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【ミャンマー】バガンの観光開発が現地住人に与えた影響【現地調査】

ミャンマー好き海外ノマドのぐちを@guchiwo583)です。

個人ブログでは主にミャンマーを中心とする海外の観光情報を主に紹介しています。

ブログ:ぐちをぐろーぶ

今回は僕がミャンマーの観光事情を個人的に研究する理由にもなった自身の卒論調査についてご紹介です。

これより先、僕が大学生であった2017年8月に、ミャンマー中部、世界三大仏教遺跡の1つがあるバガンで行った卒論調査の内容をウェブ記事としてnoteでご紹介します。論文のほうではおよそ7万字を執筆しましたが、さすがにウェブ記事としては長すぎるので、こちらでは簡潔に3万7,000字程度にまとめました(それでも長い笑)。

論文よりも内容を端折っていますが、実際に集計したデータはもちろん公開しており、僕が執筆した論文の大枠が分かる内容になっています。

もともと論文として書いたため、多少ウェブでは読みにくいところがあるかもしれませんが、以下にご紹介するターゲットの方にはぜひ面白い内容になるかと思います。


このnoteのターゲット

このnoteのターゲットとして、主に以下のような人たちに向けて書いています。

・ミャンマーの観光開発政策に関心がある
・ミャンマーが好きでミャンマーのことなら何でも深堀りしたい
・バガンに行く予定で、現地で何が起きているのか現地目線で知りたい
・バガンの現地住民がバガンの観光地化をどう思っているのかが気になる
・仏教遺跡(神聖な場所)に観光客が増えることの是非について知りたい

だいぶマニアックでニッチな内容を記していますが、それでも「多少なりと誰かの約に立つ情報を提供できるのでは?」と思い、今回のnote執筆に至りました。


論文のテーマ、リサーチクエスチョンおよび仮説

論文のテーマは、「バガンの観光開発」についてです。このテーマを選んだ背景は、筆者が2016年の3月に、旅行でミャンマー、バガンを訪れ、そこで卒論の現地ガイド兼通訳として後に協力してくれるミャンマー人のT氏(現在はバガンのナショナル・ツアーガイド)と出会い、現地で観光開発が行われていることを知ったからです。

具体的には、

・ミャンマー政府が現在進行形で、観光立国化を模索していること
・中でもバガン遺跡群を、対外的に重要な観光地と見なしていること
・観光開発と絡め、バガン遺跡群の世界遺産登録を目指していること

といった観光開発の内容を現地で知りました。

しかしながら、バガン遺跡群周辺には今も町(ニャウンウーやニュー・バガン)やいくつかの村が存在し、遺跡のすぐそばでミャンマー人が実際に生活していることを同時に知り、果たしてバガンで行われている政府主導の観光開発が、現地住民に対してメリットを享受しているのか疑問に思いました。

もし今後も観光開発が続くのであれば、外国人観光客の増加を、現地の住民はどのように考えているのか知ることが、今後必要であるなとその時に思ったのです。こうしたことが論文執筆の背景にあります。

論文のリサーチ・クエスチョン(論文で解決していく疑問)は「バガンにおける観光開発は現地住民に対しどのような影響を与えたか」です。

また、リサーチ・クエスチョンに対する仮説として、「バガンでは観光開発によって一定の経済的恩恵を地域は受けてはいるが、同時に文化面で課題が生じている」という仮説をたてました。

このような仮説をたてた理由は、観光開発は地域に外貨収入という恩恵をもたらす代わりに、観光客の増加に地域は対応しなければならないため、観光客と現地住民との間で文化の差異による衝突が起こる恐れがあると筆者は考えたからです。

バガンの場合、現在も歴史的な仏教遺跡を礼拝場所として使用する現地住民が多く住んでいるため、今後押し寄せるであろう外国人観光客による仏教遺跡への訪問により、彼らの参拝行為が観光開発による影響を受けてしまうことを特に危惧しました。

そのため、上記の仮説を立証するための調査を行うだけでなく、調査を通じて現地住民の生の声を聞き、それを知ることが大切であり、観光開発は現地住民の意向に沿った形で行われるべきであると筆者は考えました。


バガン遺跡群とは?

