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GOL INVERSION

 GOLでは5月シリーズに「GOL INVERSION」と題し、当団体参戦中の30名に、B.A.Dより現GOLリベルタ無差別級王者羽田飛鳥、そしてGOL初登場となる城戸真絃を加えた計32人によるトーナメント戦を行うことを決定した。ここでは選手個人の解説とともに、大まかな大会の展望をお届けしたい。(選手名→写真→ショルダーネーム→身長体重→必殺技→解説)

RINKA

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 “突然変異” 169cm/82kg 必殺技:コンタヒオ・ピン(スーパーダイビングフットスタンプ)

 太田天兵との越境タッグによる新がばいプロレスでのコロナ・デ・ウナコッピア戴冠、百花繚乱での三光戴冠と他団体における活躍が目立つもののGOLでは目立った成績を残せていない社長レスラー。果敢なバチバチファイトを武器に、自分の団体でそろそろ結果を残したい。

“ヘイ・チェイレン”アル

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“剛爪の用心棒” 167cm/105kg 必殺技:握撃放(ミラクルエクスタシー)

 シェンク・レイ率いるユニット”覇羅王(ぱらわん)”にてシェンクの用心棒役を務める寡黙な中国出身のベテランレスラー。シェンクのタッグパートナーとして”MEDIA NARANJA(タッグトーナメント)”に参戦した経験はあるものの、GOLマットでのシングルは初となる。 クローを主体とするパワーファイト以外未だ謎多きレスラーであり、独特な風貌も相まって期待値は十分。初戦はvsRINKA、次へとつながる文字通りの”爪痕”は残せるか?

ヘクサル・トリウス

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“狂気のツートンカラー” 183cm/98kg 必殺技:ディジーズ・パッケージ(人でなしドライバー)

ドイツ出身の狂乱シューター。実はファイトスタイルは”変貌前”よりそこまで変わっておらず、「個性を出す為にこのキャラクターを選んだ」との噂だが本人は一切語らないため詳細は不明。GGA・ギガバトルトーナメント参戦などで存在感を発揮中の男が、むしゃぶりつくが如く拳と寝技の雨あられでトーナメントでも相手をシバき上げる。

パプ・ラトレイユ

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“キンイロの狂撃次男” 169cm/77kg 必殺技:ランプリマストライク(Go2Sleep)

 現GOL無差別級タッグ王者のラトレイユは、これまで四度の防衛を果たしてきた。GOL無差別級、そしてリベルタ王座ともに他団体の選手が保持する現在に置いてはある種GOLファンの溜飲を下げる活躍振りだが、前回防衛戦後にはシングルでも活躍の場を要求するコメントを残すなど貪欲な姿勢を見せている。一回戦はシューターマスクマン対決、体格差を跳ね返す強い勝ち方でシングル戦線への足がかりとしたい。

シェンク・レイ

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“異能の剃刀” 182cm/90kg 台湾 必殺技:神狗脚(片足ミサイルキック)

 GOL初登場時にいきなり挑戦した無差別級王座戦では当時の王者ジョン・ドゥに完敗、PXF夢の越境タッグでは全敗、リーグ戦GOL Paraiso2019では3勝6敗と昨年は日本マットで辛酸を舐めた台湾出身のアクション俳優兼業レスラー。久々のGOLマットとなる今回、結果を残し”中国武道の復活と啓蒙”という熱い野望に一歩前進となるか。

メガゾマ・ヒバ

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“南海のヴァガブンド” 198cm/156kg 必殺技:エレファス・キャノン(スピアー)

 元力士のトンガ出身レスラー。楽山のタッグパートナーとして何度かGOLに参戦しているものの、シングルで明確なチャンスを与えられたのはほとんど初めて。その巨体、そして必殺のスピアーは無差別級のGOLにおいて大きな脅威となる。“巨漢外国人”というストレートな恐怖をこのトーナメントで存分に発揮できるか?

赤川明日人

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“レッドストーム” 177cm/94kg 必殺技:アスタストライク(ベナドリラー2point)

 得意の蹴りと勢いの良さで格上キラー的な一面があるものの、GOL参戦後は苦闘が続く赤川。ライバル的存在の吉良には実績でも直接対決でも実力の差を見せつけられ、結果浮上の機会を得られずにいる。彼にとってはエントリーされたことが僥倖とも言えるこの大会、これまでの屈辱を吹き飛ばすようなファイトに期待したい。

ビートルト・ティティオス

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“命知らずのユニコーン” 172cm/80kg 必殺技:ユニコーンヘッドバット(スーパーダイビングヘッドバット)

 ユニット”オリジン・テンペスト”でネプティード、ヘラクレイドと共に戦う剽悍な石頭男。GOLでもトップクラスの実力を誇る残りの2名に比べてはややバイプレイヤー的な面が目立つものの、だからこそこのトーナメントに懸ける思いは人一倍強いだろう。文字通り”INVERSION”なるか。

楽山光輝

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“月光のヤタガラス” 174cm/79kg 必殺技:RスパイラルV2(コークスクリューキャノンボールセントーン)

 迷走、カラベラ・ジムでの修行、GOL無差別級戴冠、そして陥落…昨年から今年初頭にかけて苦しみながら、それでも華やかに飛び続けたGOLを代表するルチャドール。王座陥落直後ということもあり、真価が問われる戦いとなる。最前線に舞い戻るため、ヤタガラスが反撃を始める…!

