無題

多忙であった。やることはいくらでもあった。
ワンパターンな日々ではないし、充実しているかと言われたら僕は即座に充実していると答えるだろう。
ただ帰りの電車はとても虚しい。虚無である。
色々なことをしたからといって満足した1日が過ごせるわけではない。楽しい日々が過ごせても人生に実感がわくかは別問題である。
中学の時にネトゲをしていた。朝に始め、ひたすらやり続け寝る時間になったこともある。第三者から見たら時間の浪費であり、最近の日々の方が充実していて良いと言うだろう。しかし実際は逆なのである。全てやり遂げた帰りの電車で私は思うのだ。「1日が終わってしまった」と。
自分で選択し、自由に動ける時間は四年を切った。刻々と時間は減っていき、焦りが出てきたのかもしれない。このまま就職に入ってしまったらどうなってしまうのだろう。
早急に対策を考えるべきかもしれぬ。

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