▲バガンの仏教遺跡群(筆者撮影)

バガン遺跡群はミャンマー中部、マンダレー地方域(Mandalay Division)にある仏教遺跡です。

カンボジアのアンコール・ワット遺跡やインドネシア、ジャワ島のボロブドゥール遺跡を合わせ、世界三大仏教遺跡の1つとなっています。

バガンには約12平方キロメートルの範囲に、大小合わせておよそ3,000の遺跡があり、その多くはビルマ族の国であった「パガン王朝」が栄えた10~13世紀にかけて作られた仏教建築物です。

バガンの仏教遺跡には、大きく分けて以下の2つがあります。1つ目は内部に空間を持たないストゥーパ(Stupa)と呼ばれる仏塔です。日本おいては、三重塔や五重塔といったものがストゥーパに相当します。ミャンマーにおいては、主にストゥーパで構成される仏教建築物をパゴダ(英語:Pagoda)と呼んでいます。

▲バガンのパゴダの代表格「シュエジゴン・パゴダ」(筆者撮影)

2つ目は、内部に仏像を安置したり壁画が描かれていたりする寺院です。こちらは、英語でTempleと呼ばれます。

▲バガンの寺院の代表格「アーナンダ寺院」(筆者撮影)


バガンの観光に関して

バガンはミャンマーを代表する観光地となっており、その雄大な景観を一目見ようと多くの観光客が集まる土地です。バガンでは、以下に代表されるアクティビティーを楽しむことができます。

・サンライズ&サンセット鑑賞
・仏教遺跡(パゴダ&寺院)があるオールド・バガンへの訪問
・マーケットや土産物店でショッピング
・宿泊先近辺でご飯を楽しむ
・遠方のミャンマーの土着宗教であるナッ信仰の聖地「ポッパ山」への訪問

▲バガンのサンライズ(筆者撮影)

観光客は仏教遺跡を主に日中の間に観光することになります。その際は、タクシー、馬車、自転車といった移動方法もありますが、Eバイクと呼ばれる中国製の蓄電池駆動の二輪車を利用するのが比較的コストパフォーマンスが高く、好きな時に好きな場所へ行けるのでおすすめです。

▲バガンのEバイク(引用:Weekend Blitz

筆者はバガンに計2回、乾季と雨季の両シーズンに訪れています。乾季は雨に影響されることなく観光ができ、バルーンからサンライズを眺めるツアーが開催されるなど、バガン観光では一般的におすすめの時期とされています。

一方で、雨季は突然のスコールがあったりと、若干観光に不便な時期ですが、美しい緑色に映える木々が見れたり、晴れた時には綺麗な青空を望むことができるので、個人的にはおすすめのシーズンです。また、雨季の方が観光客が少ないので、宿泊施設の値段が安くなるといったメリットもあります。

▲雨季のバガン(筆者撮影)


バガンでは観光開発が行われています


話題を論文のテーマに戻しますと、バガン遺跡群があるバガンは、現在ミャンマー政府の観光政策によって重点的に開発が行われている地域になります。

観光開発とは文字通り「観光」をより良く「開発」していくことですが、現在のところ、バガンでは具体的に

・観光プロモーションによる外国人観光客のさらなる誘致
・新規ホテル、ゲストハウスの建設

が行われている段階です。

また、バガンをPRする活動の一環として、ミャンマー政府はバガン遺跡群のユネスコ世界文化遺産への登録を目指しており、政府としてはバガン遺跡群の世界遺産登録によって観光客の誘致にさらに弾みをつけたい考えです。

