「状況」の縛りがなくなる
GTDのStep5「選択する」には、3つの制約条件が存在しています。
状況、時間、資源。
状況とは「その行動を起こすために必要な状況が揃っているか?」ということ。電話を必要とする行動は、当然ですが電話がある、という状況でなければ実行ができません。
時間とは「今使える時間はどれくらいか?」ということ。
最後の資源は「自分の精神的・肉体的な力がどれくらいあるか?」ということ。自分が疲れ切っている時には、なかなか難しいタスクは選べないですね。
こういった制約条件の中で、最近感じるのは「状況」の制約がだいぶ薄くなってきているという感覚です。
「状況」に縛られなくなってきた
スマホを中心としたツールの進化やネット環境の整備によって、「状況」に縛られずにできることが随分と増えています。
例えば、仕事をするにしても「オフィス」である必要はなくなってきています。他にも「電話」という制約はスマホさえ持っていれば、制約とは感じないかもしれません。いつでも・どこでも実行可能なものになってきています。
(ただし災害などでネット環境が崩れたり、電池切れの「状況」になれば、そうはいかないことになります。「状況」を意識してリスト整理しておくと、そういったイレギュラーな時にも対応はできるかもしれません。そしてまさに本日、台風が来てしまいました・・・これについては、明日あたりに…)
制約→重要度による能動的選択へ
「状況」に縛られなくなると、あとは「今ある時間」と「自分の肉体的・精神的資源」の二つが制約条件として残ります。制約が減った分、その時に選べる「行動」の自由度は増えます。だから、
電話をかけてもいいですし、
メールを打ってもいいですし、
企画書を書いてもいいですし、
おつかいの買い物をすませてもいいのです
制約が減ると、その分自分が能動的に選択をする幅が広がりますので、より自分にとっての重要度の高いことは何か?を問われることになります。
おそらくキャリアを考えたり、自分の価値観を掘り下げる、といった自己理解を深めて、自分にとっての重要度を知る、ということが、日常の選択とつながってくることから、今後はより重要性を増すことになるように思います。
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