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「行動」にまとまった時間はいらない(「整理」にこそまとまった時間を!)

その「行動」にはどのくらい時間が必要?

コンサルタント業務をしていると、至る所で「時間がない」というセリフに出会います。この時「時間がない」というのはおそらく「行動」に対しての時間が足りていない、という意味合いだと思っています。

もしも、今からフリーの1時間があったら、それらの「時間がない」という感覚は解消されるでしょうか。もし、6時間あったらどうでしょうか。

意識して時間を使うべきは「行動」よりも「整理」

日常の「行動」は分解すればシンプルなものばかりです。
問題は、それらが十分に明確に分解されていないことです。

どんなに大きなプロジェクトであっても、一歩目があります。そして一歩目は5分程度で片付けられるものだったりします。

でも、それらが十分に明確になっていないと、明確にするところから毎回はじめる必要が生まれます。

それは負担感を増幅させて、プロジェクトを進めることを避けるようになります。

「整理」それは「明確化」

自分の関わるプロジェクトを確実に進めて、日々を進捗させるのは、一歩一歩の行動です。そのために「整理」が大事になるのです。

実は、この段階が一番頭を使う時です。早めに物事を行動レベルまで分解し、整理できていれば、あとは日常の隙間時間でも物事が確実に進みます。

ただし、「整理」にはある程度の時間がかかります。

もっと時間をとって「整理」をするべきです。そこで頭を使って、物事を明確にしておくことです。

でも、それは勇気を必要とします。「時間がない」と感じている状況で、実行ではなく整理に「時間」を割かなければいけないからです。「整理」をしても、目の前の業務は一つも完了しません。

でも、目の前の業務を一つ完了させたから、我々は「時間がない」から解放されるのでしょうか?

目の前の業務を一つ進めれば、次の業務が表れます。目の前の業務はなくならないのです。

その現実を受けとめて、業務を遂行・行動するだけではなく、時間を業務の整理をして、手元を明確化することに使いましょう。

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