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アズマという男 vol.6 ソーシャル起業物語「ラブワゴン」

コジマさん!
コジマさんの会社ハイエースありましたよね。会社の車とコジマさん、今週末空いてませんか?

ちょっとちょっと、どうした、どうした?

コジマさん、聞いてください!

あの摘果リンゴちゃんたちが、お嫁に行くことになりましたよ!

えーえー!

マジ!?

どこにどうやって?

はい。運びます!

千葉県にあるMITOSAYA蒸留所と言うところお嫁に行くことになりました!



昨今のスピリッツブームで日本国内には様々な場所で蒸留所が近年できているらしく、MITOSAYA蒸留所さんもその一つで、様々な果物や野菜ハーブなど様々な果実から、ボタニカルエッセンスを取り入れたスピリッツやブランデー蒸留酒などを製造販売している会社のようだ。りんごを、アルコール発酵させ、蒸留して、蒸留酒を作る。そこにみともさんならではのアイディアでシナモンフレーバーなどを加えてアップルパイのようなテイストのアップルブランデーなるものを作ると言う…。


…おお!なんだか、めちゃくちゃオシャレじゃないですか!?




…あの、かまかけオファーから3日、アズマさんはと自分の知り合い、人脈、独自のネットワーク、SNS、いろいろなものを駆使して、長野のリンゴ農家が毎年毎年残念な気持ちで廃棄している、摘果リンゴの次なる道をつけた。




私の知り合いに酒屋をしている仲間がいて。渋谷原宿のバーにお酒をおろしてるんですよね。最近のウイスキーブーム8人ブームでこういった小さな蒸留所がすごく注目を浴びてるらしいんですよ。お酒のバイヤーから蒸留所の知り合い蒸留所の知り合いから蒸留所の店主につないでもらえました!



…で、なんでハイエースいるの?

はい!りんごが腐ってしまうかもしれないと言う話をしたらもう今すぐ持ってきて。と言うことになって…

で!今週末持って行きます!



と約束しちゃったんです…!



コジマさん!
一緒に千葉に行ってくれませんか!
農家さんも紹介してください!
MITOSAYAさんと繋ぎますよ!


はははは。泣
やるしかねーなぁー。泣



こうして私たちは、長野でりんごを積み込み、男2人旅、ラブワゴンで、千葉MITOSAYA蒸留所に向かった。



コジマさん!私幸せです!

あの捨てられるはずだった、摘果リンゴちゃんたちが次の道をつけられて、そして、それをコジマさんと一緒にハイエースで運べるなんて!

最高です!

最高の夏です!
まさに地域課題の解決!
ソーシャルビジネス!
SDGs!

人と人との人脈で物事を解決する!
まさにこれが私がやりたいことなんです!

解決!

解決!

地域課題の解決!

やりましたね!

長野県を救いましたよ!



【心の声】
いやいやいや、長野県には多くのりんご農家さんがあって、その1農家の1廃棄される摘果リンゴの一部を実験的につないだに過ぎないでしょ…。



とは思うものの…

…しかし、まあ、

アズマさん、あんたなんかスゲェよ。笑




そして、…私は、これからアズマさんが、起業するNPO法人の理事になることになってしまった。

これから苦難が始まるとも知らずに…。

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