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閑話休題:オールドレンズからはじめるデジタルカメラ

これは、完全に趣味の話。

私の写真遍歴は、オールドレンズからスタートしています。

最初に中古のNEX5を購入し、その本体にアダプターを介して、オールドレンズの単焦点、その中でも割安だったミノルタの50mm f1.4からスタートしました。初めて絞り開放で、ピントを合わせて写真を撮ったときの絵は今も忘れられません。

もちろんオートフォーカスは効かないので、いきなりマニュアルフォーカスでした。これには戸惑った部分もありましたが、デジタルは何枚でも撮れるので、ガンガンと身体で慣れる。わからないところはネット検索。段々と絞りの操作やピント合わせなどが、スピードアップをしていきました。

それに伴い、より広角での写りを欲したり、より望遠を欲したり、ということで、レンズのバリエーションも広がっていきました。オールドレンズの良さはその「値段」にあります。最新のレンズに比べて一桁以上の違いがあります。手軽にレンズのバリエーションが広げられるので、試したい表現をどんどんと広げていけました。

オールドレンズでスタートすることは、今どきの便利機能を色々とカットしてしまうことになります。ただ、その反面として、カメラ本来の操作を学ぶ機会にもなりますし、様々なレンズや焦点距離、F値とシャッタースピード、レンズの特性なども体験しながら学ぶこともできます。また手ぶれ補正も当然効かなかったので、カメラをしっかりと保持することやISOについての学びにもつながりました。

(諸々のおかげ(?)で、昔の機械式フィルムカメラにも手を出してしまったり・・・)

他には、レンズの内部コーティングがはげているジャンクなレンズを手にした時、失敗したかな、と思っても、実際に撮ってみたら、これが面白いソフトフォーカス具合だったりして、そんな出会いみたいなこともあったり・・・。

そんなこんなを経て、今はα7を愛用しています。ただし、マウントアダプターLA-EA4を使って、ミノルタレンズをオートフォーカスを活用することがかなり多くなりました。

最後にきて、結局、オートフォーカス使うのかよ!と突っ込まれそうですね・・・。

ミノルタのαレンズは中古市場で安価ですので、そんなレンズ群を使ってオートフォーカスも効かせられるならば、それに越したことはないという結論です。

ただ、マニュアルフォーカスで操作の基本的なことを習得できたことは財産です。今でも、思い出したようにオールドレンズを持ち出しています。

私の場合は、たまたま限られた予算の問題でスタートがオールドレンズからでしたが、カメラや写真を趣味にしたい、という方は、このスタートの仕方を是非オススメしたいと思っています。





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