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年末年始休暇の終わりに

年末年始の休暇も今日まで。6日間なんてあっという間だ。仕事納めの時から「きっと飛ぶように時間が過ぎる」と覚悟していた。だから、休暇中にやらなければならない事、やりたい事を書き出しておいた。友人と会う事、TOEIC試験の勉強、音声配信、実家への帰省などなど。その他、本を読んだり、映画を観たり、ゆっくりする時間も取ろうと目論んでいた。

テレビでは箱根駅伝の復路が放送されていた。母校はあと一歩のところでシード権獲得を逃した。僕もやり残した事がまだある。リストを眺めていると焦りのような気持ちが湧いてくる。あれもこれもと欲張り過ぎて、集中できずにイライラしてくる。

気分転換に外へ出た。自分の中の空気を変えるのだ。歩きながら、呼吸に注意を向けてみる。やらなかった後悔も、やりきれるのかという心配も、いったん脇に置いてみて、息を吸う事と吐く事だけをやる。すると肩が軽くなってくるような気持ちになる。

できた事とできなかった事に分けるのではなく、両方あっても満ち足りる心があるのに気づけるか。「吾唯足知(われただたるをしる)だ。いま、ここにあるもの、いまから触れる事に意識を傾けよう。そういう姿勢が大切なのではないか。まだ休暇は終わっていない。残りはわずかだが、まだ味わえることはある。

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