余談になりますが、バガン遺跡群の観光開発に関しては、日本のJICA(国際協力機構)も過去に独自のプロジェクトを実施していました。

参考:地域観光開発のためのパイロットモデル構築プロジェクト - JICA

このプロジェクトでは、今後バガンが外国人来訪者を受け入れるにあたっては、政府機関及び民間セクターの双方が様々な課題を抱えているとし、具体的に

・観光客を受け入れるための行政上の体制や制度の整備
・地域産業や住民が観光資源によって持続的に裨益するためのビジネスモデルの開発やプロモーション(PR)
・観光客や現地住民の利便性や快適性を改善するためのインフラ整備
・観光客に質の高いサービスを提供できる観光人材の育成

が今後必要であるとしています。


ミャンマー政府が観光開発を進める理由

なぜ今ミャンマー政府は自国の観光開発政策を押し進めているのでしょうか?

背景には、これまでミャンマーでは観光開発が行われてこなかったことがあります。

ミャンマーは1950年代から2011年まで、対外的には基本的に鎖国を行う軍事政権の時代であり、観光によって外国人を大量に受け入れることをあまり良しとしてきませんでした。もちろん、当時から観光でミャンマーを訪れることは可能でしたが、ビザ取得のハードルが高いことや、情報が限定的であったことから訪れる観光客はごくわずかでした。

しかし、2011年以降はアウンサンスーチー氏らが率いる政党(NLD)が政界に進出して民主化された政権に移り変わったことで、状況が変わりました。

対外的には開国が行われ、自国経済を立て直すために外国資本の導入が解禁され始めたのです。

これを機に、ミャンマーは自国の観光政策にも力を入れ始めました。現在の日本と同じように、国家規模でもっと外国人観光客を受け入れ、自国に外貨収入をもたらそうと政府の意向がシフトしたのです。

このことに関しては、ミャンマーの観光開発政策を統率するミャンマーの政府機関である「ホテル観光省(Ministry of Hotels and Tourism)」が民主化後の2013年に策定した観光開発政策に関する政府プラン「ミャンマー観光マスタープラン2013-2020(Myanmar Tourism Master Plan 2013-2020」を知ることで、より深くできるかと思うのでご紹介します。

英文になりますが、「ミャンマー観光マスタープラン2013-2020(Myanmar Tourism Master Plan 2013-2020」における観光開発の方向性は、以下のように記されています。

We intend to use tourism to make Myanmar a better place to live into provide more employment and greater business opportunities for all our people, to contribute to the conservation of our natural and cultural heritage and to share with us our rich cultural diversity. We warmly welcome those who appreciate and enjoy our heritage, our way of life, and who travel with respect. 

意訳すると、観光を国民の雇用創出やビジネスの拡大に繋げたいとする政府の意向が示されている内容です。

そして、具体的な数値目標としては、2020年までに750万人の外国人観光客を誘致することを目標に掲げています。

ちなみに、ホテル観光省発表の最新データ(2016年の外国人観光客の総数)では、およそ350万人となっている状況ですので、規模的には現在の倍にするということになりますね。

参照:Myanmar Tourism Statictics - 2017


バガンの観光に関する現状について

ミャンマー政府が重点的に観光開発を行っているバガンの観光に関する現状を記していきます。これらは後の現地調査の結果報告につきまして、重要な指標となっております。

現在のところ、バガンに絞った年別の外国人観光客数の推移を示すデータは、2014年のJICA報告書にて公開されています。

参考:ミャンマー国地域観光開発のためのパイロットモデル構築プロジェクト詳細計画策定調査業務完了報告書

内訳は以下の表です。


JICA報告書(2014)をもとに筆者作成


2007年〜2013年までのデータを見る限り、バガンを訪れる外国人観光客数は2010年以降、増加傾向にあることがわかりますね。

加えて、JICA報告書(2014)によると、バガンの外国人観光客数はハイシーズン(10月~3月)とローシーズン(4月~9月)で大きく差が生じており、最大で6倍もの差が生じている内容のデータも公開しています。


