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シビリアンコントロール-6回目

しりとり6回目
「玉虫厨子」→「シビリアンコントロール」

これも社会の授業でやった
シビリアンコントロールとは日本語で「文民統制」
文民たる政治家が軍隊を統制するという政軍関係における基本方針

文民ってなに?

文民とは日本国憲法66条でいう文民とは
以下に掲げる者以外の者をいう

1.旧陸海軍の職業軍人の経歴を有するものであって、軍国主義的思想に深く染まっていると考えられるもの
2.自衛官の職にあるもの

いわゆる「軍関係者」以外ということですね

軍は国民の代議士である政治家が統制することにより民意を反映するという
ザ・民主主義の考えです

民主主義国家において戦争・平和の問題は最も重要な問題であり国民が代表を通じてこれを判断・決定する必要がある(ただ、これってすべて国民の責任でもあるんだよなぁ)

文民統制の種類

ハーバード大学 サミュエル教授によれば文民統制は2種類ある

主体的文民統制

文民の軍事への影響力を最大化することによって、軍隊を政治に完全に服従させ統制するもの
これは政治家が軍事指導者となるので軍隊の専門的能力の低下、安全保障が脆くなる危険性がある
↑今の日本

客体的文民統制

文民の軍隊への影響力を最小化することによって、軍隊が政治から独立し、軍隊を専門家集団にするもの これは軍隊の政治介入を防ぎ軍の専門性を高めることができる

日本の文民統制

古くは戦後の日本の再軍備においての法令では
「文官(官僚)が武官(部隊)を統制する」とあり、いわば官僚が統制する内容となっていた
これは旧軍人の介入を防ぎたいという文官の考えから自らの地位を上位に配置することに由来する
その後、55年体制での日米安保改定での騒動があり長らくこの体制は続くことになる

だが、2009年文民統制ではなく文官統制であり弊害があるとする声が自衛官および石破茂防衛大臣から挙がり文官統制の長き体制は終わる

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このへん9条改正問題や安保闘争とも絡みがあるので別途記事にしていこうかな

右でも左でもないのでその辺はニュートラルに事実だけで書こうと思う
(ラジカルでもないよ)

次は「る」

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