「いったいアナタは何がしたいの？どうして人を叩くの？何故物を壊すの？」

重度発達障がい者の【※Bさん】は今までに上記の言葉を何度、何人の人に言われてきたんだろう？

こんにちは
異性介助ヘルパータダヒロ先生です。

他傷自傷行為の激しい知的障害者は小さい頃から薬で抑えられてしまい、大人になる頃には、朦朧状態になるケースが多いです

しかし、今回ご紹介する女性利用者
（※以降Bさん）

Bさんは
良い主治医が付いているのか？
保護者さんの方針なのか？
わかりませんが『薬』にたよらず、現在19歳になっても激しく暴れ回っています（笑）

私は男性で他害癖のある利用者も経験ありますが、このBさんは女性ながらそのパンチ＆ビンタの攻撃力はダントツの1位

そんなBさんに初めて会った時のお話しです

とある施設イベントで奇声をあげながら狭い人混みの中を走り回り、職員の静止もきかなで暴れ回っていたBさん

結局…
気持ち悪い太った男性職員に押さえつけられ、可哀想にBさんはイベントを楽しむ事も出来なかったんです

私は責任者の職員に尋ねました

『初めてみるあの子は新しい利用者さんですか？』

すると
数年前から利用はしているが、最近はめっきりご無沙汰でイベントだからと久しぶりに誘ったから来ているとの事でした

常に暴れ回っているBさんは筋肉質で体脂肪率1桁クラスのアスリート系19歳ですから

“女性スタッフが多動行動を止めるのは大変”といった理屈で

ハラスメント系の気持ち悪い系なベテラン男性職員達がニヤニヤベタベタと、本当は喜んでるのに困った顔をしながら、Bさんを抱き抱える始末

そんな最中、Bさんはするりと抜け出して私の背中を軽く『ポンっ』と叩いて行きました…
そう軽く、まるで

『はじめまして私はここにいるよ、そのうちまた逢えるからネ』

と言うように軽く私の背中を叩いていきました

それから半年後再びイベントでBさんに会うと・・・

状況は以前とまったく同じで、暴れ回るBさんを

“…ハラスメント系の気持ち悪い系なベテラン男性職員達がニヤニヤベタベタと、本当は喜んでるのに困った顔をしながら、Bさんを抱き抱え…”

私はアッタマに来てその場で正職員を怒鳴りつけました

その後、色々あり半ば強引に私が支援するようになりました

最近凄い事があったんですよ！

そのBさんは重度知的障害者で聞くも話すも、言葉ジェスチャーで限られた事しか意思を伝える事ができません

つい最近、支援中に初めて出会った時の事を話してかけてたんです

『Bさんさ、あの時俺の背中ポンっと叩いたのはどして？もしかしたら半年後にこうして2人で外出するの予知してたんじゃないの〜』

勿論話しかけてもBさんは答えてくれません、話を理解してないと私は勝手に思いこみ、さらにこう話かけました

『俺さ、Bさんがあんなキモい連中にオモチャにされてんのが我慢出来なかったんだよ、だから今こうして一緒に外出支援出来て嬉しいよ』

そう言うと、な、なんとBさんが

「あたしも」

ハッキリそう言ったんですよ！
これマジ話です！

人間“ギョッとする”ってこんな時なんでしょうね

私は立ち止まり、その場にしゃがみ込みBさんの顔を見上げると、彼女は顔を背け恥ずかしそうにうつむきました。

みなさん
私の文才ではこれが限界です。

　　　by Guide helper “TADAHIRO”

編集後記：おそらくこのしゃべれない障がい者Bさんは、子供の頃から恐ろしい程の虐待を受けています。それは暴力とSEXを長期間様々な悪魔のような人達から多数受け続けていたのでしょう。精神を壊して“言葉を発する事”を止めてまともじゃない振りをしながら生きているのだと思います。私だけが知っています、重度障碍者のBさんは「詐病」でした。すべて理解の上の行動言動を繰り返して強い薬で多少の乱れはありますが、全部理解している健常者だったのです。私はそんなBさんを施設に置き去りにしています、自身が預かれるほどの施設を立ち上げられた際には迎えに行こうと思っています。

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