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GTDの手法よりも大事なこと:GTDの実践で目指したい姿

どうしても仕事術/整理術というカテゴリーに整理されるので、「やり方」という点に焦点がいきがちです。

ただ、GTDの目指すところとしては、「手法」ではなく「目的」の方が重要なのです。

GTDの目指す理想の姿・目的は、

「何かに集中する環境を作るために、目の前のこと以外を安心して忘れて、頭の中にスペースを持っていられること」

だと私は捉えています。

極端な話、この目的が達成できている状態ならば、GTDがオススメしている「5つのステップ」による手法以外の方法だって別に良いのだと思います。自分のやり方・整理の仕方で、目的達成ができている、満足状態にあるならば、わざわざGTDを導入しなくてもいい。

GTDなどの「やり方/スキル/仕事術/思考法」といったものは、突き詰めていった時に、他の手法を排除する、なんてことになるのが怖いところです。どんなものでもそういった排除の傾向性が出てきてしまう。自戒をこめて、です。

ただ、5つのステップによる物事の整理と選択というものが、GTDの開発者・デビッドアレン氏の長年の実践による体験から効果的な方法として収斂されてきたものであり、その5つのステップによって目的達成に向け実践している人がたくさんいる、というのは事実です。

こういった仕事術/整理術に触れたことがない人や、自分のやり方をよりブラッシュアップしたい、という人は「とりあえずちょっとやってみる」からでも参考になることは多いですし、たしかに目的への近道になるかと思います。

というわけで、困ったら「場所を決めて書き出す」ということをやってみてください。



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