JICA報告書(2014)をもとに筆者作成


11月〜3月に観光客が集中し、ローシーズンの6月にもっとも観光客が少なくなることがデータから読み取れます。ちなみに、ハイシーズンは乾季、ローシーズンは雨季にミャンマーでは相当します。


バガン遺跡群の世界遺産登録について

ミャンマー政府による観光開発政策と同時遂行で行われているのが、バガン遺跡群のユネスコ世界文化遺産への登録推進活動です。ミャンマー国内では、すでに「ピュー古代遺跡」が世界遺産に登録されていますが、これに続く登録地として、現在ミャンマー政府はバガン遺跡群の世界遺産登録をユネスコに推薦しています。バガン遺跡群の世界文化遺産登録の可否については、2019年7月に行われるユネスコ世界遺産委員会で決定される予定とのことです。

こうした世界遺産登録活動は、ミャンマー政府の観光開発政策をつかさどるホテル観光省ではなく、宗教・文化省(Ministry of Religious Affairs and Culture)と呼ばれる別の政府省庁が担当しています。

宗教・文化省はもっぱら宗教(仏教)に関する政策を進める組織なので、彼らには世界遺産登録を観光開発に繋げるといった意図は基本的にありません。

しかしながら、現地調査で協力してくれたT氏曰く、ホテル観光省は、世界遺産登録を観光開発に生かそうとしている思惑があるそうです。そして、両省で互いに意見の対立等も起きているみたいです。

すなわち、歴史的文化財の保護を主たる目的とするユネスコの世界文化遺産登録に、観光客の増加という本来の趣旨とは違う目的が入り込んでしまっているのが実態になります。

これと同じようなことは各国の世界遺産登録活動をみても、実際に起きてしまっていることであり、日本も例外ではありません。富岡製糸場など、世界遺産登録以後に観光客が急増するといった事例も既に起きています。

こうした観光開発に利用される世界遺産の実態が、果たして意義のあることなのかどうかも今後考えていかなければならないでしょう。


実際に現地調査に行きました

以上が現地調査前に文献や資料から得た情報です。この情報をもとに、筆者はバガン観光の実態や現地住民の考え方をさらに深く知るための質問を作成しました。

調査期間は、2017年8月23日から25日までの3日間で、調査対象者はバガン遺跡群があるマンダレー地方域、ニャウンウー・ディストリクト(Nyaung-U District)のニャウンウー・タウンシップ(Nyaung-U Township)という行政区域の、町や村に住む現地住民31名です。

具体的には、

・参拝に関する調査
・観光に関する調査
・世界遺産に関する調査

の3テーマに分け、それぞれ現地住民がそれらのテーマに関してどのような考えを持っているのか探る質問を作成し、聞き取り調査を行いました。


現地調査の内容以降は有料noteにて紹介します。

いよいよ、現地調査の内容の公開に移りますが、ここから先、現地調査の内容以降、実際に得られた回答結果やそれに関する筆者の考察につきましては、有料(500円)とさせていただきます。

アカデミーでお金を取るのは時として批判の対象になることもあるのですが、僕は研究を本業とする者ではなくあくまでも自営業者の1人なので、そこはご理解願います。

この後の流れにつきましては、以下の目次に沿って解説していきます。

1 現地調査について
1-1 調査日程 
1-2 調査地の詳細
1-3 回答者の男女構成と年齢 
1-4 回答者の出身地

 1-4-1 回答者に過去に強制移住させられた人が5人
1-5 回答者の宗教
1-6 回答者の職業 

 1-6-1 ニュー・バガンにおける回答者の職業
 1-6-2 オールド・バガンにおける回答者の職業
 1-6-3 ニャウンウー・マーケットにおける回答者の職業
 1-6-4 村における回答者の職業
2 調査の回答結果
2-1 参拝に関する調査

