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宅禄初心者でも効率を爆上げさせる「リアンプ」の最も簡単な方法とは?

こんにちは!
GT SOUND LABのTAKUYAです!!

皆さんは「リアンプ」という言葉は聞いたことあるでしょうか?
レコーディングや制作の場面でよく使われる言葉で、この「リアンプ」の方法を覚えておくと宅禄のスピードだけでなく音作りのクオリティーも向上させてくれる、非常に便利な技なのです。

~リアンプのメリットとデメリットとは? ~

最初に「リアンプ」を行うことによるメリットとデメリットについて書きたいと思います。

・デメリット
それは『リアンプする際のギターアンプで音を録っていないこと』 です。 これに限ります。 ギターアンプというのはメーカーやモデルによって弾いた時、鳴らした時の反応が違います。 よって、プラグインのギターアンプを使っている場合はそれで作ったニュアンスとなります。 つまりあらかじめリアンプ対象のギターアンプがどういう反応をするか予め分かって素材(ドライ音)を録らないと、ただアンプで鳴らしただけの空虚なサウンドと言いますか、味気のないトーンに陥ります。

・メリット
最初からアンプを通して録ってしまうとそれが素材となるので大幅な音作りや変化を付けられなくなります。
ですが、リアンプだと音作りどころかアンプ (アンプヘッド、キャビ、スピーカー、コンボ、マイキング) まで時間の許す限り自分の好きに変えられてしまうわけですね。一つのアンプが好きで本元の音作りが決まってしまえば、曲によって少し変えるだけなので大幅な時間の節約にもなります。
しかも失敗したとしても何度でも録り直せてしまいます。 こりゃメリットだらけ!!

~基礎知識~

ギターのレコーディングを簡単に大まかに説明しますと、通常はギターをギターアンプに通してアンプスピーカーから音を出します。その音をマイクで拾って音を電気信号に変換し、オーディオ・データとして録り保存しています。
これが通常のマイキングでのレコーディンです。 ボーカルも全く同じでマイクに向かって歌い、その空気振動を電気信号へ変換し、 音のデータとして録り保存するという流れです。


通常の宅禄のみの機材としては以下のものを使います。
■ギター本体
■ギターケーブル
■パソコン本体
■オーディオ・インターフェース 
■DAWソフト
■プラグイン(各種)
■ヘッドフォン

一般的に聞き慣れないものがあるとすれば、オーディオ・インターフェースとDAWソフトとプラグインですよね?

~オーディオ・インターフェースの役割~
レコーディングをしたいのでギターをパソコン本体に繋げたいとします。
ギターケーブルを挿せるところって・・・ないですよね...
そこで仲介役をしてくれるのがオーディオ・インターフェースです。
ものに寄って差はありますが、例えばSTEINBERG UR22mkIIのオーディオ・インターフェースであればギターとマイクを1本ずつ挿せます。

STEINBERG UR22mkII

つまり【オーディオに関する周辺機器をパソコンに繋げる装置】そう覚えてしまいましょう。
オーディオ・インターフェースがあってやっとギターやマイクの音をパソコンに取り込むことが可能となります。
※ここでのマイクというのはあくまでも外部機器のことであり、パソコン本体に付いてある収音マイクのことではありません。
では、次のDAWソフトです!

~DAWソフトの役割~
DAWソフトというのも何故必要か?を考えてみます。
さっきの「レコーディングをしたいのでギターをパソコン本体に繋げたい」 → 「ギターケーブルを挿せるところがパソコン本体にないのでオーディオ・インターフェースを使う」 の続きになります。

このままだと 「繋げましたが?・・・」で終わってしまいます。
レコーディングや楽曲制作では音声の録音、そしてそれを編集したりミキシングをする作業が必要となります。その作業が出来るのがDAWソフトなわけです。
DAWソフトがあれば基本的に全ての音楽制作を行なえます。
多重録音はもちろん、シンセサイザーやドラム音源等を使った打ち込み制作、最終的にはミキシングまで可能です。
そりゃレコーディング・スタジオがなくなっていくよ・・・
全部自宅で出来ちゃうんだもん・・・
最近だとDAWソフトに元から入っている音源 (ピアノやギターやドラム等といった)が優れているので、プラグインを買う必要がなくなってきています。

~プラグインの役割~
プラグインというのはここではソフト音源やエフェクト機能とします。
例えると最近スマホなんかで使われる機能でいうところの「アプリケーション」だと思って下さい。
皆さん、カメラ機能は使いますか? 使う方はスマホのカメラをそのまま使っているでしょうか?
もっとプロっぽい写真が撮りたい、可愛い加工をしたい、人とは違う写真にしたい。そんなことがいとも簡単に出来てしまうのがカメラアプリです。
いろんなフィルター機能やエフェクト機能、メイク機能からAR機能 (拡張現実) まであったりと、プロ顔負けなものばかりです。

音楽制作におけるプラグインもまさにそれと同様で、元々の機能だけでは満足いかなくなってきて様々な音源やエフェクトを使いたくなってきます。
それは本物をサンプリングした音だったり、流行りのエフェクトだったり、いわばスマホのアプリのような感覚が音楽制作の世界にも存在しているわけです。
この服はもう古いから新しい服が欲しい、とか。
あのデザインは古いけど、今試してみると新しいかも、とか。
そんな風などこにでもあるような世界を音に変換させているだけなのですね。

プラグインソフト BIAS FX 2


~リアンプを実践してみよう~

~リアンプに必要な機材~
やっと使用している機器を大まかですが説明出来ました。
ここからその機器の使い方の説明となります。
まず、ギター本体をギターケーブルを使いオーディオ・インターフェース (もちろんパソコン本体とも繋がっています) と繋げます。
その次にDAWソフトを立ち上げ、楽曲制作やレコーディングの準備をします。
ギターにはエフェクト・プラグインを掛け、擬似的にギターアンプやディストーション、ディレイ、リヴァーブ等のエフェクト加工をします。
このエフェクト・プラグイン自体は録り音(レコーディングした際のオーディオ・データ) とは分けていて、 実際にレコーディングしているのはエフェクトの掛かっていないドライ音(素の音、クリーンな音)となります。
このドライ音こそリアンプに使用する素材となるのです。

リアンプの際に必要なものは以下のものになります。
■パソコン本体
■オーディオ・インターフェース
■ヘッドホン 
↑ここまでは同じ
■Kemper(アンプシミュレーターなどでもOK)
■ドライ音 (リアンプ素材)
■ギターケーブル1本
■XLRケーブル1本
になります。

「リアンプ」の方法にはいくつかありますが、その中でも最も手軽かつ簡単に初心者でも行える「リアンプ」手順や必要機材について詳しく解説していますので、よかったらチェックしてみてください。
なお、10部販売したら値上げします。

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