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コーチングからの学び⑤〜シドニーでとある三姉妹が教えてくれたこと

「ランニングのメニューを教えてください。どんな練習をやればいいですか。」こんな1通のメールが昨年11月に私の元に届きました。
昨年10月に行ったオーストラリアジュニア選手達の日本合宿に参加した1人の日本人とオーストラリア人のハーフの中学生の女の子からでした。 

昨年の9月から今年の1月までの5ヶ月間、日本に留学に来ていたとそうで、その期間中に中学駅伝を経験したそうです。オーストラリアの学校では一番足が速くクロスカントリー大会とトラックレースの代表に選抜され昨年は800mとクロスカントリーで州大会まで進んでいたとのこと。 

しかし日本に来て陸上部に入部したものの、毎日行われる練習でいっぱい、いっぱいになり駅伝では1区を任されるも周りの日本人中学生に全然ついていけなかったことがショックだったようです。

ただ駅伝を経験したことにより、陸上競技の面白さに気づき速くなりたいとどんどんやる気が出てきたとのこと。 

私がシドニーに滞在中に日本の留学から帰国。こうやって週3回の練習を高校2年生、中学3年生になる二人と一緒に行うようになりました。毎回の練習前に目的、意味を明確にして練習に取り組むこと意識がけて指導を行う中、一生懸命学ぼうと質問をぶつけて二人。こちらもどうやったらもう少し分かりやすく伝えられるのかを毎回考えさせられる刺激的な日々でした。

こうやって躊躇なく疑問に思ったことを聞いてくる選手に会うことは中々なくて、「今度はどんな質問をしてくるんだろう」と思いながらそれに向けて私も勉強して準備する。いつの間にか私の方が楽しませてもらい、学ばせてもらったんじゃないのかなと思います。

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今回、改めて思ったことがコーチングをする上で一番面白いのはやる気の人達と出会って、一緒にお互いの考えをシェアしてる時間であってそこに性別、年齢、能力は関係ないということ。
選手からの質問、意見なしにコーチとしての成長は難しい。

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帰国後もメールや電話を通してコーチングを続けていくことになりました。今後の彼女達の成長を見守りつつ、またいつか日本のチームに入ってくれればと淡い期待抱きながらやっていこうと思います。

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日常からの学び、ランニング情報を伝えていきたいと思います。次の活動を広げるためにいいなと思った方サポートいただけるとありがたいです。。