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16タイプの判定法まとめ

前回の記事》で、16タイプ分類の有用性について書きましたが、とはいえ、どうやって分類すればいいかわからないと使えないので、今回は分類の仕方についての記事になります。

自分のタイプを判定する場合は《判定テスト》を受ければよいのですが、他人のタイプを判定する場合は、まさかテストを受けてもらうわけにもいかないので、判定基準(個人的に掻き集めてきたもの)を以下にまとめてみました。
ただし、判定結果はあくまで自分の心の中に留め置いてください。心の中で判定するだけなら個人の自由! ですがそれを他人に押し付けても迷惑がられること間違いなしです。

あと、当記事の筆者は専門家ではなくただの16タイプ分類に興味がある人です。
ここに書いてあることは思い切り適当です。ご了承ください。

それでは、気になるあの人やあのキャラクターを判定していきましょう!

目次
①4つの判定基準
②EかIか
③SかNか
④TかFか
⑤PかJか
⑥主機能で判定する
⑦まとめ


◆◆◆◆
①4つの判定基準

16タイプは8種類のアルファベットを4つ並べて以下のように表記します。

「ESTP」「ESTJ」「ESFP」「ESFJ」「ENTP」「ENTJ」「ENFP」「ENFJ」「ISTP」「ISTJ」「ISFP」「ISFJ」「INTP」「INTJ」「INFP」「INFJ」

それぞれのアルファベットの意味はこんな感じ。

1文字目「E」か「I」か⇒「外向型」か「内向型」か
2文字目「S」か「N」か⇒「感覚型」か「直観型」か
3文字目「T」か「F」か⇒「思考型」か「感情型」か
4文字目「P」か「J」か⇒「柔軟型」か「規範型」か

なんのこっちゃわからないですね。
適当に言い換えてみます。

「E」か「I」か⇒「ホット」か「クール」か(温度)
「S」か「N」か⇒「カラーリング」か「スケルトン」か(透明度)
「T」か「F」か⇒「硬い」か「柔らかい」か(硬度)
「P」か「J」か⇒「丸い」か「四角い」か(形状)

「ホットで透けてて柔らかくて四角いなら、ENFJ!」のように判定します。
ただ、それだけではちょっとざっくりしすぎなので、それぞれもう少し詳しく見ていきましょう。


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②EかIか

EとIの違いは、エネルギーを求める方向が、自分の外側か内側かの違いだそうです。
ではそれを踏まえて、具体的にどう判定すればいいかを考えてみました。

●ホットかクールか
外界と接するとき、基本的にはホット(でいたほうが安心)。>E
外界と接するとき、基本的にはクール(でいたほうが安心)。>I
外界に対してホットな人は、内界に対してはクールなので、実は心の内に冷めた何かを秘めています。
外界に対してクールな人は、内界に対してはホットなので、胸の内には熱い何かがたぎっています。

●社交的か否か
自分から積極的に声をかけていく。>E
声をかけられるのを待っている。>I
が、これはわりと間違えやすい基準でもあります。
親しい人たちが周囲にいる場では成立しません。また、いつでもそうなのか、いろんな相手に対してもそうなのかを見極めないといけません。

●落ち込んだとき……
誰かに会いたい。>E
一人になりたい。>I
声をかけてほしいか、そっとしておいてほしいか、と言い換えてもいいかもしれません。
失敗したとき、やらかしたとき、凹んだとき、「聞いて!」って全開で来るようならEっぽいです。

●大変なのはどっち?
自分ととことん向き合い続けるほうが大変。>E
毎日知らない誰かに会いに行くほうが大変。>I
自分の外側にしろ内側にしろ「未知」であることに変わりありませんが、どちらの未知を「なんかイヤ」「怖い」と感じるか。
E的にはダイエットや自問自答は「なんかイヤ」だし、I的には営業の外回りは「なんかイヤ」と感じるわけです。


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③SかNか

SとNの違いは、物事の知覚の仕方(情報の取り入れ方)が、具体的か抽象的かの違いだそうです。
難しいですね。
実際、SとNの判定は難しいです。
これも、具体的にどう見ればいいかを考えてみました。

●カラーリングかスケルトンか
発言の内容が、ちゃんと地に足が着いている。>S
何言ってんのかよくわからないことがままある。>N
以前、S優位の人に「N優位の人はなんだか透けてる感じがする」と言われたことがあるのでこういう表現にしましたが、要は現実的かどうかの尺度です。N=不思議ちゃんってことですね。
なんだかんだしっかりしてるならSだし、トータルしっかりしてないならN。

