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低すぎる日本の最低賃金

おはようございます。「会社の愚痴聴きます隊」隊員のミフィーです。10月1日から全国の最低賃金が引き上げられますが、4県を除いては最低賃金協議会の決めた「28円」です。去年は賃上げがされなかった府や県があると言うのに、たったの「28円」とはひどい話です。

実は私は今年の8月に、天満労働局の最低賃金協議会に大阪の最低賃金をせめて1000円にしてくれるように陳述を述べに行きました。そこには、パートの女性・シングルマザー・介護士そして中小企業の幹部が来ていました。私達は決められた5分間で、最低賃金の大幅な底上げを求める陳述をしました。

大手スーパーで働いているパートの女性は自宅で年老いた母親を介護しながら、時給977円で働いていて、将来が見えないと訴えました。子供が生まれてすぐに夫が家出したシングルマザーは最低賃金では美容室に行けない、3年間新しい洋服を買っていないと切実でした。介護の女性は賃金が安すぎて、同僚が直ぐに退職し、慢性的な人手不足で辛いと疲れた表情を見せていました。

私は自分が海外在住の経験もあるので、貧困と犯罪の関係を説明して、賃金が安ければ社会の治安が守れない、安心して生活できないので最低賃金の大幅な底上げを訴えましたが、協議会で協議する人たちはもちろん最低賃金などで働いていないので、他人の貧困などは知ったことかと、私達の訴えを退けたのでしょう。その結果がこの「28円」という焼け石に水なのです。

私のいた英国の話をしますが、私が最初にロンドンに渡った時(1986年)には「全国最低賃金法」がありませんでした。1999年に「全国最低賃金法」が成立するまでは会社の言い成りでした。最初に私がバイトをした介護施設では時給が2.50ポンドで、今では考えられないほど低いですが、その当時は1ポンドが280円くらいで、1ベッドルームの家賃が300ポンド位でしたのでそれほど悪くはなかったのかもしれませんが。

なぜ「最低賃金」を決める時に、その「最低賃金」で働いている労働者の声を無視して決めるのか?なぜ、各都道府県によって最低賃金に差があるのか?私は2年前、沖縄の辺野古新基地反対抗議行動に参加しましたが、沖縄の最低賃金は大阪に比べたら破格に低いですが、コンビニのおにぎりの値段は大阪と同じでした。こんな不公平があってはいけないのです!

全国の最低賃金を一律にする必要があります。そうすれば町の過疎化や大都市の人口密集も防げるのじゃないでしょうか?今日も私は、全国の最低賃金を1500円に統一するために声を上げ、立ち続けます。それには仲間が必要です。生活が苦しい、賃金が上がらない、怪我をしても休めない、と言う人は「会社の愚痴聴きます隊」に声をかけてください、一緒に最低賃金を1500円にしよう🌻

労働者の力💪を信じて。






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