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2021F/W Bagutta(バグッタ)バイイングレポート

オンライン担当の西出です。

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モードなエッセンスを巧みに操りながらクラシコスタイルにも違和感なく受け入れられるシャツを作り続けるブランドBagutta(バグッタ)

もともと腕の良いファクトリーで名だたるメゾンブランドのシャツを縫っていることから力量の高さが覗えますが、近年根本的なテクニックに加え、モードなエッセンスの取り入れ方のセンスも格段に良くなっている感じがします。

こういったファクトリーブランドは基本的にはブランドが持つベーシックなモデルに合わせて私たちで生地を選び、生産を行ってもらって納品・・・という感じが通例。
例えばBARBAだったらこの型とこの型、Finamoreだったらこの型・・・みたいな感じでモデルを選び、その後生地を選びます。

Baguttaも同じなんですが、ブランドが提案している型自体がまずモダンなんですよね。
特にナポリ系のファクトリーとは目指している先といいますか、スタイルが違います。
モードすぎずクラシック過ぎず、ファクトリーブランドという域を越えて、より提案型のスタイルに進化しています。

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従来のカミチェリアではまず提案されないバランス。
デザイナー、もしくは敏腕パタンナーでも雇っているのかな?という程洗練された、今の気分を感じさせるシルエットバランスです。

イタリアのカミチェリアは基本的にこの雰囲気を作ることができない(作ろうとしていない?)ので、いかにBaguttaが特殊な道を歩んでいるのかわかります。

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襟はステッチレスでミニマルに。

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肩は当然ながらドロップショルダー。
ほんと、どこかの有名メゾンブランドのシャツを見ているようです・・・。



今日の気になる↓

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BARBA(バルバ)のTAB コットンダンガリータブカラーシャツ
方向性は違いますが、これはこれで非常に素敵な33,000円。

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