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引っ越しクイズ

引っ越しクイズとは、かんたんに言うと出題者の自宅を当てるゲームのことだ。もう少し詳しく言うと、出題者が街に張り巡らせたヒントを元に、スタート地点で手渡されたパズルを解いて、ゴール地点を当てるゲーム。そんなことをやろうとする奴はクレイジーだけど、私も参加したい! とコメントがとある英語カフェの人からあったらしい(参加者談)。

このパズルを準備するのに、結構時間をかけた。だって参加者には楽しんで欲しかったから。そもそもの引っ越しクイズの目的は「楽しい」や「面白い」なのだから、そこは当然なんだけど。僕はなんでもそうだと思うけれど、目的が「自分を認めてもらう」は良くないと思っている。仕事でも遊びでもなんでも。ゲームならゲームを面白くすることに注力するべきだし、仕事だって自分の意見よりも良いアイデアがあれば、それを全面的に採用するべきだと考えている。誰が発案したからじゃなくて、それが仕事の目的に合致していれば即採用、全採用で良い。立場が違うから、そんなことは言わなくても良いという考えは好きじゃないし、実際的でもないと考えている。

仕事でも遊びでも「目的」の順位って大事で、自分が周囲からチヤホヤされたり、認められたいってなると、やろうとすることの「目的」がぼやける。ぼやけた「目的」ってチーム内で共有することは難しいというか・・・無理なんだよね。例えば、職場で「自分や自分の上司がクライアントから不要と言われないために、この施策をやります」っていうのは大抵愚策になる。仕事の目的はなんなのか? ってところがわからないと、結局自分たちが何をやろうとしているのかどんどんわからなくなっていく。そうなると仕事の精度が下がる。遊びだってそう。自分が認められたいっていう人が中心になると、イエスマンだけが重宝され、それ以外は奴隷みたいな関係になる。そういった関係性がイジメを産むんだと思う。職場であれ、学校であれ、仲間内であれね。だから、仕事でも遊びでも飲み会でもなんでもだけど、「目的の順位」には注意しなくちゃなって思う。

さて、今回の引っ越しクイズ、自分には結構反省点の多いパズルだったので、次回そこは修正したいと思う。次回? 次回は飲み会クイズをやりたいと考えている。スタート地点からパズルを解いて、ゴールの飲み会会場を目指す、街を周遊しながら解くパズル。参加者には少しでも楽しんでもらえるように頭を使おうと思っている。

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