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カンボジアとの出逢い  ~13歩芽~

ある日私は、カンボジアで学校を建てている夫婦のブログを見つけた。

おなかの赤ちゃんを亡くし、
ひたすら泣き続けた1ヶ月を乗り越え
私はぼんやりだが前を見て生きていこうとしていた。

夫のアメリカ行きに、自分の夢をのせていたが
いつアメリカに行けるかわからないのだから、
自分の発展途上国に教育支援をしたい夢を叶えるには
どうしたらいいのか、ネットの世界からヒントを得ようとしていた。

だから学校建設のブログを見つけたのは
偶然じゃなく、探し続けていた結果だ。
どのブログもホームページも心揺さぶられなかったが、
すぐさま現地に飛んでいきたい。
と思うまでのブログに出逢ったのは、初めてだった。

彼らは友人や知人から2万円づつ募金を募り、
集めたお金で学校を建てていた。
自ら毎日現地に足を運んで、一緒に学校を建てていた。
彼らだけでなく、たくさんの旅人を巻き込んで、みんなで建てていた。
ワクワクした。

すぐ2万円を送金して、メールを送った。
「私も、カンボジアに学校を建てたいんです。」
という内容を添えて。
そしたら学校を建てるには、どうしたらいいのか詳しく説明してくれた返信を頂いた。
私にも、できるかもしれない。
と思わせてくれる内容だった。

それからは自分が支援した彼らの学校建設が
どんどん形になっていくのが楽しみでならなかった。
更新が待ちきれず、何度も何度も私は彼らのブログを読み返した。

学校が完成したときは、本当に感動した。
次は、自分の番だと思った。

だが、私は栗城さんの講演会を主催することに決めた。
だけど、栗城さんに出逢ってようやく夢のスタートラインに立てたのだ。

遠回りのようだけど、今思うと近道だったのかもしれない。
私は栗城さんの講演会を主催するために、
いろんなことを学び、たくさんのご縁を頂いた。
これが、私にとっての大きな財産となったと思う。

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