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私が世界に興味を持った理由

あれは確か中学1年生の時であっただろうか。当時の私は、とある先生に出会うまでは世界、すなわち海外について全く興味を持つことはなかった。

英語の先生との出会い

中学校1年生の時、英語を教える教師に出会い、私の人生が大きく変化した。

まず、その英語の先生は一方的な授業ではなく、楽しませてくれる大変魅力的な授業をしてくれたからである。

例えば、英語には、Can (〜できる)という単語があり、Can I 〜(私に〜できますか?)やCan you 〜(あなたは〜出来ますか?)など様々な言い回しがある。
ただ、いきなり覚えるのは難しい。

そこで、その先生はCan Canの魔法というふうに、印象に残りやすい覚え方を教えてくれた。

他にも英語では、複数形に〜esやsを用いることがよくある。例えば、players、tomatoesなど。これもただ覚えるのには複雑すぎて覚えるのが難しい。そこで先生は血のついたソックスという覚え方で教えてくれた。

こうした覚え方によって英語を勉強する際、他の教科、例えば数学や理科などとは違って英語を勉強することに抵抗などは生まれなかった。寧ろ心から楽しいと思える、そんな心の余裕まで生まれたのである。これも中学の時に英語を教えてくれた先生のおかげである。この先生に出会えていなかったら私は英語に関心を持つことはなかっただろう。

ホームステイ先

私はこれまで高校生の時にオーストラリア🇦🇺へ短期語学研修、アメリカ🇺🇸へ修学旅行で訪れたことがある。

オーストラリア🇦🇺では2週間滞在し、ホームステイ先のホストファミリーや、現地の高校生と英語を分からないなりに沢山話すことを心掛け、その結果、帰国した後に旅行会社を通して、とても好意的に思われた。やはり、英語が分からなくても理解しようとする姿勢は重要であるとこの時、大きく学んだのである。

通訳から言われた言葉

そして同じ年の2016年、アメリカ🇺🇸のロサンゼルスに修学旅行として訪れた。

日程は2泊3日であったが、2日目に現地の高校を訪れる機会があった。その時に、現地の高校生と交流する時間があったのだが、私を含め日本人は30人。私以外の日本人生徒は皆、集団で固まっているなか、私は、『ロスに来て何もしないのは勿体ない』と思い、現地のアメリカ人高校生とダンスをして交流を深めた。それを見ていた通訳が、高校から帰るためにバスに乗る直前に私にこうメッセージを伝えてくれたのである。

あの状況のなかで、よく行動したね。
君は国際系の仕事に向いてるよ

この言葉はとても嬉しかった。
私自身が目指していた将来への道が国際系の仕事であったから、その道を歩むプロの方から、そういった嬉しいお言葉を頂けたのは、この上ない嬉しさのあまり泣いてしまった。

その当時の私は、高校の英語が嫌いになっていたのも、事実である。話すための英語というよりは受験のための英語にフォーカスを当て、毎日が勉強ばかりであったため、かなりストレスを感じ、現実から身を逸れる日々が何日も続いていた先、前述したような出来事に出会えたのである。

広島に来て大きく学んだこと

2018年4月、大きな期待を持ちながら、私は静岡県浜松市から広島県広島市にある広島修道大学へ進学した。

広島修道大に進学した大きな理由は、キャッチフレーズである『世界を学び、地域で生きる。』のこの言葉に大きく心を惹かれたからである。

勿論、それだけではない。この大学は14ヵ国から留学生が学びに来ているため、国際交流も盛んであること、大学の図書館が物凄く綺麗であることも進学先を決める理由であった。

広島修道大学の留学生提携国は、
・アメリカ🇺🇸
・カナダ🇨🇦
・イギリス🇬🇧
・フランス🇫🇷
・ドイツ🇩🇪
・チェコ🇨🇿
・ベトナム🇻🇳
・ラオス🇱🇦
・フィリピン🇵🇭
・台湾🇹🇼
・中国🇨🇳
・韓国🇰🇷
・ニュージーランド🇳🇿
・オーストラリア🇦🇺

世界の幅広い国や地域から国境を越え、学びにくる留学生と接することで、日本では知ることができない様々な諸問題について知ることができるのは、国際交流の良い面と言えるだろう。

私が世界に興味を持った理由

英語の先生との出会い、ホームステイ先でのホストファミリーからの温かい言葉、ロスでの通訳からの有難い言葉がなければ、今こうして広島で国際関係について学ぼうと思うことはなかっただろう。

すなわち、その当時は微々たる経験であったとしても、その経験が蓄積され、やがて大きな器のような経験へと変わる。

日本では報道されないニュースが、今この時間も世界のどこかで起きている。英語を学べば、そういったニュースを知ることができるのも事実であり、世界観が変わる。

これからも、この先も英語を学ぶ楽しさを忘れずに歩んでいきたい。

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