赤葦渉

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“朱の忍” 173cm/80kg 必殺技:返忠(スーパーラナ)

 打投極+空中殺法、全てにおいてバランスの良い戦いを見せるハポネスルチャドール。GOLにおいてはいとこの小桑とのタッグ”U-170”での活躍が多く、また性格も控えめな事からシングル戦線での活躍は無かったものの、BREAK登場など徐々に活躍の幅を広げている。初戦はVS楽山、ルチャドール同士のハイレベルな空中戦を制し忍がいよいよ表舞台で輝くか?

グラント・ワイター

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“北米の将軍” 182cm/100kg 必殺技:リバースフルネルソンパイルドライバー(Dの悪夢)

 RINKAが元々ファンだったため、直々にスカウトしてGOL参戦を果たしたCACCの猛者。理にかなったサブミッションと超強烈なフィニッシュで数々の修羅場を潜り抜けてきたベテランであり、一回戦では悪の職人ピケットと激突。テクニシャン対決にマニア層の注目が集まる。

インヘラ・ピケット

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“緑足の仕事師” 182cm/90kg 必殺技:スピニングトーホールド

 世界中を飛び回るベテランヒール。GOL創成期より初代王座決定T、RINKAとのタッグなどで活躍していたものの今回は久々のGOL参戦となる。徹底した足殺し、ナックル、丸め込み…長期戦の中で一瞬の隙を狙う泥沼の如しファイトは一度捕まれば脱出は困難。トーナメントの台風の目となる。

羽田飛鳥(B.A.D)

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“格闘狂” 193cm/115cm 必殺技:STF

 桜神からリベルタ王座を奪取、その後百花繚乱にて防衛戦を予定しているB.A.Dの羽田。ラフとキックを交えた強烈極まりないファイトスタイルはGOLだけではなくPXF最高男、プロレスリングガンジュを始めとする様々なリングで猛威を振るう。二冠王に最も近いこの男がこのトーナメントをGOL完全制覇への鏑矢とする!ファッ●ン・ガッデム!

ネプティード・ディナス

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“海神” 195cm/130kg 必殺技:ワダツミ(リキシドライバー)

 兄であるヘラクレイドとのタッグ”テンペスト”で活躍中の大型レスラー。サブミッションなどもこなす兄とは違い生粋のパワーファイターだが、GOL Paraisoで好成績を残した兄とはシングルプレイヤーとしてはやや差を離されている印象。一回戦ではリベルタ王者羽田と激突、これ以上ない相手に持ち前のパワーを爆発させたい。

吉良フミヒト

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“蹴撃の若き大器”194cm/107kg 必殺技:ギラフイーター(IR)

 GOL Paraiso2019優勝後の王座戦で惨敗を喫したものの、そこからシングル戦で確実に実績を積み重ねてきた吉良。再び迎えたチャンス、一回戦の相手は元GOL無差別級王者という格好の獲物。強烈無比なる蹴撃で、王座への道を切り開くことができるか?

エル・サンポン

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“爆食驀進” 179cm/140kg 必殺技:テンブロールサルト(ラウンディングボディプレス)

 巨漢ながら軽やかなルチャリブレと陽気なキャラクターで人気バツグンの男が再びGOLに飛来。そのキャラとは裏腹にGOL無差別級二代目王者という実績も兼ね備えるが、初防衛戦で王座陥落の屈辱を受けており、ようやく訪れた反撃の機会とも言える。吉良撃破を復活の狼煙にできるか。

ロダン・マスカワ

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“偉大なる狙撃手”190cm/101kg 必殺技:脳天砕き(インプラントDDT)

 海外でヒールとして活躍中の大型日本人。その際小桑の面倒を見たのがきっかけで小桑・赤葦・マスカワのユニット「ベラドンナ」をGOLにて結成するも、多忙なため今回が2度目のGOL参戦となる。DDTを主体に凶器も交えた徹底した頭部への攻撃を得意とし、その異様な風貌も加えてGOLに新たな波乱を巻き起こしそうだ。

光谷坂洲

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“青銅の暴君”189cm/123kg 必殺技:キロンドライバー(旋回式ツームストンパイルドライバー) 

 体格を利したパワーファイトに加え、生粋のプロレスファンらしい独創性がチラと伺える小技も使いこなす器用な一面もある巨漢。

鬼丸コガネ

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“金色無双”181cm/118kg 必殺技:千客万来(無双)

 GOLの経営も兼任するレスラー。しかしながらGOL Paraisoではキッチリ勝ち越し、百花繚乱では三光獲得の結果を残すなどプレイヤーとしての欲も捨ててはいないようだ。一回戦は2m越えの巨漢・アクタエオンと対戦。得意のパワーファイトで大巨人狩りなるか?

