【お悩み】

「ほめて育てろ、って言いますが、うちの子はほめるところがありません。あれもこれもできてなくて、欠点だらけなんです。
このままじゃろくな大人にならないと思うので、厳しく言ってるんですが、いっこうに良くなりません。」

合格点を捨てて、階段を降りる。

子どもはできないことが多いので、とても未熟な存在に思えるもの。でも、魂としてはどうでしょうか。

実は、親よりもレベルの高い魂である可能性もあります。
今は教えなければいけないことがたくさんあっても、成長したら反対に教えられるようになったり。あるいは、その子を育てることによって、学ぶべきことが多いのかもしれません。

外見に惑わされず、子どもの魂の部分を感じてみて。
どんな魂で、どんな使命や目的を持って生まれたのか。

答えを見つけるのは難しいけれど、ともかく、子どもを自分とは違う別個の魂として尊敬する必要があります。みんなこの地球に何らかのチャレンジをするために生まれてきているから。

■期待し、期待されていること。

その上で、改めて子育てを振り返ってみましょう。
子どもに欠点が多いと、自分はうまく子育てができていない、と思ってしまうかもしれません。でも、前の項目にも書いたように、子どもを産んで育てていること自体が大変なチャレンジ。あなたも自分にできる限り、精いっぱいやってきたんじゃないでしょうか。