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ハッカーとは何者か

「ハッカーと画家と私」を書くに至った経緯について説明しようかと思います。ポール・グレアム著「ハッカーと画家」に僕は非常に共感を覚えました。自分についてもし深く知りたいという人が仮にいるとするならばまずはこの本を読んで欲しいくらい自分の考えとシンクロしている箇所は数多く存在しました。僕はこの本でいうハッカーに似ていると自分で感じていますが、完全に一致していたというわけではありません。「ハッカーと画家」に共感することやそれに関連して自分が考えていることなどを織り交ぜて、ハッカーや僕から見た世界を発信していきたいと思います。

ハッカーという言葉は一見悪者という意味で認識している人が多いですが、プログラマたちの世界では優秀なプログラマであることを意味します。それはコーディングが早いだけではなく、ある技術で何ができるか、どんなハックができるか、どんな効用・社会貢献ができるかが肌感覚で想像できる人のことを僕はハッカーだと思っております。

ハッカーは将棋のプロ棋士のように数手先が瞬時に読めます。今後生じる可能性のあるリスク、機能の拡張、ビジネスモデルとの相性、コスト、さまざまな事象を予期し、先回りして手を打つことが出来ます。ハッカーは自分の書いたコードと今後想定しうるさまざまな事象を自然に頭のメモリに格納し、さまざまなアイデアを脳内で検証しながら最適なコーディングをするため、流れるようにコードを書くことができます。そのため、ハッカーは普通のプログラマの100倍の生産性を出すことも十分可能だと思います。

ハッカーはその卓越した想定事象検出能力、課題解決能力から一見変わった行動を取っているように見えることがあります。普通の人が2次元で最適解を探索しているとするならばハッカーは3次元、4次元の世界の問題を解いているようなものです。その一見変わった行動はコードを書いているときに限らず、全ての行動に及びます。

自分で言うのも大変恐縮ですが、僕は未熟なエンジニアではあるがハッカーの素質を持っていると思っております。ハッカーとは何者か、どうやったらなれるのか、なぜハッカーとして生きるのかについてある程度イメージすることができます。なので、1人でも多くの人がハッカーについて理解を深めて貰えれば幸いです。また、僕が人生で何を目的としていて、どのように振る舞っているのかについても可能な限り紹介していきたいと思います。

余談ですが、ハッカーにとって「ハッカーと画家」の読み心地の良さは格別でした。それほど共感を誘う本であり、熱狂した本でした。「ハッカーと画家」を何回も読み終わってしまい、共感に飢えてるハッカーの方々にも読んでいただけると嬉しいなと思っております。僕自身この共感を他者と共有したいがためにこれを書いているといっても過言ではありません。

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