ホルヘ・アクタエオン

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“不落の黒曜城” 

210cm/154kg 必殺技:アクティオンプレシオン(アバランシュ・プレス)

 光谷・多羅尾とともに武闘派ユニット「不調法者達」の一員として戦う超巨漢メキシカン。圧倒的な肉体を利した”勝つ”より”負けない”試合が持ち味であり、数シリーズを引き分けを含めた無敗で終える事もままある。シングル戦の機会はGOLではあまり無かったが、鬼丸という格好の相手に結果を残せるか?

虹野誉

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“ヤングGOL” 180cm/88kg 必殺技:ジャーマンスープレックスホールド

 学生時代にレスリングを経験後、メキシコで来島が開くジムにてトレーニングを積み逆輸入デビューを果たしたGOL初の新人。スタミナ面などまだまだ課題を残すものの、試合中に相手に対して大胆に睨みを利かせるなど度胸は一級品。今回も大抜擢エントリーだが相手はあの城戸真絃。人生最大の男試し、意地を見せられるか。

城戸真絃

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“夢色ストライカー” 181cm/90kg 必殺技:大桜薙(クロスアームスープレックス→カミゴェ)

 一部ファンの間では「帝王」との異名を取るファイプロ界のトップストライカー。団体問わず様々なリングで存在感を発揮し続けるものの、GOLマットにはこれが初登場となる。いきなりのトーナメント戦ながら優勝候補と言ってもいいこの男、初戦の虹野にはどういった戦いを見せるのか?「教育」の内容に期待したい。

多羅尾京司

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“漆黒の大親分” 173cm/115kg 必殺技:タランドゥス・ボム(スーパーフリーク)

 分厚い肉体でヘビーとしては低身長ながらGOLのスープレックスマシーンとして猛威を振るっていたものの、GOL Paraisoでは2勝7敗と大きく負け越し。同ユニットの光谷が昨年下半期は大きく株を上げる中、米インディーを主戦場としたため今回数ヶ月振りのGOL参戦となる。勝てば次は城戸戦が確実であり、結果如何では大きく名を上げるチャンス。傲岸不遜な男がGOL制圧へ再び邁進する!

エル・ヒルス

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“ソル・ルカノ” 182cm/98kg 必殺技:ダ・ブルエタ(カナディアンデストロイヤー)

 楽山がガンジュ・ヤマネコマスクと並んで「憧れ」と称するルチャドール。やや高身長ながらエアリアルムーブとジャベをバランスよくこなす実力者であり、GOLでは楽山と組み昨年のタッグトーナメントに参戦経験あり。それ以来の来日となる今回、メキシカンレジェンドがGOLマットを舞う!

深山木宏大

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“放浪の野武士” 181cm/102kg 必殺技:シンザンゴク(バナナスプレッド)

 メジャー団体出身で、現在はフリーとして大小問わず様々な団体に出場するベテラン。そのクラシカルな技術と面倒見の良い人格者ぶりは誰もが認める所であり、参戦した団体ではコーチとしても活躍しており、数々のレスラーが彼を慕う。一回戦ではそんな弟子の一人である汰木と対決。選手として円熟期に入った彼がキャリアにまた一つ勲章を上乗せする。

ケン汰木

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“グラップリング・ハース” 168cm/80kg 必殺技:サルガッソーキャッチ(飛びつきスイングDDT→胴締めテキサスクローバーホールド)

 幼い頃から海で鍛えた小柄ながら頑丈な肉体で、相手をグラップリングの渦潮に引き込む離島出身ファイター。つい先日にも師匠・深山木と吉良赤川タッグ撃破、その勢いを駆ってタッグ王座挑戦と注目を集める。一回戦はその深山木と激突、”恩返し”なるか?


〈鋭意更新中〉

 



このトーナメントの優勝者には現在WAYWARDの留守逢人が保持するGOL無差別級王座への挑戦権、副賞としてスポンサーである鬼丸繊維より「Tシャツ200枚の無料製作権」が送られる。

なお、大会の模様は5/21より順次Guild of lucha公式Youtubeチャンネルで公開。優勝決定戦はGOLにとっての旗揚げ記念日となる5/31を予定している。

〈著・鬼丸コガネ〉

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