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後輩指導にも、子育てにもGTDは活用できる

GTDは個人の仕事術・スキルですが、体系立ててあるので、後輩指導にも力を発揮します。

後輩に指示を出す時

後輩に仕事の指示を出す時には、仕事の内容をGTDのStep2「見極め」をしてから渡すことが効果的です。つまり、その仕事について「行動の一歩め」と「目指すべきゴール」の二点を明確に伝えて、合意をすることです。

こうすることで、後輩は、その仕事について動き出すことが可能になり、さらには明確にどこまで仕事をすべきか、ということもわかります。

経験が少ない後輩であれば、こちらから伝えます。

もし経験がある程度積めてきたら、問いかけて考えさせると良いでしょう。つまり「まずこの件は何をする?」「どこまでいったらこの仕事はゴール?」という二点です。これらを自分で適切に考えられるようになればとりあえずの一人前と言えそうです。

後輩が悩んでいる時

後輩が、もし仕事について悩んでいる時には、GTDのStep1「把握する」を一緒にやってみましょう。ポイントは、今頭のなかで抱えていることを、綺麗にして書き出す必要はないので、とにかく、モヤモヤや不安な点などをそのまま書き出させることです。

ここで下手に具体化して書き出させたり、整理しながら書き出させたり、ということを求めないことです。思いついたものをそのままで構いません。

後輩が気になることを書き出せたら、そこからは指導のスタートです。一緒にそれらを見極めて、明確にしていきましょう。悩んでいる時ほど書き出して、不安や悩みを外部化してとらえることが効果を発揮します。

プライベートでも・・・

子供の教育でも基本的には同じです。「気になること」を把握してもらい、それを「見極める」ことで一つずつ「やるべきこと」や「やりたいこと」を具体的にする練習を子供と一緒にやっていけると、子供には仕事術を身につける、という大きな財産になるでしょう。

このように、一見個人の仕事をまわすビジネススキルととられがちのGTDですが、スキルを身につけておくことで、後輩指導にも力を発揮してくれます。




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