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20もの国から集まる人材が活躍する部署から学ぶ組織作りのヒント

こんにちは。GTNの稲村です。

前回GTNの心臓とも言える"生活サポート"についてお話させて頂きましたが、毎月7000を超えるサポート対応を担っている部署のマネジメントメンバーにインタビューをしました。

8月のウェビナーを聞いて感じた、「生活サポートメンバーのモチベーションをマネジメント側はどのようにフォローしているのだろう。」「外国人と働くうえで日本人側のマネジメントに何か活かせることはないだろうか。」そんな思いを胸に、Zoomの打ち合わせはスタートしました。

GTNサポート部マネジメントメンバーの方へのインタビュー① @池袋

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稲村:お忙しいところお時間頂き、ありがとうございます。早速ですが、サポート部って今何名いらっしゃるんでしたっけ??

ユー:今35名のスタッフが在籍しています。対応言語を踏まえてチームを分けていて5チームで構成されています。

稲村:だいぶ人数増えましたよね?

ユー:3年前と比べると2倍の人数です。

稲村:様々な案件を対応されていく中で、これだけの人数がいると情報共有は大変ではないですか。

シャキヤ:業務面の情報共有はもちろんですが、人数が多いと円滑なコミュニケーションを図ることが課題になりますね。そのため、お互いの "バッググラウンドを知る” ための工夫をしています。お互いの国の料理を紹介して一緒に食べたり、民族衣装の話をしたり。この前は各国の正月の過ごし方について発表し合いました。

稲村:毎週開催しているPLUS塾ですね。

シャキヤ:一人一人のバッググラウンドを認め合うことってすごく大切なんです。それぞれがミスミャンマーであり、ミスネパールである。お互いを敬うことで当事者意識・助け合いの空気が生まれていくんです。

稲村:助け合いの空気はサポートらしいですよね。前からそういう感じなんですか。うまくいかなかった時期とかはない?

ユー:私はサポート部に異動して4年になりますが、最初からうまくいったわけではないですね。主張が強すぎる人や相手の考えを受け入れない人がいて、まとまらなかった。協調性を重視するように指導に苦労しました。あと、私たちはサポートする人を幸せにする立場だから、私たちが幸せにならないと、サポートなんてできない。スタッフが暗いと感じたら、「元気ですか?」と声をかける。仕事をしていく上で昇給も大事なモチベーションの一つなので、スタッフが成果を出して評価してもらえるよう定期面談は必ず行っています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーなるほど。ちゃんとフォローしているわけです。マネジメントとしては当たり前のことかもしれませんが、当たり前のことを行うのはむずかしいことで。(反省)                            ----------------------------------

GTNサポート部マネジメントメンバーの方へのインタビュー② @池袋

稲村:組織をまとめていく上で何か気を付けていることはありますか。

シャキヤ:得意なことを増やしましょうってみんなには伝えています。どんどん自信をつけてもらって、自分の仕事に誇りを持ってもらいたい。

茶谷:上司だからといって、意見を押し付けないようにしています。何か問題が起きた際には必ず相手の言い分を聞き、スタッフの意見を尊重するようにしています。以前の職場では上司があまり部下の意見を聞かない姿を見てきました。ここではそれは通用しないと思っています。

ユー:マネジメントできる人数は10人が限界です。自分で全てやろうとせずリーダーへ仕事を任せるようにしています。報連相を徹底して、絶対に守ってもらいたいことはリマインドを繰り返す。そうすることで全てのスタッフに情報を行き届けることができます。

※GTNではリーダーという役職があり、立候補や上司からの推薦を受けたメンバーが全部署長の前でプレゼンを行い投票で決定します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーースタッフに任せたり、意見を尊重したり、すごく模範的な上司だなと思いますが、そんな皆さんもメンバーに刺激を受けることがあるそう。     ----------------------------------

茶谷:ウリさんは会社のことや働くメンバーのことが大好きで、自分はすごく幸せだってよく言ってるんです。彼女から出る言葉は前向きな発言ばかり。日々の小さなことに感謝できるマインドに元気づけられます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー確かに部署・役職問わずポジティブマインドであったり、向上心のあるメンバーがGTNには多い!そういった人材が集まるきっかけは企業理念・社内文化など様々な要素が絡んでいるとはいえ、多様なバッググラウンドを持つ多国籍なメンバーが共生していくには必要不可欠なマインドとして、メンバー構成自体がそうさせているかもしれません。まさにダイバーシティの醍醐味ですね。                              ----------------------------------

まとめ

①多国籍で構成されるGTNサポート部では一人一人のバッググラウンドを知る機会を積極的につくり、お互いを認め合う文化がある。

②多国籍で構成されるGTNサポート部のマネジメントメンバーは以下を大事にしている。

1.モチベーションの維持は日頃の声掛けから。定期面談などで目標設定は明確にする。

2.相手に寄り添って意見を聞くこと。

企業によって状況は違うと思いますが、外国人が活き活きと働く職場からの生の声として 皆さんの会社での "外国人と日本人の共生” に役立てて頂ければ嬉しいです。

GTNサポート部の生の声をもっと聞きたい方は

先日のウェビナーが好評につき、GTNサポート部のメンバーがリアルに語る その名も「私たちを嫌いにならないで」 10/16 に開催致します。お時間あればご参加ください。

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今回は、敢えて「嫌い」という言葉を使用し、特に日本と文化や言語が全く異なる非漢字圏のベトナム・ブラジル・モンゴル・ミャンマー、そして日本出身の現役スタッフと共にその「違い」に迫ります。
食文化、生活習慣、住環境、日本を選んだ理由など、それぞれの価値観や考え方に寄り添いながら、どのように共生していくべきなのかについてひも解いていければと思います。

■開催日時:10月16日(金)15:00~16:30
■参加費用:無料
■対象者:管理会社様、仲介会社様、家主様、管理実務担当者様、外国人受け入れ企業様、語学学校、
専門学校関係者様 ※同業他社様のご参加はご遠慮いただいております
■配信方法:zoomによるオンラインセミナー
■参加方法:申込みフォームから受付

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