見出し画像

GOL 9th SEASON 見どころ解説

画像1

GOLタッグ王座次期挑戦チーム決定戦
RINKA&リノケロス倉島 vs 鹿谷昌之&マルス・カツマダ【ラフスレファス】

 前回大会にて壮絶な一騎討ちを披露したRINKAと倉島が電撃タッグ結成、タッグ王座獲りへと臨む。対するはGOLには二人とも初登場となる鹿谷&マルスのタッグ”ラフスレファス”。
 ハードヒットとハードコアが融合したRINKA&倉島組は急造ながら注目度抜群。共に独特の世界観を持つ二人の呼吸が合えば魅力的なタッグとなる事間違いなしだが、その余裕をタッグ屋のラフスレファスが許すはずは無いだろう。ベテランながら巨体に溢れるパワーでメキシコを主戦場とするマルス、客席から悲鳴と黄色い歓声をかっさらう美しき拷問官・鹿谷の異色ながら妙に息の合う二人は何としてもこの初登場でインパクトを残しておきたい所。 
 初タッグvs初登場の2チームによるタッグ戦線の今後を占う一戦。シバき、ヒネり、ぶん投げ合ってイニシアチブを奪うのはどちらだ!?なお、この試合の勝利チームには鹿谷選手がモデルを務めるファッション雑誌の出版社様より賞金が授与されます。

画像2

GOLタッグ王座タイトルマッチ
パプ・ミカルド&パプ・ラトレイユ【パプ・キングダム】vs 光谷坂洲&多羅尾京司【不調法者達】

 長期政権を築く初代王者パプ・キングダム。アメリカンスタイルのミカルド、ハードヒットなラトレイユとバランスの良い二人の阿吽の呼吸によるタッグワークは、本人たちの自称兄弟発言もいよいよ真実だと思えてくるキレを帯びてきている。前回防衛戦後は「シングルでもチャンスが欲しい」という旨のコメントを出し、直後行われたトーナメント戦では有言実行で難敵を撃破する活躍を見せるなどまさに今が全盛期と言える二人。そんな王者組とは対照的な二人がユニット「不調法者達」の光谷&多羅尾だ。
 二人はシングルマッチを経てユニットを結成、その際勝利した多羅尾がリーダー格を務めタッグトーナメント”MEDIA NARANJA”、ジャッカル浅沼との抗争劇などでは試合でもコメントでも前面に立ち活躍を見せていた。しかしシングルリーグ戦”GOL Paraiso”で多羅尾は2勝7敗、光谷坂洲はリーグトップタイと明暗を分ける結果に。ブロックが分かれたため直接対決こそ無かったものの、その後は光谷の活躍が目立ち多羅尾は一時期GOLを離れ米インディーで一人戦うなど苦闘の時期が続いた。トーナメントでも多羅尾を倒した城戸を光谷が倒しそのまま準優勝など、もはや格の差の変化は明確なものとなっている。 
 久々のタッグ結成がタイトルマッチとなる挑戦者組。多羅尾が暴れまわって面目躍如となるか、光谷が好調振りを見せつけるか。それとも王者組が不安定な二人を一蹴し5度目の防衛か…不穏な雰囲気漂うタイトルマッチから目を離すな!

画像3

GOLリベルタ王座タイトルマッチ
【ランバージャックデスマッチ】
羽田飛鳥(B.A.D.)vsネプティード・ディナス

 シングルトーナメントにて羽田から勝利を収めたネプティード。突っかかってきた小桑を蹴散らしGOLでは初のシングル王座挑戦を決めた。
 これまでは実の兄であるヘラクレイドとのタッグ”テンペスト” による活躍が主だったネプティード。しかしタッグ王座には手が届かず、シングルリーグ戦にはヘラクレイドのみが出場と、GOLの最強ガイジンとは呼べない雌伏の期間が長く続いた。しかし今年のシングルトーナメント戦にていきなりベスト4という大仕事をやってのけ、しかも倒した相手は現リベルタ王者の羽田、元GOL無差別王者のサンポンと極めて価値のある勝利を収めて結果を残した。
 相対するのは格闘狂・羽田。同じ相手に二度不覚を取る選手ではない。ガンジュ、PXFなど各団体を股にかけて活躍するこの男は、初代王者・桜神を破ったのち破天荒にも他興行(百花繚乱)での防衛戦を敢行。今回は三度目の防衛戦となる。リベルタ王者の特権として指定したルールは「ランバージャック・デスマッチ」。過去二回のタイトルマッチでは”桜神マシン・1号&2号という物言わぬマシン軍団を引き連れてるものの、しっかり強さを見せた内容で王座獲得&防衛を果たしている。
 溜まりに溜まったフラストレーションを一気に爆発させて王座強奪を狙うネプティードと激しい挑発と安定した強さで防衛を狙う羽田。他団体に流失しっぱなしのリベルタ王座をGOLの選手が初戴冠なるか?それともそんな事関係なく暴れ回るだけか?荒ぶる海神を黒い格闘狂はどう料理する!?

著・鬼丸コガネ


〈GOL 9th SEASON 公式パンフレットより一部抜粋〉


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?