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働かないことに決めました

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目次
①「時間」と「お金」
②なぜ働かないの?
③働かずに何がしたいの?
④働かないメリット・デメリット
⑤どうやって働かずに生きていくの?
⑥働くor働かない?
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●①「時間」と「お金」

よく比較される両者です。

別に対義語ではないし、概念として対称位置にあるわけでもないからなんだか気持ちが悪いけど、たしかにパラドックスは成立していますよね。
「お金」を得ようと思うと、「時間」は削られてしまう。
「時間」を得ようと思うと、「お金」は手に入らない。
つまり、どちらを重視するかという話ですが、
お金>時間 な人もいるだろうし、
お金=時間 の人もいるだろうし、
どっちも重要じゃない人もいるでしょう。
僕のように、

お金<時間

となった場合、「働かない」という選択肢が出てくるわけです。

●②なぜ働かないの?
逆に聞きたいんですが、そもそもなぜ脳みそが最もよく働く若い時期を労働なんかに費やさなきゃいけなくて、いよいよ勢いの衰えた老後にこれでもかと自由な時間が与えられるヘンなライフスタイルを選ぶのがスタンダードみたいなことになっているんでしょう?
そうではなく、若い時期にはたっぷり思考活動して、老後は確立した体系や蓄えた知識を使って人と交流しながら過ごしたい、と思うわけです。
そういうライフスタイルだって選べていいと思うんです。
もちろん、バリバリ働く人生プランだって魅力的だし悪いとは言いませんが、僕のような人種は四十数年の時間を費やして財産や信用や人脈を獲得したって、その果てに望むものは結局、「すべてのしがらみから解放された穏やかな生活」みたいなことなので、それはバリバリ働かなくても手に入るものだし、四十年もの時間を支払う価値があるのかは微妙なところです。

●③働かずに何がしたいの?
働かずに、考えてたい。
それこそ人のブログ読んだり本読んだりYouTube見たりして、それらのデータを整理したり物事の思わぬ繋がりを発見したり閃いたりしてたい。
あと音楽作成ソフトの使い方も学びたいし絵も少しは描けるようになりたいし。
音楽作りたいし物語作りたいしマンガも描きたい、そしてそうこうするうち誰でも手軽にアニメ(もしくはVR映像?)が作れる時代になっているはずなので、ぜんぶ統合して作品にしてみたいし、いっぽうそのVR映像の仕組みを理解し整理し一般化もしてみたいうんぬんかんぬん。
とにかく、働かずにやりたいことは無数に湧いてキリがありません。
というかすべてをこの人生の中でやりきるのはすでに不可能なので、どれかは諦めなきゃいけないのです……。

●④働かないメリット・デメリット
最大のメリットは、今も起きているしこれからも起こり続けるであろう社会環境の激変を、ワクワクしながら見ていられるということです。AIロボットが人びとの仕事を奪っていく様を、危なげなく眺めていられるということです。
逆にデメリットは、まだまだ周囲の理解を得られないということですかね……。
なんというか、これまでの「働くサイド用」に作られた制度のほとんどは、利用できません。たとえば結婚できませんね。あの、以前ふと婚活サイトに登録してみようとしたことがあって、そしたら、そもそも(男性は)収入がないと登録すらできないんですね。びっくりしました。まあそのハードル取っ払ったら収拾つかなくなっちゃうのはわかる気がしますけど。なるほど、現在ちゃんと働いていて、収入がある人っていうのは、雑砂に混じった金の粒みたいなものなんですね。頭が下がります。

●⑤どうやって働かずに生きていくの?
残念なことに今のところ、収入がなくても生きていけるシステムというのが確立されていないため、どうにかこうにか収入源を自力で確保するしかありません。めんどくさいですね。
ノマドワーカー、ブロガー、ユーチューバー、いろいろな方法が出てきてはいますが、いまひとつ体系がハッキリしていません。それを選択した誰しもができるようにはなっていない、というか。
またブロガーなんかになるといよいよ外界との接触を断ってしまいそうだし、ユーチューバーみたいな人気者にはなりたくないし。
なので、結局フリーターでいいじゃん、と最近思いはじめました。
いいように雇われるだけのフリーターは一見、時間効率が悪そうに思えますが、働く友人たちの話を、この一年でいろいろ聞いて調査してみたところ、株だろうが投資だろうが不動産だろうがその他のサイドビジネスだろうが、
時間は、使うんですよね。
「時間を使わずに収入を得る方法」っていう観点で見た場合、なんだかんだフリーターがいちばん自由な時間を作れる気がします。
雇われてる、ってカンタンなんですよ。考えなくていいから。
プラス責任を取らなくていいというのが全体としては大きい。
とにかく大事なのは、
・どこにでも出掛けられて、どこにでも住めるよう、身軽になっておくことと、
・誰かがやってる面白そうなプロジェクトに、いつでもすぐに参加できるよう、自分なりの知識や意見を整理し保持しておくこと、ですかね。

●⑥働くor働かない?
今や、どちらの選択もアリだと思います。
「普通に働いて時間の制約を受ける生活」を選択するか、「極力働かないで金銭的な制約を受ける生活」を選択するか。
なにしろ、時間の使い途が格段に増えました。
お金の使い途よりも時間の使い途で迷うほうがヘタしたら多いんじゃないでしょうか。
時間は貴重です。
これからもどんどんその価値が上がっていくでしょう。

お金と時間、どちらのほうが自分にとって価値があるのか、またどちらの生活のほうが楽しそうか。
もう個人個人の価値観で判断して決めていいと思うんです。
いっそどちらのほうがネタになりそうか、で決めてもいいかもしれませんね。

どのみち流れ自体は、「労働」というものも「貧富の差」というものもゆっくり消滅する方向に向かっています。
どのみち同じ所に辿り着くんですが、それまでのルートをどちらにするかというだけの話ですね。


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