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派遣会社「誰でも出来る軽作業」と労働者をバカにしていませんか?

労働組合員として、自分の会社の団体交渉の他に、他の組合員の団体交渉にもできるだけ参加しています。私は派遣社員です。派遣された場所で世間でいわゆる「誰にでも出来る軽作業」という仕事をしています。

自分自身の団体交渉、他の派遣組合員の団体交渉に参加して感じた事は派遣会社は派遣社員に売り上げを上げさせながら、派遣社員を思い切りバカにしているという事です。まず第一に、「仕事を与えてやっている」という偉そうさがにじみ出ている。

次に「派遣に登録するような奴は、何も出来ない」と信じている。それは「誰でもできる軽作業」「女性・60歳以上もOK」等言う募集の広告にも表れています。私が勤めている物流倉庫は、タブレットやハンディ、タッチパネルで集める商品を確認します。誰でも出来るとは言い切れません。

軽作業と言うのも全くのウソで、5kg、10kgの洗剤やセメントをいくつも運ぶという作業があります。これは「軽」ではない、という私の主張に会社側は頭を使わないから軽作業だと言うような説明をしました。ふざけていませんか?倉庫の仕事でも、時間を短縮するために回る十番を考えたりするのは何も考えてない人には出来ません。

とどめは、「派遣に登録するするような人たちは、何もできない、知らない」と思い込んでいる潜入意識があります。私の登録する派遣会社では派遣先に「事前面接」をさせます。私が団体交渉で「それは派遣法違反、26条の6項に違反している」というと驚いた様子でした。

前回の交渉では「派遣社員が何も知らない、何の経験もない、バカだと思っているのですか?」と直接聞きました。私は「今」は派遣かも知れないけど、以前は欧州の銀行に勤めていたし、海外の大学を卒業したし、看護師だった。昨日生まれたわけじゃない。バカにしないで欲しい!と思った事を言いました。様々な理由で自分の専門でない仕事に付きたい時もある、その為の派遣じゃないのか?

そして、営業の担当者の管理体制が全くできていないような、ボンクラマネージャーが派遣会社には多い。他の組合員の中には、研修したことを証明する計画表や実行表がない会社が多い。どこまで何を研修で教えたのか、まったく記録が無いのだ!私が「それだと、教えた証拠がないので、彼が仕事が出来ないと言うのはおかしい」と主張しましたら、黙っていました。

派遣会社の思いあがった、考え方が不当解雇・不当配転・雇止め・虐めを生み出しています。教える人達が教えると言うトレーニングも受けずに、新人を適当に教えて、出来ないと虐め始めるこの日本の派遣スタイルを根本的に覆す必要があると思います。質問する人によって違う事を答える、マニュアルが古い、「適当でいいよ」「どちらでも大丈夫」などいい加減な支持を受けて戸惑う新人派遣社員を救助するために今日も労働組合は闘い続ける💪



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