マガジンのカバー画像

通信制大学生へ贈るレポートの書き方

19
主に通信制に通う大学生向けのレポートの書き方です。勉強の仕方の基本も含めて書いていきます。
運営しているクリエイター

記事一覧

通信制大学生へ贈るレポートの書き方 目次

(1)最初の挨拶

(2)レポートって何?

コラム:勉強すること=言葉を覚えること

(3)課題の把握と資料の調べ方(基礎)

コラム:芸術作品制作と仕事-知ろうとすること-

(4)レポートのおおまかな内容を決める

(5)文の書き方の注意点(1)

(6)文の書き方の注意点(2)

(7)文の書き方の注意点(3)

(8)文の書き方の注意点(4)

(9)段落=パラグラフ

(10)5W1H

もっとみる

通信制大学生へ贈るレポートの書き方(1)

最初の挨拶

一見、自分には関係ないと思っていることが、後々自分の人生の転機を乗り切るヒントになることがあります。言葉が多少通じなくても、知識があるからこそ、知らない国で知らない人と対等に会話ができたりします。日本の大学教育にも当然欠点はあるでしょうが、社会で求められる最低限の技術をも身につけず卒業したり中退するのは金をドブに捨てる行為です。

入学した人の9割が途中でやめると言われている通信教育

もっとみる

通信制大学生へ贈るレポートの書き方(2)

レポートって何?

【できない→できるへ変え、卒業する!!!】

この連載の目的は卒業の障壁となる「レポートの再提出を避ける」ために、最低限必要なレポート作成技術を読者に身につけてもらうことです。通信教育ではレポート提出から採点済みで戻ってくるまでに、最短で2ヶ月程度かかります。採点後返ってきたレポートが落とされていれば、当然そのレポートは書き直しが要求されます。レポートを書き上げ2ヶ月経てば、以

もっとみる

勉強すること=言葉を覚えること

知らないことを知ったり、わかったりするとうれしくないですか? ぼくはすごくうれしいです。だからぼくの知らないことを知っている人と話をするのは楽しいです!!!

だいたい1歳半前後から子どもは言葉を話し始めるみたいですが、ぼくは言葉を話すようになったのは2歳を超えてからでした。言葉を話し始めるのが遅いことを両親は心配したみたいです。その所為か今ではその半年を取り戻すかのように、いやそれ以上にお喋りに

もっとみる

通信制大学生へ贈るレポートの書き方(3)

課題の把握と資料の調べ方(基礎)

前回は「レポートととは何か?」を解説しました。レポートの作成も突き詰めれば、アルバイトや仕事で行っている作業や、例えば料理を作る作業とそうそう変わらないと思いませんか? 料理も何を作るかを決め、材料を集め、調理するのですから。主婦業・主夫業の方は、家を建てる大工ではなく家族に頼まれた食事を作る時のことを考えてくださると、よりレポート作成についてイメージがつきやす

もっとみる

通信制大学生へ贈るレポートの書き方(4)

レポートのおおまかな内容を決める

前回は課題要件の把握と資料の集めの基本について説明しました。本日は前回集めた資料=材料を使って、レポートのおおまかな内容を決める方法についてお伝えします。大工仕事に例えるなら、土台を作り家の骨格を作る作業をします。料理なら下ごしらえをする工程ですね。

1.課題要件の把握

2.課題要件を満たすために必要な資料を探し、資料を調べ、内容をまとめる

3.レポートの

もっとみる

コラム:芸術作品制作と仕事-知ろうとすること-

あっちへ進むと行き止まり、そっちへ進むと崖になっているなんてことありませんか? 何をやってもうまく行かないってこと、生きていると多々あります。どうしてこんなに伝わらないのだろう? どうしてあの人は自分の話を聞いてくれないのだろう? 

ぼくらは結構試行錯誤しつつ生きています。100点満点の正解を出し続けることなんてそうそうできないです。100点満点出せることっていうのは、すでに誰かが100点出して

もっとみる

通信制大学生へ贈るレポートの書き方(5)

文の書き方の注意点(1)

前回はレポートの内容をおおまかに決めるところまで解説しました。さて本日は「4.レポートを実際に作成する」の前編です。相手に伝わる文の基本の基本をお伝えします。

1.課題要件の把握

2.課題要件を満たすために必要な資料を探し、資料を調べ、内容をまとめる

3.レポートのおおまかな内容を決める

4.レポートを実際に作成する5.完成したレポートを提出する

4.レポート

もっとみる

通信制大学生へ贈るレポートの書き方(6)

文の書き方の注意点(2)前回は1つの文で1つのことを伝えることが、文の基本中の基本であることをお伝えしました。しかし、それだけではイマイチわかりづらいと感じませんでしたか? 今回は1つの文で1つのことを伝えるイマイチ感の解消を目指します。

1.課題要件の把握

2.課題要件を満たすために必要な資料を探し、資料を調べ、内容をまとめる

3.レポートのおおまかな内容を決める

4.レポートを実際に作

もっとみる

通信制大学生へ贈るレポートの書き方(7)

文の書き方の注意点(3)前回は文の基本の基本について説明しました。さて本日は「、」と「。」、特に「、」の打ち方の注意点について解説します。

1.課題要件の把握

2.課題要件を満たすために必要な資料を探し、資料を調べ、内容をまとめる

3.レポートのおおまかな内容を決める

4.レポートを実際に作成する5.完成したレポートを提出する

4.レポートを実際に作成する(3)

(3)「、」の打ち方の

もっとみる

通信制大学生へ贈るレポートの書き方(8)

文の書き方の注意点(4)前回は「、」と「。」、特に「、」の打ち方について説明しました。本日はレポートを書く上での文体のルールについて説明します。その後、文を書く上での意識しておきたい点を紹介します。

1.課題要件の把握

2.課題要件を満たすために必要な資料を探し、資料を調べ、内容をまとめる

3.レポートのおおまかな内容を決める

4.レポートを実際に作成する5.完成したレポートを提出する

もっとみる

通信制大学生へ贈るレポートの書き方(9)

段落=パラグラフ前回はレポートの文体の注意点について解説しました。本日は段落=パラグラフについて解説します。

1.課題要件の把握

2.課題要件を満たすために必要な資料を探し、資料を調べ、内容をまとめる

3.レポートのおおまかな内容を決める

4.レポートを実際に作成する5.完成したレポートを提出する

段落=パラグラフについて

※初めに日本では「段落」わけの厳密なルールが決まっていないため

もっとみる

通信制大学生へ贈るレポートの書き方(10)

5W1H
前回は段落=パラグラフについて解説しました。本日は5W1Hを意識して、よりわかりやすいレポート作成方法について説明します。

1.課題要件の把握

2.課題要件を満たすために必要な資料を探し、資料を調べ、内容をまとめる

3.レポートのおおまかな内容を決める

4.レポートを実際に作成する5.完成したレポートを提出する

なぜパラグラフを先に説明したのか?

このレポートの書き方では文の

もっとみる
視点の話

視点の話

先日友人の美容師に髪をカットしてもらった時に、一般的に認識されている青と色盲がある人の青が違うという話題がでました。あの画家のゴッホも色盲であったのではないかと言われており、色盲だからこそ『ひまわり』など彼独特の表現ができたのではないかという人もいるようです。見える世界が違えば、表現もそれに従って変わるのでしょうね。

以前、『勉強すること=言葉を覚えること』で、ぼくらはそれぞれ持っている言葉が違

もっとみる