通信制大学生へ贈るレポートの書き方(2)

レポートって何?


【できない→できるへ変え、卒業する!!!】

この連載の目的は卒業の障壁となる「レポートの再提出を避ける」ために、最低限必要なレポート作成技術を読者に身につけてもらうことです。通信教育ではレポート提出から採点済みで戻ってくるまでに、最短で2ヶ月程度かかります。採点後返ってきたレポートが落とされていれば、当然そのレポートは書き直しが要求されます。レポートを書き上げ2ヶ月経てば、以前調べた内容が頭の中に残っていない可能性が高いです。残っていたとしても、また調べなければいけません。イチから調べ直してレポートを書くのは非常に骨が折れます。多忙な時間の合間を縫って作成したにもかかわらず、もう一度調べるとなるとしんどくなります。「再提出を避ける」ことは、学業を続ける上でも卒業へ近づくためにも重要です。それにレポートが通れば、あなたの学業に対するモチベーションアップにつながります。着実に卒業へ近づくためにもこの連載を活用してください!

今日はレポートがなんのかを説明した後、レポートの作成手順をお伝えします。



●レポートは家、あなたは大工、担当教員は家を建てたいお客さん!

通信教育の大学へ入学して、初めてレポートを書くという方もいらっしゃると思います。そんな方は特にレポートがなんなのかわからないのではないでしょうか?

レポートとはタイトルの通り、〔家〕のようなものです。お客様である担当教員の求めに応じて、レポートを仕上げるのです。

集合住宅にお住まいの方には、なかなかイメージがつきにくいかもしれません。集合住宅の場合は、オーダーメイドでマンションの1室のリフォームを、お客様から求められているイメージが近いでしょう。

繰り返しますが、レポートが家なら、担当教員はお客様にあたります。レポートの課題要件は、すなわち担当教員があなたへ提出した「発注書」または「註文書」にあたります。

そして生徒であるあなたは、担当教員から受けた注文をもとにレポート=家をつくる大工になるわけです。





少しはレポートに対するイメージがついてきましたでしょうか?

家を建てるのと同じで、レポートの作成にも作業工程があります。次にお伝えする工程はあくまでも基本です。次の工程を参考にしてレポート作成を進めてみてください。




●レポートの作業工程

レポートの作業工程は以下に示す順序になります。

1.課題要件の把握

2.課題要件を満たすために必要な資料を探し、資料を調べ、内容をまとめる

3.レポートのおおまかな内容を決める

4.レポートを実際に作成する

5.完成したレポートを提出する


本日はここまでです。次回は上記5つの工程の中の1と2について、詳しく解説していきます。

1.課題要件の把握

2.課題要件を満たすために必要な資料を探し、資料を調べ、内容をまとめる


次回の更新は28日(火曜日)です。

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