●未来に対する距離感
未来はこうなるかもしれない。でも、今はこう。>S
未来はこうなるかもしれない。だから、今はこう。>N
目の前の情報を手前から順に把握しようとする性質がS、奥から逆順に把握しようとする性質がN、だそうです。
よって、S的には、現在と未来はほぼ無関係です。
N的には、未来から逆算した結果現在(これから)が決まるので、地続きです。
未来の話をしたとき「でも」で切ったらSっぽいし、「だから」で繋いだらNっぽいです。

●理由が必要?
理由がなくても、とりあえず動ける。>S
理由がわかるまでは、もやもやする。>N
これも物事を把握する順番の違いで、
S「何をやるか」→「どうやるか」→「なぜやるのか」
N「なぜやるのか」→「どうやるか」→「何をやるか」
ということなので、必然Nは「なぜ?」の頻度が高まります。
年がら年中「なんで?」って聞いてくる人はNっぽいかも。

●カラダかアタマか
設計図を眺めるより身体や指先を動かすほうを好む。>S
設計図を眺めているだけで満足する。>N
(Nあるある=部屋の模様替えしようとして、アタマの中だけで終わる。)
S的には、カラダ(現実)が主体でアタマ(概念)が付属品です。
N的には、アタマ(概念)が主体でカラダ(現実)が付属品です。
地震や災害が起きたとき、Sはカラダを保存しようとするので、真っ先に避難場所や避難経路を調べるかもしれません。
Nはアタマを保存しようとするので、避難場所より先に、震源はどこか、安全な方角はどちらか、事態はどう推移しているかを調べるかもしれません。


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④TかFか

TとFの違いは、判断の基準が、論理的か情緒的かの違いだそうです。
「情緒的」という言い方は間違っているかもしれません。要は「論理に依らない何か」です。
説明すると難しいですが、判定は一番カンタンだと思います。
具体的に見ていきましょう。

●硬いか柔らかいか
断定口調やハッキリした物言いが多いため硬い印象を受ける。>T
同意や肯定やハッキリさせない物言いが多いため柔らかい印象を受ける。>F
ただし、これも二層構造で、深く踏み込んでみると逆転します。
表面が柔らかい(F)なら、中身には硬い芯のような部分があります。桃みたいに。
表面が硬い(T)なら、その中身は柔らかくて脆いです。クルミみたいに。

●問題解決の方法
「最終的には争いで決着しよう」と思う。>T
「最終的には和解で決着しよう」と思う。>F
非常にケースバイケースですが、TとFの違いが端的に表れるのがまさにこの「争いを好むか好まないか」だと思います。好むというか、ほかにどうしようもないなら争いもやむを得なくね?って思うのはTっぽい、いや人びとの繋がりや絆みたいなものがバラバラになるほうが最悪だからできれば和解で、って思うのはFっぽいです。

●笑顔の割合?
笑顔の割合が少ない。意味のないところでは笑わない。>T
笑顔の割合が多い。その中には受動的な笑顔も含まれる。>F
完全に個人的な体感ですが、平常時でも笑顔を作れるのはFっぽい。別にT=笑わないということではないです。Tだろうが笑い上戸はたくさんいるのですが、Tっぽい笑いはなんていうかより乾いてて、かっちりしてる。


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⑤PかJか

PとJの違いは、外界への接し方が、知覚的か判断的かの違いだそうです。
これも具体的な判定基準を見ていきましょう。

●丸いか四角いか
規範(ルール)に従うにしても、あえて従ってる感がある。>P
規範(ルール)があれば、なんの疑問もなく従っている。>J
Pを柔軟型、Jを規範型、と言うこともあるそうです。Jは規範があれば規範に従うのが心地良いです。Pは若干居心地悪そうにしています。
逆に、ケースバイケースといったとき、Pはナチュラルに柔軟に対応できますが、Jはあくまでケースの数をかぞえて、デジタルに対応します。

