コーチングからの学び③

練習、レースが思うようにうまく行かなかった時、きっと物事を振り返ると思います。「昨日、十分に睡眠が取れなかったから、食事がよくなかった」など。また時にはこんな疑問も浮かんでくるのではないでしょうか。「この前の練習はあんなにうまくいってのに」

コーチングを始めてからはいろんな人と話し、いろんな意見を聞いたり、読みます。最近、面白いなと思った記事に「間近な出来事」というものがありました。

心理学的にも人間というものはすぐに答えを出したがる生き物らしく、その結果、うまく行ったり、行かなかったりしたことの原因を最近の出来事から答えを導き出そうとするようです。

学生たちと接していると上記の考え方がよく見受けられ、また自分が学生の頃を振り返ると当てはまる事例が多くあることに気がつきました。「数日前にはあんなにうまく走れたのに」「あの選手がうまく走れたのは前日に〜をやったからだ」                           数日前の練習でうまく行ったことや成功した人が前日にやった事などに目が行き、それまでレースに向けて積み上げてきたものがどうだったかを忘れがちになってしまいます。

逆に言うとレース数日前の練習がうまく行かなくて自信をなくす選手もいます。今までやってきた事の全体像に目を向ければ「ちょっと疲れが溜まってきたな、レースに向けてもう少し練習を抑えて調整してみよう」というような柔軟な考えが生まれますが、その日の練習だけに過剰に意識しすぎると「ここにきて調子が悪くなった、レースを走れる自信がない」。大げさではありますが、このような考えに至る事があるでしょう。

レースで大幅な自己ベストを出した時、その瞬間に大きな力がついたと思い込み、翌日より練習量、質を上げようとしてしまう事はないでしょうか。レースで結果が出た日に力がついたのではなく、それまでの積み上げが成果として出た事を忘れがちになってしまいます。

物事がうまくいく時、行かない時ほど一瞬の感情で物事を判断しがちです。一歩下がって物事を考える事で、そのレースに至るまでの全体像が見えてくる事でしょう。それにより、その結果に至るまでどんな原因があったのかをより深く知る事ができると思います。

より多くの経験を重ねた人ほど、柔軟で冷静な判断ができていると思う、今日この頃でした。

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原口孝徳

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