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リズム、旅、言葉

2月1日(木)

仕事のリズムが良い。一ヶ月先の仕事に着手できている。そのリズムの良さが1日のリズムも形作っていて、なんとなくいい感じである。気候が穏やかになったことも関係しているかもしれない。目覚めが良い。粛々と1日をこなしていくことに、満足できている。

2月は3連休がなんと2回もあるということで、もともとは彼女と旅行に行こうなんて話をしていたのだけれどそれもできなくなってしまったので、1人で旅行してみようかなと考えている。初のソロ旅行。年末年始にヨーロッパに行き、1日20000〜30000歩は歩く旅行をしたので、名所を回るようなアクティブな旅は求めていない。

となると思いつくのは温泉街。行き慣れた城崎に行こうか。別のところを調べて行ってみようか。やはり城崎かな。調べる、という作業はすごく疲れてしまうので、誰か他人のためにという大義がないと腰が上がらない。城崎なら、システムを理解できている。外湯のチケットがついた温泉宿に泊まり、宿に近い外湯を回りつつ宿のそれも楽しむ。一泊か二泊かという問題もある。二泊を1人で過ごすとなるとさすがに飽きてしまうような気もする。金曜日の夜から行ってもいいな。それなら二泊してもあと二日も休みが残っている。4連休をいただいたような錯覚を楽しめる。

8日、9日に予定があって慌ただしいので、10〜12の三連休に行く気は起きない。かといって23〜25だと翌週引っ越しがあるのに旅行している余裕がないことも考えられる。10〜12にしようかな。引っ越しは慎重に、ミスなくやり遂げたいので。落ち着いて取り組みたい。

千葉雅也の『オーバーヒート』が文庫化されると知って、Amazonで予約しておいたものが月曜日に届いた。そこから読み始めてさっき読み終えた。今こうして書いている文章はかなり千葉を意識して書いているものだけれど、やはりこれを小説にしたいとは思えない。「書かないで書く」と千葉はよく言及していて、音声入力なんかも提案している。流れるように書く。自然に。それが難しいのだけれど、話すように書くと考えればそこまで難しくはない。

小説となると、僕にとってはやはり三島なわけで。考え抜かれたプロット。個性的なキャラクター。テーマの多彩さ。絢爛な言葉選び。45歳で亡くなったとは思えないほどの作品量。誰よりも日本を憂い、愛した男。一つ一つの言葉を大事にしたい。このnoteは毎日何かしら書くことを目的にしているから、とにかく流れていくものを捕まえる感覚で書くためにこの文体がいい。でも小説となるとやはり違う。言葉へのリスペクト、選んだ言葉への責任感を持つことはやはり必要だと思う。

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