●人と接する態度
接する相手によって態度が変わるのが普通だと思う。>P
およそ誰に対しても同じような態度で接するのが普通だと思う。>J
他人を、どれだけ大勢であってもあくまで個別の個人として認識する(P)か、おおざっぱに「他人」としてひとまとめに認識する(J)かに違いがあるようです。
P「個人個人違った人間なのだから、ひとまとめにすることなどできない」
J「似ている人、同じグループなど、ひとまとめにして扱って良い」
「みんな」とか「◯◯な人たち」みたいな言葉を無自覚に使いがちなら、Jっぽいです。


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⑥主機能で判定する

MBTIについて調べていくと「Se」やら「Fi」やら、また何やら怪しげな表記を目にするかと思います。
これは心理機能というMBTIの元ネタみたいなヤツで、

「Se」「Si」「Ne」「Ni」「Te」「Ti」「Fe」「Fi」

の8種類あります。

主機能とは、その人が「苦もなく自然体で使える機能」であり、「リラックスしているとき使っている機能」です。

で、たとえば主機能が「Se」なら、ESTPかESFPのいずれかである、と特定できるので、主機能も16タイプの判定に利用できるというわけです。
4つの判定基準と並行して使えば、より確度は上がるんじゃないかなあ、という感じです。

以下、ざっくりと主機能8種類の「ぽさ」です。

●「Se」……ESTPとESFP
上下関係や力関係がハッキリしている。またはハッキリさせたい。
未来より今が大事。今の自分たちの状況、今の関係、というのが一番大事。
アドリブ力、臨機応変力は神懸かっている。
人を捕まえて盛り上がりたい。

●「Si」……ISTJとISFJ
経験や、日々の積み重ねはとても大事。
継続、定着、保存、みたいなことを大事にするイメージ。
大人しくて、しっかりしている人。
毒は誰も見ていないところでまとめて吐き出す。
捕まえて置いておくことができる。

●「Ne」……ENTPとENFP
未知の話や可能性の話をしているとき生き生きしている。
生き生きしてるときとしてないときの差が激しい。
責任とか追及するとめんどくさがる。
エネルギッシュで掴み所がない。
人を捕まえて楽しいことがしたい。

●「Ni」……INTJとINFJ
目立たないくせに妙な存在感がある。
普段大人しいくせに急に前に出てきて発言したりするのでポジションがよくわからない。
イメージは「謎」。仮面をかぶってる。
基本的にマメではない。
捕まえることはできない。

●「Te」……ESTJとENTJ
基本的に、成功とか成果をベースに考え行動する。
何事も成果に結びつけないと気が済まない。
他人にアドバイスしたり指示を出す側の人。
隙を見つけては上に行こうとする。空いた時間に資格取ったりする。それをすぐ人に言う。
人を捕まえて役割を与えたい。

●「Ti」……ISTPとINTP
細かい。細かい所と大雑把な所の差が極端。
本人が納得するかしないかで態度が変わる。
ソースとか根拠にはうるさい。
追求し始めるととことんやる。しつこい。
ふわっとしたものに従わされるのを嫌がる。同調圧力無効。
捕まえられるけどしょっちゅう反抗する。

●「Fe」……ESFJとENFJ
初対面の相手に満面の笑みで接することができる人。
基本的に他人との衝突を避けようとするけど、合わない人は笑顔で斬り捨てる。
ただ集まってワイワイやるだけなら時間の無駄。交流がしたい。
人を捕まえてみんなで輪を作りたい。

●「Fi」……ISFPとINFP
基本的に他人との衝突を避けようとする。
自分を含め、みんなの個性やみんなの気持ちをとても大事にする。
基本的に断ることをしない。
でも本当はちょっとは自分の意見も聞いてほしい。
捕まえようとすると逃げる。


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⑦まとめ
以上、長々と判定の基準を見てきましたが、すでにお気づきのとおり、どの判定基準も非常に曖昧でふわっとしていますね。とてもじゃないけど断定なんてできません。繰り返しになりますが判定結果を相手に押し付けるのはやめましょう。

このようにして、4文字のアルファベットが特定できたら、あとはGoogle先生に聞いてみましょう。各タイプの解説が様々出てくるはずなので、上から順に見ていけばいいかと思います。

この分類がどう役に立つのかは《こちら》をご参考にどうぞ。
ググるのがめんどくさい人>16タイプの簡単な紹介は《こちら》をどうぞ。

※また思いついたら追記していきます。

※もしMBTIに興味を持たれた方はこんな適当な記事ではなく、是非《こちら》や《こちら》や《こちら》でちゃんと学んでみてください。


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