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GTDを実践するための手助けになる記事

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GTDは自転車と同じ。 自分なりの乗り方が見えるとこんなに便利な道具はない。 しかし、自転車と同じく乗れるまでは意外と大変。 そんなときにヒントになってくれそうな記事たちです。 … もっと読む
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#選択

電車だから捗る理由(集中しやすい場)

電車だから捗る理由(集中しやすい場)

電車移動中は、非常に読書が捗ります。

その理由は、読書以外にとれる行動の選択肢が非常に限られるからです。

選択肢が少ない=焦点が明確になりやすい行動を選択する上で、選択肢が多いと、どれに焦点を合わせるべきか、ということを考える必要性が出てきます。

この状況で、手元が明確になっていないと不安感の中で、活動をすることになります(そのため、頭の中や手元を整理をすることで、その不安感から解放される、

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事柄の連続的な捉え方:前編(GTDStep5:「6つのレベル」から発想されたこと)

事柄の連続的な捉え方:前編(GTDStep5:「6つのレベル」から発想されたこと)

「前編」としたのは、GTDの全体像から整理からスタートするためです。

あらためてGTD実践における5つのStepGTDを実践する上で、基本は5つのstepから成り立っています。簡単にStepを列挙しておくと、

Step1:把握する(「気になること」の把握)

Step2:見極める(具体化・明確化をする)

Step3:整理する(Step2を適切なリストへおとす)

Step4:更新する(システ

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思い出の品、捨てる・捨てないの問題(GTD的な見方で)

思い出の品、捨てる・捨てないの問題(GTD的な見方で)

「必要な物」以外にも、日常には「物」があります。例えば「思い出」と紐づいた物たちです。

GTDだと「資料として保存する」に分類される例えば、アルバムを手にとってみましょう。それ自体について今、具体的2行動を起こす必要はありません。そういったものの仕分けとしては、

1:捨てる・・・必要なければ捨ててもよい。

2:保存する・・・資料・情報として蓄積する。

3:保留する・・・今じゃないけど、行動

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どうしたら、片付くのだろうか?(「保留」を活用する)

どうしたら、片付くのだろうか?(「保留」を活用する)

部屋を片付けておきたいのに、なぜか散らかってしまう・・・。

早く片付けなさい・・・とは言われても・・・子どもが部屋で遊んだ後に、おやつやお風呂の時間になる時に、始まるのが、「お片付けの時間」です。これがなかなか曲者です。

どうしても親としては、決めた分類に、おもちゃを片付けさせようとするのですが、子どもにはなかなかその「分類」が伝わっていないのです。

最近気づいたのですが、これは私自身も同じ

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行動の「なぜ?」を問いかける(自分にとっての「重要性」をGTDの高度マップで考えてみる)

行動の「なぜ?」を問いかける(自分にとっての「重要性」をGTDの高度マップで考えてみる)

「やりたいことをやる人生って素敵!」とよく考えますが、「やりたいこと」について少し深めておかないと危険が潜んでいます。

やりたいことの「なぜ?」を問いかけてみましょう?

「やりたい」ではなく「やりたくない」から特にやる理由がわからない、という回答があり得るでしょう。理由がわからないけど、やりたいと思ってやっていることがあり得ます。怖いのは、それが「やりたい」のではなくて「やりたくない・なりたく

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選ぶ「楽しさ」と「苦痛」・相反する気持ちの根源

選ぶ「楽しさ」と「苦痛」・相反する気持ちの根源

選択することは、楽しいでも、面倒くさいことでもある。相反する気持ちが出てくるのはなぜだろうか?

選ぶ楽しさ:「自由さ」「自分らしさ」が根源にある(私の場合)「選ぶことが楽しい」と感じられるのはどんな時か。私の場合は、持ち出すカメラに付けるレンズと交換レンズのどれを持ち出すか?といった組み合わせを考え、選ぶ時が一番に思い出されます。

どんな写真を撮りたいか、そんなことを考えながら手持ちのレンズか

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常に「結果」は後追いになる(だからこそ「結果」に左右されない選択の質・「納得」を大事にする)

常に「結果」は後追いになる(だからこそ「結果」に左右されない選択の質・「納得」を大事にする)

「正しい選択」というのは「選択」した時点では判断がつかないはずです。大抵の場合、その選択が成果につながった時に、「それは正しい選択だったね」という判定を下すことになります。

結果が出るまでが不安?結果が出るまでは、物事の選択が正しいかどうか、わからないとなると、不安なままで物事に取り組むことになってしまいます。

でも、成功者のインタビューなどでは、そういった取り組みにおいて、不安を感じていない

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「今」を大事にすることが、継続になる(GTDにおける「選択」と関連して)

「今」を大事にすることが、継続になる(GTDにおける「選択」と関連して)

GTDの整理術では、むやみに仕事見積もりをして、カレンダーに割り振ったりすることはしません。

時間が進み、その日が来た時には、状況は変化しているでしょうから、あらかじめ考えておいた「最適な行動」は容易に変化しうるからです。

さて、GTDでは「今」という感覚をとても大事に考えている、と思うのです。

「今」「今」とるべき行動や考えるべきことは、「今」おかれた状況でないと判断はできません。

場所

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「状況」の縛りがなくなる

「状況」の縛りがなくなる

GTDのStep5「選択する」には、3つの制約条件が存在しています。

状況、時間、資源。

状況とは「その行動を起こすために必要な状況が揃っているか?」ということ。電話を必要とする行動は、当然ですが電話がある、という状況でなければ実行ができません。

時間とは「今使える時間はどれくらいか?」ということ。

最後の資源は「自分の精神的・肉体的な力がどれくらいあるか?」ということ。自分が疲れ切ってい

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具体的にしないと優先順位は見えない(GTDは見極めるから、選択ができる)

具体的にしないと優先順位は見えない(GTDは見極めるから、選択ができる)

よく仕事術というと優先順位をどうつけるのか?という目線で見られることがあります。でも優先順位をつけるための大事なポイントを見逃していることが多々あります。

優先順位とは「たくさんのものの中から、今何をやるか?」が見えることです。

では、質問ですが、

1:「Aさんに依頼のメールをする」
2:「来月の新企画のアイデアが必要」

という「タスク」が書き出されていて、10分の空き時間があるときに、

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3つの「更新する」(GTD:Step4:更新する、を実践するために)

3つの「更新する」(GTD:Step4:更新する、を実践するために)

GTDの仕事術を継続していく中で、Step4の「更新する」が壁になる人が多いようです。

この壁を越える鍵は「Step1~Step3を溜めずに整理する」という点です。

溜めずに整理するというためには、個人的には3つの「更新する」というものをイメージしています。

1:日常の「小更新」日常でなるべく溜めない、というのはGTDを実践する上でキーになるポイントです。ちょっとした時間を「業務遂行」ではな

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「実行の誘惑」から自分を引き戻すには?

「実行の誘惑」から自分を引き戻すには?

GTD(に限らず仕事術全般)を継続する上で難しくなるのは、「実行の誘惑」に負けずに整理する時間を確保することだと感じています。

たとえば、10分だけ時間が出来たとします。その時の選択として、作業を進めるという「実行」をとるのではなく、状況の「整理」にその10分を使うという選択をすることが、GTDの継続には大事です。

もちろん毎回「整理」を選択する必要はないですが、「整理」を日常的に進めることが

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