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コーチングからの学び④〜仲間、情熱、目的

日本、アメリカ、カナダ、オーストラリアと生活した中で、いろんなタイプに人達、主にランナーさん達に出会うことができました。その中にはオリンピック選手もいれば、ダイエットや健康のために走る人もいました。

その中のほとんどの人がフルタイムの仕事や家事、育児などを行いながらランニングを生活の一部として行なっていました。

日本では実業団選手という制度が確立されるあまり、フルタイムの勤務で速い記録、高い競技成績を残すと注目を浴びることがあります。目立つような結果ではなくても、毎日仕事と両立して走る方もたくさんいます。

私も大学卒業と同時に部活を引退しましたが、自分で練習を続けて結果を出せるように頑張ろうと最初は思っていましたが、中々練習が続かずにうまくいきません。こうやって仕事の両立の中、練習を続けていける人達に共通する部分はなんだろうと自分なりに考えてみました。

前回の記事に紹介しました、デイビット・マクネイル選手との会話から出て来た言葉が「People」「Passion」「Purpose」の3つです

ランニングクラブに所属して、共通の趣味を持った人たちに囲まれることでモチベーションを維持することができる。「People」自分を取り囲む人達の存在はすごく重要になってくると。確かに出会った人たちのほとんどがクラブに所属してる、もしくはランニング仲間がいました。

次に「Passion」。彼曰く、簡単に説明すると、物事に時間を費やした先に充実感がある。「ただランニングがいつもそばにあるわけではない。特に故障をした時など。」
そこでこの「Passion」、もしくは自分をランニングから一旦切り離してくれるもの。そうすることで、落ち込んだり、悩んだりすることを防ぐことができる。仕事の存在が、うまくランニングから自分を切り離してくれるものであり、またランニングの存在が仕事のストレスから切り離してくれるものとして成り立っている人は、長い期間ランニングを続けている人達ではないでしょうか。時間があった学生時代より、また実業団をやめてから速くなってる人達もそうではないのかなと思うことがあります。
なので故障中の選手、特に深く考えてします生徒達にはあえて、走ることから切り離してあげてポジティブな方へ導いていける指導ができればと思います。

オーストラリア10000m記録保持者のベン・セントローレンス選手も5000m13分10秒、10000m27分24秒という記録はフルタイム勤務の時に走っています。本人曰く、「当時のJogは基本が通勤、または帰宅ランであり、その練習がオーバートレーニング防いで、ハードな日にしっかり追い込むことができた」と話します。

高校、大学時代伸び悩んで社会人なり記録を出してる友人を見てる、上記のような環境がいい方に働いているように向けます。

最後に「Purpose」というのはPeople、Passionの存在から生まれてくるのものであり、目的を持つとことで自身を良い方向へと導いてくれるのではないでしょうか。

最近は、私も多くのランナー「People」に囲まれて走ることができ、ジュニア選手へのコーチングが「Passion」となり、たくさんのランナーやコーチから学んで、まずは自分が大会で結果を出してみる。そして帰国後に学生達にシェアをするのが「Purpose」となり、充実した生活となっています。

日常からの学び、ランニング情報を伝えていきたいと思います。次の活動を広げるためにいいなと思った方サポートいただけるとありがたいです。。