見出し画像

PDCAが回らない理由とOODA

会社ではよく「PDCAを回して」と耳にタコができるくらい見聞きするPDCA
最近では鬼速PDCAなんていう本もベストセラーになったりしている
しかし、しっかりPDCAを運用しているビジネスマンは
どれほどいるのだろう
日々PDCAの言葉を追ってレポートや資料作成で摩耗してはいないか

PDCAはその頭文字をとって
P=PLAN D=DO C=CHECK A=ACTION の意味であるが
このフローにはたくさんの落とし穴がある

1. PとDしかない

出てきた結果を分析してPLAN(計画)を立てるのではなく
「こうなったらいいな」という願望で計画を立ててDO(実行)してしまう
その結果と期待値が乖離している場合、その差を埋めるために
挽回施策を経験から思いつきで実行してしまう
それは結果を分析して適切な行動をとっているのではなく
単なる「作戦の変更」に過ぎない

2.改善を急ぎすぎる

CHECK(分析)の時間が取れず成果を急ぎすぎるあまり変更を実行しすぎる
様々な要因が絡まっている場合、分析に手がかけられなく
理由がモチベーションなどという定性的なあいまいなもので
かたづけてしまいがち
たとえ成果がでたとしてもノウハウとして活用できるものではない

3. 計画倒れしてしまう

CHECK(分析)とPLAN(計画)に時間を費やしすぎて
実行に移すことなく終わる
時間をかけすぎているため市場やトレンドがすでに変化してしまう

4.落とし穴に嵌らない為のPOINT

目的と目標を明確にするー何のためにやっているのか定点チェックを定期的に行いレポーティングする(目的と目標の違いを正確に説明できますか?)

ここでPDCAとは違った面白いメソッドがあるのでご紹介します

5.OODAとは?

OODAとは アメリカで提唱されたビジネスメソッドで朝鮮戦争の際
米国空軍パイロットが考え出したそうです
ベースは孫子の兵法やトヨタ経営方法にルーツがあると言われています
OODAとは OBSERVE (観察) ORIENT(状況判断、方向づけ) DECIDE(意思決定) ACT (行動)の頭文字をとったものです
その名の通り、目標を達成するための要素を4つの段階に分けて
成功に導く方法を示したものです

OBSERVE 
現場を観察しリアルなデータを取る
ORIENT
集めたデータがどのような意味を持つのか
自分の置かれている状況を判断する
DECIDE
個人に酔った意思決定、状況に沿った行動プランを立てる
ACT
実行する 実行すると環境が変化するので観察へ戻る

いかにも戦場でできた手法で柔軟性と速攻性がPDCAと段違いです
ただ、意思決定能力に関しては強いリーダーシップが必要です
(マネジメント力は不要です)
トレンドが目まぐるしく変わる今の時代にぴったりではないでしょうか

日々感じたことをジャンル問わず つらつら書いてます おもしろいなと思ったら フォローおねがいします