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人と関わる・関わらない・一人が落ち着く、という感覚(セルフコーチング・昔のことを思い出す・つながる)

まぁ、家族もいるし、会社にも属している。色々な人と関わりながら日常が進んでいくから、人間関係が別に嫌いなわけじゃないのです。それぞれの居場所において、楽しく日常を過ごしている、と感じてはいるのです。

それでも、ふと自分にとってのリラックスできる瞬間とはいつか?と考えると、
「一人になるとき」
という回答が浮かびます。

ただずっと一人がいいわけではないから、そうシンプルではありません。
「不意に」一人・孤独に陥ると、私は全力で他者との関わり合いを持ちたいと動き出すと思うのです。

スナックに一人で飲みに行くことがあります。一人で飲みに行って好きに時間を過ごしたい、そんな気持ちがあるはずなのに、妙に周囲とコミュニケーションをとりたいな、と思う気持ちが浮き上がってくるのです。

人との関係に対する欲求が行ったり来たりして、関わる・関わらないについての無い物ねだりの感覚については、この文を書きながら思い出したことがあります。

もう20年前になるアニメ、TV版のエヴァンゲリオンを見た時に作品から感じた気持ちのことでした。

この作品では、主人公が「人と関わりたい」「関わりたくない」という気持ちを行ったり来たりしながら進んでいきます。色々と作品の伏線や謎というものが取り上げられがちですが、作品の軸になっているのは主人公の自己対話と自己探求の物語なのだと思います。

河合隼雄の著書の中で、自己の暗闇に向き合うことは、危険を伴う行為である、その人のタイミングというものもあるし、準備出来ていない中で向き合うことは生死にも関わること、といった話がありました。(詳しくは失念していますので、引用ではないですので、気になる方は「影の現象学」あたりを調べて読んでみてください)

当時はよくわからないながらにアニメに惹かれていたものです。

よく考えれば、アニメーションであれ、マンガであれ、作者である「大人」が真剣に向き合い、作品を作っていたはずです。その作者である「大人」の思いが投影されているから、色々と子供向けの要素を剥がしていった時に残るものは、結構重いテーマ性なのかもしれません。

色々と思い返して見て「一人になりたい」と考える時は、むしろ恵まれた状況というべきなのかもしれません。現在、人に囲まれているからこそ生まれる感情なのだから。やっぱり、これは、無い物ねだり、なんでしょうかね。







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