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行った国、行ってみたい国

自身は、外国語を専攻する高校教員なのだが、とりたてて外国へ行ってみたいと言うのはない。とりあえず、「行った国」を整理してみる。

1994年 カナダ、アメリカ(業務:ホームスティ同行)
2001年   大韓民国(業務:修学旅行)
2001年   メキシコ、アメリカ(蜜月旅行)
2017年   アメリカ(業務:ホームスティ同行)
以上、四か国である。

プライベートの海外旅行は、蜜月旅行だけ。旅行の最後、お腹を壊したのが玉に瑕だったが、それはそれで楽しかったのは覚えている。

そして、「行きたい国」の回答は、「ない」である。

そもそも、なぜ現職を目指したかと言えば、「高校野球に携わりたかった」と言うのがその理由だった。教科は、何でも良かったのである。一生かかっても行けるかどうか分からない、お金を出せば行けるわけでもない場所と言うのが、私の行きたい場所だった。

1996年春に、虫垂炎穿孔腹膜炎なるものに罹り、一ヶ月の入院を経験。それからというもの、その夢を断念し「公務員らしい」生活を目指してきた。細く長く生きたいという気持ちに大きく変わっていったのだ。教育現場がブラックなのは、平成最初の頃から当たり前だったのだ。

悲しいかな異動希望を出す度ごとにグローバルを目指す職場に引きずられてきた。そう、グローバルはブラックを誘引するのだ。折角、息を潜めていても、グローバルは私を掴んで離さないのだ。

そして、今年還暦を迎える。もう十分だろう。三十五年も奉仕してきたじゃないか、勘弁してくれよ。と言うのが、正直なところだ。

しかし、平成以降長きに渡る緊縮財政のおかげで、5年もしくは10年の延長戦を余儀なくされることとなっている。ご隠居さんになれると思っていたのだが。

四国お遍路を始め、行きたい場所は国内に山ほどある。歩ける体力のあるうちに、早くご隠居さんをさせていただきたい。


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