 2-1-1 質問(1)「日常、パゴダで参拝を行いますか?」
 2-1-2 質問(2)「どのくらいの頻度でパゴダでの参拝を行いますか?」
 2-1-3 質問(3)「どこの寺院で参拝をしますか?」
 2-1-4 質問(4)「参拝する寺院を選ぶ理由は?」
 2-1-5 質問(5)「どこのパゴダで参拝をしますか?」
 2-1-6 質問(6)「参拝するパゴダを選ぶ理由は?」
 2-1-7 質問(7)「いつの時間帯に寺院やパゴダで参拝を行いますか?」
2-2 観光に関する調査
 2-2-1 質問(1)「バガンを訪れる観光客は増加していますか?」
 2-2-2 質問(2)「バガンを訪れる観光客が増加した要因は何だと思いますか?」
 2-2-3 質問(3)「観光客が増加したことで変わったことはありまか?」 
 2-2-4 質問(4)「バガンに観光客は今後さらに必要ですか?」
 2-2-5 質問(5)「バガンに観光客が必要な理由は何ですか?」
 2-2-6 質問(6)「観光客と現地住民との間に問題は起きていますか?」
 2-2-7 質問(7)「どのような問題が生じていますか?」
 2-2-8 質問(8)「観光客が多く来ていても、寺院・パゴダで参拝を行いたいですか?」
 2-2-9 質問(9)「観光客を助けたことがありますか?」
 2-2-10 質問(10)「どのような問題に対して手助けを行いましたか?」
 2-2-11 質問(11)「バガンで観光客がしてはならないルール等を教えてください」
 2-2-12 質問(12)「バガンで観光客が一番守るべきことは何ですか?」
 2-2-13 質問(13)「バガンで観光客が一番守っていないことは何ですか?」
2-3 収入に関する調査
 2-3-1 質問(1)「仕事を複数持っていますか? 」
 2-3-2 質問(2)「乾季と雨季で収入に違いがありますか?」
 2-3-3 質問(3)「現在の収入状況は昔と比べてどうですか?」
 2-3-4 質問(4)「なぜ収入が増加しましたか?」
2-4 世界遺産に関する調査
 2-4-1 質問(1)「ユネスコの世界遺産について知っていますか?」
 2-4-2 質問(2)「ユネスコについて何を知っていますか?」
 2-4-3 質問(3)「現在ミャンマー政府がバガン遺跡群をユネスコの世界遺産に登録しようとしているのを知っていますか?」
 2-4-4 質問(4)「どのようにそれを知りましたか?」
 2-4-5 質問(5)「バガン遺跡群の世界遺産登録に賛成ですか反対ですか?」
3 現地調査の結果を踏まえた考察
 3-1 調査で判明した観光客増加の実態
 3-2 観光客増加の理由とは?
 3-3 現地住民の外国人観光客に対する姿勢

 3-4 現地住民と外国人観光客との相互関係
 3-5 外国人観光客による観光は現地文化の妨げになるか?

 3-6 国内観光客(ミャンマー人巡礼客)の保護の必要性
 3-7 観光開発が現地住民に与えた影響に関する考察

  3-7-1 影響①「外貨収入による現地住民の経済力の向上」
  3-7-2 影響②「雇用機会の増加 」
  3-7-3 影響③「パゴダへの寄付金の増加」
  3-7-4 影響④「異文化への関心」
  3-7-5 影響⑤「伝統工芸の保護」
 3-8 バガンの世界遺産登録に関する考察 
  3-8-1 世界遺産に対する現地住民の意向
  3-8-2 世界遺産登録はバガンに恩恵をもたらすか?
 3-9 バガンで生じている問題
  3-9-1 問題①「服装の問題」
  3-9-2 問題②「Eバイクによる事故の問題」
  3-9-3 問題③「不当な価格設定の問題」
  3-9-4 問題④「国内観光客によるゴミ投棄の問題」
  3-9-5 問題⑤「外国人観光客に対する窃盗の問題」
  3-9-6 問題⑥「偽漆器の問題」
4 結論
5 提案

 5-1 提案①「バガン入域料の値上げ」
 5-2 提案②「パゴダにおける入場制限」
 5-3 提案③「パゴダ訪問時における衣服の貸出」


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