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GTDは脳機能の一部を外部化する試みである(ところで将来は、どうなるんだろう・・・)

GTDのねらいは、いかに脳を「記憶機能」ではなく「処理機能」として使うか、ということになります。

これが実現可能なのは人間は「記憶機能」を脳から外部化できるからです。「文字」を開発した時点で、人間は自分の外に記憶すべきこと書き出せるようになったわけです。さらに、デジタルツールの進化によって、いつでもどこでも外部化ができるようになりました。

GTDは原理的には、文字が開発された段階で実践可能であったわけですが、デジタルツール(例えばMicrosoft To Doなどの仕事術アプリなど)やネットワークが日常化したことで、脳の機能を外部化が本当に手軽にできるようになったといえます。

将来は、GTDをAIがまわす・・・?

さて、本当に「処理」に集中するために「記憶」に関する部分を外部化したのですが、最先端のAIでは、脳の「処理」の部分でも人からの外部化が進んでいます。

GTDのシステムでも、Step2「見極める」、Step3「整理する」、Step4「更新する」、Step5「選択する」、という4つのStepについては、将来はAIが自動化してしまう可能性もあるかと思います。

将来、人間は最初と最後だけを行うだけになるかもしれません。つまり、Step1「把握する」を実践して「気になること」を書き出すのは人間が行います。しかし、その後のStepはAIが最適に「見極め」「整理」「更新」をしてGTDのシステムに組み込んでくれます。その後、状況に合わせてやるべき最適の行動をAIが「選択」してくれて、人間はその「選択」に沿って「行動」をすればよい・・・。

うーん。

この将来像は、ユートピア? ディストピア? 

さて、どっちだろう・・・。



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