木ではなく、特殊なお香でできています。火をつけたらだんだんとお香の部分に火が移り、自然と火は消えて、お香が香り出すという仕組み。これならライターなどが無くても、スムーズにスマートにお

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          ひとつの写真に対して、なぜそれを撮ったのか、どういう構成にしたのか、なぜそういうカメラ設定にしたのかを考察します。 1.被写体選定 空間への意識もともと空間デザイナーを志していた時期があり、空間というものに意識が向きます。この日は見事な曇天だったのですが、北向きのこの部屋には少しグレーの入った光が入ります。そういう少し暗めの光が好きで、そういう日にはよく部屋を被写体として選びます。ドイツ写真が好きなのですが、ヒラ・ベッヒャーは曇りの日にしか写真を撮らないと言っています。

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          Microplane フードグレーダー

          使いやすい日用品や美しい日用品を常に探しています。 10年くらい前でしょうか、松浦弥太郎さんの「日々の100」という本やソニアパークさんのショッピングマニュアルで、日々使う物に求める機能と美しさについて興味を持ちました。 そして、私もこの10年間に出会った物などありまして、「これは買って良かった。使って良かった。」そう思うものを「これよ、日用品」というマガジンで投稿します。 まずは、地味に便利なMicroplane フードグレーダー 生姜もおろせる日本には優れたおろし道

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          レーモンド自邸の再現

          フランク・ロイド・ライトに師事し、帝国ホテルの建設にも関わり、日本に多くのモダニズム建築を残したことで知られるアントニン・レーモンド。 その自邸は東京・麻布の笄町(こうがいちょう)にありましたが、レーモンドの没後、事務所移転とともに取り壊されてしまいました。しかし、その自邸をレーモンドに依頼して再現した人物がいます。その人物と再現した建築についてまとめます。 旧井上房一郎邸レーモンド邸を再現した人物。それは、井上房一郎です。井上房一郎はレーモンドの許可を得て、自身の会社

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          レーモンド自邸の再現

          静物1 林檎

          ひとつの写真に対して、なぜそれを撮ったのか、どういう構成にしたのか、なぜそういうカメラ設定にしたのかを考察する。 1.被写体選定東京都写真美術館で行われている山沢栄子の展覧会に行き(詳しくは下記を見てほしい)、自分が今あるもので静物写真を撮るならと考えてみた。 静物写真といえばというものは無い気がするが、絵画・静物画といえば「林檎」である。その林檎をサルグミンヌのオーバルプレートにのせてみた。直に置くというよりは、何か皿にのせることが良いように思えた。さらに、この皿は

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          静物1 林檎

          山沢栄子 私の現代 2019.11.12(火)—2020.1.26(日)

          美術館の展示会は、ふらっと立ち寄るよりも事前にどういう展示なのか、どういうアーティストなのか、どういう視点で展示されているのか等を頭に入れてから行くほうが理解力が高まります。そういった事前に頭に入れたほうがよいことをまとめていきます。 まず第一回は東京都写真美術館で行われている「山沢栄子 私の現代 2019.11.12(火)—2020.1.26(日)」についてです。 山沢栄子プロフィール1899年大阪生まれ。1926年カルフォルニア・スクール・オブ・アーツに留学し、油絵を

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          山沢栄子 私の現代 2019.11.12(火)—2020.1.26(日)