虫唾が走る
意味を理解していなかった子どもの頃、それは漠然と「からだの中の虫」のことだろうかと思っていた。からだの中の虫…というと、想像してしまうおぞましいものがあるが、子どもだから当然怖いことを想像していたわけではない。どちらかというとメルヘンに近いだろうか。純粋に、人間のからだの中を行きかう生き物が存在している…と思ったのだ
なぜそう思ったのかというと、ときどき、わき腹あたりをきゅるきゅる…と、なにかが這うような感覚に見舞われたことがあるからなのだが、その感覚を「あ、これがむしずか」と思ったのだった。そう、わたしは「むしず」という体内細胞が存在していると考えていたのだ
そのきゅるきゅるの原因はなにかは知らないが、例えていうなら、水の中で空気が動くようなそんな感じ。お腹が鳴るきゅるきゅる…とはまた違って、それが起こったあとは、かきむしりたくなるような、むず痒いようなそういう感覚があったのだ
え? お腹の中に本当に虫がいたの?
いや、正しくはわき腹、肋骨の間だ
しかし、それは幼少の、ほんの短い期間だけの出来事で、大人になってからそれを感じることはない。だからあれは、子どもの躰が薄っぺらいから、血管の中とか、内臓の表面とか、とにかく狭い体内での大きなアクションがそう感じさせたのかと思っている。違うかな?
虫唾が走る…って、単純にぞわぞわしておぞましいって感じの意味かと思っていたのだけれど、調べてみたらちょっとわたしの解釈とは違ったみたい
これを踏まえて解釈すると、虫酢が口に出てくるほど不快でたまらないという意味になる。へぇ~ (・∀・) だよね
そう考えると、まだまだ間違った解釈で覚えてること、たくさんあるのかな~と思いました
ホント、日々勉強だねって話でした!
いつもお読みいただきありがとうございます とにかく今は、やり遂げることを目標にしています ご意見、ご感想などいただけましたら幸いです